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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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なんともあったかくて流麗な音ですよ、、

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この連休は、あまりにお天気が良いので、ほとんどの時間を自転車のお稽古に費やしたのでした。でも、計画通りCECのトランポーターとインフラノイズの名機DAコンバーター DAC-1をつなげて、あらためて音を聞いてみました。

 

CECのトランポーターは、この夏、埼玉のCMJ社で丁寧に修理してもらったので、以来、すこぶる快調。まったく問題なく回っております。

一方うちのDACー1は、15、6年前、神戸の故K谷さんから譲ってもらったもの。あれからずいぶんたつのだけど、こちらも全くトラブルなく快調に動作しています。

 

ということで、今回はすこし気合入れて、上のふたつを使います。

先ず、どちらも電源ケーブルにインフラノイズのパワーリベラメンテを使います。TL-1XとDACを接続するデジタルケーブルもインフラノイズのリベラメンテデジタル、そうして、DAC側のSPIDF入力端子に同じくインフラノイズのデジタルアキュライザーDACU-500を接続、デジアキュを介して、デジタル信号を受けます。DACU-500は介在させるのが、とても大事。これをいれるとあたかもワードクロックをいれたような音の改善があるからです。

 

CRV-555を使って、TL-1Xのデジタル信号をワードクロックを介在させてリクロックすることもできますが、今回は、トランポーターとDACのみの音を聞いてみたいということで、クロックの使用は、また後日、、

 

で、しばらくエージングした後、聞いてみたのだけど、、

はじめは、音がもわ~っとして、細かいところが聞こえなくて、濃い霧の向こうに浮かんでくるっていう様子だったのだけど、時間が進むにつれて、霧は晴れ、、細かい部分も出てきます。でも、やっぱり基本はもわ~っとしたぬるい感じは払しょくできません。

 

同じくクロックと接続できるCECのトランポートTL-3NとMYTEC DACで聞く、精緻でハイスピードの音とは真逆のキャラというのか、、

 

まあ、DACもトラポも20年ぐらい前のものだから、高解像度とかは期待できないとは思っていたのだけど、、しかし、まあ、2台とも、久しぶりに通電しましたということなので、ともかく連休中は鳴らしてみることにしました。

 

さて、2日目、、鳴らしてみると、あれあれ、もちろんあったかい基調はかわらないけれども、なんだか弦の音とかがきれい、、もしかすると化けるかもと期待しつつ、だんだん寒くなってきたので、ひさしぶりにおでんを作りましょと、朝から買い物、しこみなどしながら、さらに鳴らし続ける、、おでんの支度も大体終わって、いったん灯をとめて、午後から、音を聞いてみます。

 

ん~よくなりました。やっぱり、あったかい基調なのだけど、楽器の細かい音が聞こえてきます。ときどき、実に美しい響とかが聞こえてきて、あ~きれいとうっとりするところも、、しかも、これまでは感じられなかった、ゆったりとした中低音、、、お~これがTL-1Xの実力かあと一人うなづく、、

 

アバドの交響曲ボックスから、LSOと録れた「メンデルゾーンの交響曲3番」を回してみます。お~これいいです! なんしろ音の全体がうつくし~、、、なめらかでゆったりして、、なにしろ自然でゆったりした中低音に支えられる、流麗な高音のバランスが絶妙であります。

スピードとか高解像度はもとめられないけれどね、、

 

もちろん、高精度な音ではないのだけど、レコードを聴いているような、アナログライクとでもいうのでしょうか、、聞いていてまったく疲れない、、、

 

DAC-1もいいんだな、、、あらためて音の良さを認識しました、、ずいぶん以前にインフラノイズのA社長と本器についてお話したときに、スチューダーみたいな音が出したいと、回路とかもずいぶん研究して作ったのだと教えていただいたような記憶がありますけれど、、間違ってたらすいません(笑)。でも、いいトラポとつなげて、クラッシックなどアコーステック系の音楽を聴く分には、現在のDACに比較しても全く遜色のないものだと思いました。

 

ということで、週末から、ずっとTLー1XとDAC-1で、CDを聞いては、は~いいなあと、音楽を聴く、秋の終わりなんであります。もちろん、今年初のおでんでいっぱいも堪能しました(笑)。

 

さて、今日は健康診断、、去年の検診からもう1年、、、はやいなあ、また1年歳をとったということですね、、、

 


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