どうして私が決めたのか、、

９００シリーズ導入を決めたことでfukuさんとマエストロ村井からコメントでよくやった！とおほめをいただいた。ありがとうございます！

ところでなんでどうみても暴挙（笑）としか思えん行為を実行したのか、、ちょっと話をしたいのです。

実は先の東北出張の際、第一日、私ら関係者一行　宮城県の被災地に行ったのでした、、

いや、これはなんというか想像を絶する光景が広がっていました。

つまり何もない、広大な空き地の上に丈の低い草だけが繁茂するという状況。これがあの津波のあとなのか、３年もたつのにまだこんな状況だとは、、と思いました。

それでも、もうあまりにも何もない広い空地だけなので、感慨もあまり湧いてこないほど、、

それでも、被災地の中に入って、半分崩れかけた家やら、あちこちに残った人間の生活の痕跡を見たら、これは、大変なことだったのだとあらためて思いました。

あの日、あの時間、私らは関係者で会議中だったのだけど、だれかが、おい地震が大変みたいばい！という声でみんなさテレビの前に集まって、その後は画面から目が離せなかったのです、、

それから３年たって、やっと自分がそこに行ってみて、あのものすごい映像と目の前に広がっている空地がどうしてもつながらなかったのですね、、、

でも車が被災地の中へ進んでいくほどに、その乖離が縮まってきまたした、、これは大変なことだったんだ、、と

その日、その地域は午前中、中学校の卒業式だったとのことで、夜はお祝いのところも少なくなかったでしょう、お母さんたちはせっせと余念がなかったでしょう。お祝いでお休みを取っていたオディオ好きのお父さんは、ちょっと早いけど、せがれの卒業式だからなんて、いっぱいやりながら愛機で音楽を聞いていたのかもしれない、、、でも、そのうち津波がやってきて、、、、なんて想像してしまった、、

運命のグリッドがちょっと違っていただけで、そのオディオ好きのお父さんは私だったかもしれないなんて思ったのでした。

そのこともあって私はもっと前向きに、悪い言葉で言うなら貪欲に生きていこうと誓った。今やりたいこと、やるべきことを先回しには絶対しないよう生きていこうと誓ったのでした。（もちろんいろいろな制約やあるにせよ、、、）

先に身近な人が次々と無くなって、自分も終のシステムを考えなくてはなあなんて書いたけど、、被災地に行って来て、ともかくいい音でいい音楽を聞くことをしようと思った。