最近、YOUTUBEで、アメリカのオーディオ関係の動画を楽しみに観てることは、先にも書いたけれど、最近もっともはまってるのが、これ スティーブ・ゴッテンバーグさんのやってるAudiophiliac Daily Showという番組であります。
てきと~に訳すと「オーディオマニアのほぼ毎日ショー」てなところか、、
(ス氏の選ぶ2020年ベストスピカ―特集)
あたしが好きでよく読んでるのが糸井重里さんがやっているネット新聞「ほぼ日」なのだけど、ゴッテンバーグさんの番組も、驚くべきことに、ほぼ毎日、更新されているのであります。すでに、もう4,5年続いているみたいで、全世界で100万人以上の読者がいるとのこと。 過去の番組もYOUTUBEで無料で視聴できるんですね。
で、このところ夕方、いっぱいやりながら夕ご飯まで、この番組を観るのがほんとに楽しみ(笑)。
ス氏は、ニューヨーク在住(だからコロナ禍真っ只中のNYのオーディオファンの緊迫した状況なんかも伝わってきます)、
もともとハイファイオーディオ店のスタッフとして働いていたのだけど、ご縁があって、アメリカのメジャーオーディオ雑誌Stereophile誌の編集者になり、その後、独立。現在フリーランサーとして動画を通じて、機器のレビュー、NYに生息するオーディオファン訪問、オーディオにまつわる様々な逸話などで、ほぼ毎日番組を制作、世界中のオディオファンに配信活動中。最近のもの、過去のもの、どれを見てもとても面白い(笑)。
もちろんNew Yorker独特の早口の英語なので、聞き取りにくいところもあるけれど、ええい英語の勉強じゃ~とか言って頑張って見聞きしていると、そこはそれ、国が違っても好きなオーディオのことだから、細かいことは置いておいても大体何言ってるかわかります(笑)。
面白いのは、日本では全く知られていない、メーカーとかが頻繁に出てくる。例えば、スピーカーだとZUオーディオとか、
オーディオ機器では、SHUIT(?)社とかね。(ZUオーディオのSPは、生島店長が以前オーディオユニオンで取り合付かれたことがあったのではないか)。それとか、ネルソンパスのアンプキットがリリースされて、廉価でその音が大変良いか、、こちらでは、知られていない情報が満載なのであります、、、
(パスのキットは、廉価。10Wぐらいのものなんだけど、ステレオ・モノとの切り替えができて、2台買うとモノアンプとして使えるということで、実際ス氏が自分で組みたてたものを紹介していたけれど、非常に良い!との評価でした)。
さらにおもしろいのは、ス氏が音もだちのオーディオファイルのご自宅を訪問、システムを紹介してもらうという特集。
これが面白い、百人百様なんでありますけれど、日本と違うのは、やはり向こうはスペースが広いなあというところ、、
そのためか、マグナパンとか静電型SPを使っている方が少なくないということ、、向こうは空気が乾燥しているから、故障しないのかなあ、、
他にも、今年のベストSP特集とか、そ~いうス氏のお眼鏡にかなった機器紹介も大変面白い。中には、日本では全く知られていないものもあるので、ご興味のある向きは、向こうのアマゾンとかEBAYとか取り寄せもできるかもしれませんね。電源の問題あるにせよ、、、
オディオ機器だけぢゃなくて、音楽ソース、アナログやCDの紹介もあって、うれしい。ス氏は、あんまりクラッシックは聞かないみたいだけど、、ジャズとかの盤紹介とかは参考になります。
面白かったのは、ス氏が、お友達でご近所の、オーディオ評論家のハーブさんのご自宅訪問編。
ハーブさんは、アナログもお好きなんだけど、この方が最近導入したのが、ご存知SANVALLEY社の玉フォノイコキット
SV-EQ1616Dだったのでした! そ~言えば、ちょっと前に、このフォノイコがStereoPhile誌で紹介されたのだけど、
その記事を書いたのが、ハーブさんだったのでした。ちょっと驚きました!
(プレイヤーの左に置いてるのが、サンバレーのフォノイコ!)
でも、面白いのは、どの番組でも「音」は出さない。音もだち訪問の際も、音は出さない。これはひとつの見識だと思います。音は、確実には伝えられないし、視聴者それぞれで想像してねっていうこと、なんだと思います。
番組は週末をのぞき、ほぼ毎日制作されているので、YOUTUBEで検索すると、すぐ出てきます。過去のものからたくさんストレージがあるので、面白そうな番組を選んで見ることができます、、先に紹介した、マイケル・ファーマーさんの番組など、彼の地のオーディオ評論家のエネルギーには、感心します。
何より強みは英語ということかな、、、英語であるので、国の別なくある程度英語が分かればオーディオファイルが購読できると、、それが、購読者100万人超えの大きな要因だと思います、、、
でも、残念なのは、日本のメーカーは、あんまり取り上げられないということ、、まあ、ソニーとか、、アキュとか、ラックスマンとか、エソとか、日本のハイエンドは、むこうではあんまり浸透していないみたい。あっ!でも、超高額のあの玉アンプメーカーは、しっかり特集されてました(笑)。
日本のオディオ評論家も、ス氏みたく動画を活用して、世界中に情報を発信してくれた面白いだろうなあ。
アキュとか、日本のメーカーの機器をど~んと、紹介してくれたら、もっと市場は広がるかもしれないなあ、、、
さて、みなさんも、よろしかったら、英語の勉強もかねて、見てみてください。見るだけでも面白いから、、