夜な夜なエレクタⅢで音楽聞いております。相方はアキュフェーズのプリメインアンプ E-800。
横にJBL4312があるので、エレクタでは、もっぱらクラッシック、4312ではジャズと分けて聞いている。このごろは、エレクタでオーケストラとかバイオリン協奏曲とかをもっぱら聞いておる、、もちろん横のソファでは、老犬が惰眠している(笑)。
昨晩も聞いた。実はバイオリンのヒラリーハーンのSONY録音ボックスをもっているので、その中から、いろいろ聞いております。最近お気に入りのショスタコーヴィッチの協奏曲も入っていて、こちらも聞いた、、、悪くないです。
で、ハーンのCDからもう一枚、バーバーとメイヤーという人の作品。バーバーは好きで、この人のVN協奏曲は、何枚かあるけれど、エドガー・メイヤーっていう人ははじめてだなあ。初めての曲を聞くというのは、ちょっとうれしいもので、このCDをCECのトランポーターに入れて、DAC-1でアナログ再生して、E-800からエレクタⅢで鳴らしてみます。
バーバーの演奏は、ん~なんだろう、録音のせいか、うちのシステムのせいか、ちょっと音が固くて、バーバーの協奏曲は、耳にいたくてあんまり楽しめなかった。
一方、メイヤーの曲はとても良かった。なんだからアイリッシュとかケルト風の旋律とかがふんだんに出てくる一方、ちょっとミニマリズムみたいな曲想もあったりして、おもしろい。最終楽章では、アイリッシュの旋律を、躍動するリズムで紡ぎ合わせて、馬鹿テクのバイオリンがぐいぐい曲を引っ張っていって、なんというか、ちょっとジャズみたいな感じ、、初めて聞いた曲だけど、よかったです。
調べてみると、エドガー・メイヤーはジャズのベーシストでもあるらしい、しかもあたしと同い年だったりして(笑)。現代の作曲家なのだけど、曲想は、しっかりした調性でもって作ってあって、ちょい聞き、19世紀後半か20世紀初頭のエルガーとかの同年代の作曲家かなと思ってしまうような曲想、、
さて、クラッシック音楽の再生なのだけど、あたしにとって、フォルテシモなどの音が大きくなる部分の再生がやっぱり大きな「ポイント」なのであります。スピーカーの大小にかかわらず部屋の狭さからか、フォルテシモの自然な再生がなかなかできない。エレクタⅢ程度のいわば小型SPであれば、部屋の大きさに見合った、自然でふわ~っと広がって、ちっともうるさくない再生ができるかなあと期待したのだけど、やはり音量があがると、ちょっとうるささが残って、これから調整が必要だなあ、、
最適なボリューム設定。故菅野沖彦先生も言われていたけれど、音量の設定は再生時、もっとも重要なポイントのひとつ。これは間違いなくて、上のハーンの各種バイオリン協奏曲も、曲ごとに録音レベルやバランスが相当違う、、上のバーバーとメイヤーの録音の様子は相当に違います。
エレクタⅢとE-800のコンビでいえば、800のレベルメーターが20DBを超えたら、ちょっとうるさく感じてしまいます。だから、フォルテシモでレベルが20DBを超えない程度にボリュームをもっていきます。こうすると、フォルテシモでも、いい感じで聞けます。でも、クラッシックってね、、静かな部分をしっかり聞きたいでしょ、、こういう部分でボリュームを上げると、フォルテシモで音が少し濁る、、
げに、クラシックの再生は難しい(笑)。もっと部屋が広いといいのだるけれど、
でも、まあエレクタⅢのサイズだと、以前のB&W802SDに比べれば、調整すれば、なんとか収めることができると思います(笑)。
ん~しかし、クラッシックの再生は、なかなか難しい、、、 ジャズだと、こういうバランスはあんまり気にすることはないのだけど、、
しかし、まあ、大事なのは、小さいことにキリキリせずに、良い音楽を楽しむことだなあ、、
老犬と一緒に、のんびり良い音楽を聞くことに努めましょう(あっ、努めるとかいうと、いけないんだなっ(笑))。