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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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オートグラフの音、、、

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昨晩はリアルタイムでMバードのオディオ番組、大橋慎さんがパーソナリティの「真空管アンプ一本勝負」を聞いた:

 

内容は(HPから):

 

<特別編:スピーカーの前にマイクを立ててバーチャル試聴一本勝負>
8月7日/JBL C37 Rhodesの巻 8月21日/Tannoy Autographの巻
 予想以上の好評な「スピーカーの前にマイクを立ててバーチャル試聴一本勝負」シリーズ。リスナーの皆さんのご感想に気を良くし、後編(2回シリーズ)は遂に大橋の自宅(通称”第二試聴室”)へリスナーの皆さんをご招待!現在大橋がメインで使用しているJBL C37 ”Rhodes”とTannoy ”Autograph”(ともに1960年代後半)+真空管アンプの”生音”を楽しんで頂きましょう。JBL C37はSV-P1616D/KT150仕様, AutographはSV-P1616D/300B仕様でたっぷりとヴィンテージスピーカーの桃源郷をお楽しみ下さい!(大橋 慎)

ターンテーブル:Pro-ject 2Xperience S-Shape
カートリッジ: Ortofon SPU #1S
フォノEQ: SV-EQ1616D(松)
プリアンプ:SV-Pre1616D(松)
パワーアンプ:
JBL C37: SV-P1616D/KT150
Tannoy Autograph: SV-P1616D/300B

 

 

本シリーズの最終回となる今回は、大橋さん私邸のオリジナルのタンノイ オートグラフの音を生録して放送するというので、あたしも大変期待しておりました。

 

 

なにしろ、あたしも他の年季の入ったオディオファンのみなさんと同様、熱狂的なオディオマニアだった作家の五味康佑さんのオーディオエッセイを熟読し、少なからず影響を受けた方だから、氏の愛器であったオートグラフの音を一度は聞いてみたいと思っておりましたから、、

 

かかった曲(HPから)

 

出演:大橋慎 ※スピーカーの前にマイクを立ててバーチャル試聴一本勝負~Tannoy Autographの巻- 
「シェエラザード」オーディオ交響組曲シェエラザード・フィルハーモニー交響楽団ミキサーズ・ラボMLJR-003~5
Mona LisaGrace MahyaVillage MusicVRCL 11004
Like a LoverHiroko WilliamsBerkeley Square MusiBSM008
Come TogetherBrian BrombergKing RecordsKKC-1097
YesterdayBoyz II MenMotown RecordsB0025089-01
Rock You GentlyJennifer WarnesIMPEX recrdsIMP 6007
Hotel CaliforniaEaglesGeffin Records08-0562-20

 

 

 

1曲目のシェラザードの第一音が鳴った、、あたしはぶっ飛んだ(笑)。

実に豊かに深く管楽器も弦楽器も鳴る。なにしろ低域の量感がすごい、、でも野放図に出てるという訳でなくて、なんというか包み込まれる感じ、、そして弦の音がもう実にきれい、、ソロバイオリンなどは、それこそ瑞々しい、そうして、音色・色彩の豊かなこと、、フォルテシモでも全く安定して、混濁することがなく、美しくブレンドされた音、、いやあ、これは、すごい、、、というか美しい、、

 

アナログ再生でしたけれど、これがオートグラフの音なのかと、あたしは、もう驚いてしまった。

 

続くジャズボーカルも素晴らしい、、、美しい実在感、ベースも深く、豊かに鳴る、、、しかしブーミーになることは決しない。

 

ウイリアムス浩子さんのボーカル、、録音レベルが高くて、ものすごく音圧があるけれど、まるで目の前で歌っているような臨場感、、

 

最後にかかったロックも、よかったけれど、やっぱり、クラッシックとジャズの音は圧倒的だった、、

 

大橋さんいわく== 

 

このスピーカー、導入して14、5年になる。 導入直後は、洞窟の向こうから聞こえるような音で、頭をかかえてしまったが、エンクロージャーを全てバラバラにして、あらためてしっかりくみ上げた。ユニットの配線などもすべて交換して、ほとんど新品の状態に仕上げて、それから音が落ち着くまで3年ほど鳴らした。その他にも様々な努力を積んで、やっと今のような音になった==とのこと、、

 

なるほど、、一筋縄ではいかないスピーカーだったいうのは、知っていたけれど、やはりしっかり鳴らせるためには、大変な時間と努力が必要なのだなあ、しかし、なにしろ今回の放送で聞いたオートグラフの音は、まさに圧倒的だった、、

 

どちらかというと細見の音の様子で、高域に寄ったトーンかなあと想像したいたのだけど、大橋さんのオートグラフは、全くそんな音ではなくて、ともかく音が豊かで自然、多彩な音色、、したたるような弦の美音、、ちょっとスピードが遅い感じがあるけれど、クラッシックとかジャズを聞く分には、もう本当によい、、いや、すばらしい! 先回のJBLもよかってけれど、クラッシック好きなあたしにとっては、オートグラフの音は、ひとつ理想的な再生音でした。

 

生の音より良い音でした(笑)。これで、マーラーの交響曲とか鳴らしたら、すごいだろうなあ、、

 

昨晩は、JBLの4312で聞いたのだけど、4312を介してもオートグラフの音の魅力は十全に伝わってきました。ってことは、4312も結構良いスピーカということかな(笑)。

 

いや、すばらしかった、、オートグラフの音を堪能しました。サンバレーの300Bプッシュプルの威力もすごいです。

 

 

 

 


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