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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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Mバードでオーディオノートのアンプの音をはじめて聞く! 

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夜はすずしくなったあ! 2階のサブシステム(アキュの大昔のセパレートアンプとALRジョーダンのエントリーSI)でMバードを聞いていると、涼しい風が窓から入ってくるので、なんだかとてもいい気分、、秋です、、

 

さて、昨晩8時から、こちらも名物番組、サンバレー主宰である大橋慎さんがパーソナリティをつとめられる「真空管・オーディオ大放談」を聞きました。内容は先週うのリピートだったのだけど、こんな感じ:

 

ハイエンド・ブランド特集
~フェーズメーション/オーディオ・ノートを聴く

 日本を代表するハイエンド真空管アンプブランドの製品を聴きます。前半は2002年創業の「フェーズメーション」特集。設計者の斉藤善和さんを迎え、同社の音作りの方法や製品ポリシーを伺います。後半は創業40年、創業者KONDOの名前で海外で人気の「オーディオノート」特集。同社代表取締役・芦澤雅基さんと、セールス&マーケティングマネージャー・堀部公史さんをお迎えしました。[再放送=8日]

 

で、実際の音を放送で聞けたのは、次の機器だった:

 

【使用機器】
<フェーズメーション>

 


PP-2000(カートリッジ)/EA-1000(フォノアンプ)/CA-1000(プリアンプ)/MA-2000(パワーアンプ)

<オーディオ・ノート>

 

IO-M(カートリッジ)/SF-Z(昇圧トランス)/GE-1(フォノアンプ)/Overture PM-2(プリメインアンプ)/G-70(プリアンプ)/SOUGA(パワーアンプ) 

 

個々の機器の詳細については、各社のHPなどにあたってほしいのだけど、、

今回は何しろ、あの超ハイエンド 「オーディオノート」社のアンプの音が放送で聞けるっていうのが、最大の聞きどころ、、

 

始めの1時間はフェーズメンション、残りの1時間をオーディオノートにっていう時間配分だったのだけど、フェーズメンションの音ももちろん、すごく良かったのだけど、やはりあたしの興味はオーディオノートに、、

 

オ社からは、同社社長さんと、アドバイザーの堀部さんが出演。えと、ちょっと前にマエストロ村井の番組で出てらしたHDリマスターの方と同じ方?と思ったら、同じ方でした(笑)。堀部さんがんばってますね!

 

さて、オ社のアンプでもって次のような音源がかかった:

 

Frescobaldi/Canzone XV F-DurAnner BylsmaSony88697 281822 12
When the Levee BreaksLed ZeppellinGroovenote Records60318 10881
Frescobaldi/Canzone XV F-DurAnner BylsmaSony88697 281822 12
Got to Get You into My Life/I've Got the Music in My LifeTelma Huston&Sheffield LabLAB2
ショパン/ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」長富彩(P)DENONCOCQ-84995

 

始めの2曲がプリメイン、残りはセパレートで聞かせてくれたのだけど、特にさパレートで再生された音についてきいていて、あたしは次のように感じた、、

 

これは、一種、完璧な芸術作品的な音、、

 

オーディオノートという「額縁」のなかに、まさにオーディオノートの描く完璧な音世界が構築されているっていう感じがしました。額縁っていうから狭いというのではなくて、ひとつのかっちりした「音世界」というか「宇宙」(コスモスっていう言葉が、むしろあうかな)、、、

 

なにしろ、倍音がものすごくよく出ます。それと空気感が豊か、、楽器の音の滞空時間がとても長くて、ふわっとした感じやら、硬いかんじやら、そういう演奏の濃淡・硬軟がものすごくよくわかる、

 

一つの楽器の音がクローズアップされるって感じでなくて、全ての楽器の音が、まさに同等、上のように、出てくるから、すごい! 

 

そんな感じで、音がひとつの完璧な音芸術的世界になっていくような感じ、、

 

この音はEARとも違う世界ですね。正確・精緻・繊細・透明・高解像度という一種 西洋科学的な様相の音で構成されているのだけど、何かその全体は日本的な繊細さというか、、日本的な感性によって完璧に整えられているような感じがしました。

 

ほら、日本画で、まったく正確・精緻なリアリズムで動物を描いた人がいましたね。「鑑定団」で観たのだけど、、あんな感じの様子が音で織られたみたいと言えばいいのか、、

 

あたしは、EARのあのむっちりして有機的な音が好きかな、、、オーディオノートの音は、ちょっと「ダイヤモンドダスト」の粒子みたいな音で構成されていて、クールな超絶美人で、、、ものすごい美人には、むしろちょっと敬しては近寄らずみたいな感じでしょうか、、あたしは、そいうタイプ、、、だけど、そういう人がすきなんだよっていう向きも少ないないでしょ(笑)。

 

EARとは肌が合うというのでしょうか、、オーディオノートの音は、やはり少し離れて、陶然として鑑賞するというような、、なんというか良い意味での距離感があるのかなあ。そういうのも日本的なのかもしれませんね。なんというか漱石先生の「こころ」の底にながれるような複雑な日本の感覚みたいなものが感じられるというか、、

 

ああ、やっぱりEARは、す~ちゃんなんだ、田中好子さんなんだ、、

オ社の音は、だれかな、、ヘップバーンかな、、

 

オーディオノートの社長さんと堀部さんがゲストで出ていられましたが、社長さんのお話にもなにか、日本的というか、繊細な感じがありました(笑)。

 

パーソナリティの大橋さんも「これはすごい!」と絶賛! 

 

大橋さんにとっては、オ社はアンプメーカとしてはライバルみたいな感じだと思うのだけど、そうではあっても相手の音を素直に認めて、評価されるというのは、まあ、何てふところの広い方なんだろうと、逆に感じ入ってしまったねあたしは、、

 

さて、オ社の前に紹介されたフェーズメンションの音も、実は大変よかった。

こちらの音は、どっちかというと、あたしの肌に合う音かな、EARに近いと言えば近いか、、

 

オ社のそれが全体的なパースペクティブを見据えた再生音だとすると、フ社は、演奏される楽器とか演奏者により歩み寄った音に聞こえました。暖かく、繊細で、聞きやすい、、自然な音、、こちらもすばらしい音でした。

 

オ社の音は、やはり音世界全体を先ず提示するというところから始まる。その上でその中に音の要素、、演奏者、楽器、空気、そんなものを、それぞれをまったく同等に十全に出してくるというような、一種「強烈」な印象を持ちました。そうだ、やっぱり、おのアンプの音は、「音宇宙(コスモス)」だなと、また思う、、

もちろん、お値段も強烈なんだけど(笑)。

 

いや、、いいもの聞かせていただきました。でも、今回の放送で、あたしには、やっぱりEARが一番あうなあと思った(笑)。

 

しかし、うちのサブシステムで、上の音の様子の違いが、結構分かるのだから、これってうちのサブシステムの音も悪くないっことなのか、、もしかすると、そうなのかもしれない、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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