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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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クロックジェネレーター GPS-777をダブルで使う、、

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さて、いよいよインフラノイズのクロックジェネレーター GPS-777をダブルで使用したらどうなったか報告であります。

 

GPS-777は地球を周回しているGPS衛星の信号を受けて、そこから高精度のクロック信号を生成するという機器で、うちではもう、6年ぐらい使っておりまして、これがないとうちの音はでないというぐらい、本器に依存している状況なのであります(笑)。

 

これまでGPS-777は、MYTEK DAC192と常時接続中。44.1KHZ信号をDACに送っています。うちではほとんどアップサンプリングはしないので、、他の周波数を使用することは通常ありません。

 

さて、修理からもどってきたもう一台をCECのTL3-Nのワードクロック端子に接続します。これはCD専用トランポートなので、こちらも44.1KHZで接続。ということで、トランポートとDACそれぞれが専用のGPS-777を持つという状況です。で、この状音を鳴らします。鳴らしこみ初日は、高解像度、、顕微鏡で音を見ているような感じ、それはそれですごいのだけど、少しエッジのたった様子の音で、、ちょっとだけきつめ、、

そうして鳴らしこみから4日目の昨日、、音の様子が激変、、

 

鳴らしこみ当初にあった、ちょっとエッジのたった音から、、硬軟の具合がとても良い=アルデンテな硬さの音、、超高解像度と言うより、、楽器の音ひとつひとつがしっかりはっきり、それぞれの特徴を出してきます。

 

例えばピアノの音は、しっかりした芯の音から、倍音が醸成されていく様がはっきり見てとれます。どの楽器もそれぞれの本来の音(?)がはっきりくっきり出現します。ん~そして、、音場もひろくなった、、

そしてはっきり言えるのは、音の立体感、、前には全くなかったホログラフィックな音、といってもなにかぼやっとした幻想的な立体感ぢゃなくて、ステージの右奥にオーボエが、左前にピアノが、そういった楽器のロケーションがはっきり分かるのですね、、

 

いろいろ聞いていきます。そのうち犬がドアをノックするので、中に入れてあげてソファに座らせます。

 

犬はモーッアルトが好きなので、ピアノ協奏曲17番(内田光子 ECO)のCDを回してみます。

いや、驚きました。こんな音で聞いたのは初めてだ(笑)。中音量で再生しているのだけどね、、音が広がって包まれる感じ、、FALのSPがそういう特性を持っているということもあるけれど、、そうして、こういう言い方は正しくないと思うのだけど、全ての音が聞こえるてくるっていう感じですね、、しかし、鳴らし始めに感じていた顕微鏡で見てるような音ではなくて、高解像度であるのだけど、、美しい、、まるで鍛え上げられた日本刀の切っ先から放たれる極美の散光みたいな、、

 

次に小澤さんがSKOと入れた「ノベンバーステップス」、、

これ最初の一音から違いますね(きっぱり)。音の動きが、もうはっきりくっきり見てとれる、、そうして琵琶と尺八の演奏の凄絶さ、、息をのむほど伝わってきますねえ、、

 

これって、WAVファイルをPCでUSBデジタルアキュライザーを介して鳴らした音とものすごく似ている、というか本質的には同じ、なんだけど、GPS-777ダブル使用でCDを再生した音の方が、切込みが鋭いというか、、きついということではないのだけど、もっと「厳しく」音楽を提示してくるというか、、

 

デジタルアキュライザーを使った再生音は非常に心地よいのだけど、GPS-777ダブル使用の音は、決してきつい音ではないのだけど、、もっと厳しく、シリアスに音楽を出してくる、、だから、耳タコCDを聞きながら、胸がどきどきしてきます、、

 

そして、それならと久しぶりにマリアシュナイダーのこの盤をかけてみることにします。

 

これってこれまで音がいいと全く思わなかった盤、、音の分離が悪くって、楽器の音の特性が全くでてこなくって、せっかくのジャズオケなのだけど響がいい感じで鳴らないってこれまで感じていたのだけど、、、

 

で、GPS-777ダブル使用で聞いてみた。おどろきました!

今まで、ネガティブに感じていた部分がすっかり払しょくされて、実にいい塩梅で楽器が響き合います。特にピアノとかパーカッションの音なんかは、今まで聞いたことのないような、上にも書いたようにしっかりした芯の音から豊かな倍音が醸成される、、

 

この盤、こんなにいい音楽だったのかあと思わず演奏に引き込まれます、、

 

いや、やばいです(笑)。まるで麻薬(笑)、、音楽に引きずり込まれます、、耳タコ盤を何枚か聞いていて、胸がどきどきしてしきます、、

 

しかし、GPS-777ダブル使用の音は、、USBアキュライザーUACU-700を介したファイル再生とものすごく近い、、逆にいうと3万円程度でクロックダブル使用に限りなく近い音質が得られる、、一方GPS-777を2台入れるなると、、約50万円近くかかってしまいます、、、

 

ここから見ると、UACU-700のCPが異常い高いかということなんでしょうね、、

でも、でもね、、クロックダブル使用の音は、、それとはまたちょっと次元の違う音であります、、

 

2時間ほど聞いて、こりゃ、これ以上聞くとヤバいと、、アンプの灯を落としました。

一方、GPS-777は通電すればするほど音が良くなるユーザーはみんなしってるので、、昨晩から灯を入れたままなのです、、

 

週末もダブル使用で聞いていきます、さて音はどう変わるのか、、

 


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