先週は午前中の環境整備作業のせいで、土曜の午後はへろへろに疲れた。
で、ぼ~っと、オディオ関係のサイトとかを見ていると、インフラノイズ社唯一のDAコンバータ・DAC-1の記事とかがあったので、つらつら読んでると、なかなか良いことが書いてある(笑)。そ~言えば、うちのDAC-1、いつでも使えるように音楽室に常備しているのだけど、しばらく使ってなかったので、ちょいと通電してみることにしました。
うちのDAC-1は、他界された音もだちのKさんから14,5年前に譲ってもらったのだけど。一度も故障することなく、うごいている。
今回は、こちらも大昔のトランポートCECのTl-1Xとつなげてみます。DAC-1は、このトラポで鳴らしたことはなかった、今回初の接続。
TL-1XとDAC-1は、イ社のデジタルケーブルを使用。
DACまわりは、イ社の音調コントロールアイテムを接続。アナログアキュライザー AACU-1000と、デジタルアキュライザー DACUー500を接続(これらアイテムの詳細に興味のある方は、イ社HPで確認してみてください)。このふたつは、DAC-1がリリースされた、10年以上も後に作られたものだから、どういう効果があるのか、あたしとしても初めてこころみです。電源ケーブルは、まずは、カイザーサウンド製のものを使用。
アンプはPM-10、SPはメインのB&W805D3。
さて、接続が完了したので、このごろはまっているバッハを聞いてみます。チェンバロ協奏曲、、、
音が出て、おどろいた! なんという豊潤な音! 低中域にいい感じの厚みがついて、楽器の響が実に美しい、、、、音の余韻が長い、、
空気感が豊かというのか、、音楽に包み込まれるような感覚、、エッジイな感じがまるでない、かといって丸まりすぎ、まったりしすぎではない。なになになに! DAC-1ってこんなにいい音だったか
あ!? いや、これは、この盤の録音が優秀だからなのかもしれないと、ティーレマンのワーグナーとか、手元にあるクラッシック、ジャズの盤を次々に回してみるが、最初の音の印象が全くかわらない。 どの盤を聞いても、美しく、豊かな音に包まれる、、音の肌触りがものすごく気持ちいい、、変ないい方なんだが、B&Wがソナスのスピーカーに変わったと思えるほどの変わりよう、、、
TL-1Xがベルトドライブのトラポということも、上の音に多いに貢献していると思うけれど、各種対策済のDAC-1との相性は、抜群なのでした。 アンプは、マランツPM-10なのだけど、、このアンプ、こんな音も出るのだと、、、驚いてしまう。 上のデジタルシステムだと、805D3から出てくる音は、よくできた玉アンプみたいに聞こえる、、これって、基本的にデジタルアンプなのに、、
驚きつつ、耳タコ盤をさらに聞いていくけれど、最初の音の印象は変わらず、、「音楽性」から言えば、SA-10さえも凌駕するのぢゃないか? もちろんSA-10の方が優れているところは、たくさんあるけれど、音楽を楽しんで聞くという点から言えば、TLー1XとDAC-1のコンビは、もう言うことない、、、アナログに非常に近い感じが出てる、、
もっと、いい音でるかもと、DACー1をワードクロックで制御させようとしたけれど、機器の不調でうまくいかなかった。でも、今回DAC-1周りに使った、アクセサリーは、どちらもワードクロック的な効果を持つものなので、これだけの音調ならば、もういろいろ不要なことはしなくてよい。このままで、十分満足、、
インフラノイズの機器の音について、上のDAC-1とかも含めて、あたし的に総合的に言えば、、適用すると、音が、とても気持ちよく・心地よくなる、、、音楽が楽しくなる、、、
聞いていて全くつかれないので、次々に盤やファイルを聞いてしまって、時間が過ぎるのを忘れてしまうほと、、巷では、オカルト系アイテムとか言われているとも聞くけれど、イ社アイテムファンのあたしも、オカルト系なのかもしれない(笑)。
でも、今、こうやってバッハの音楽をしみじみ聴いていると、バッハの生きた時代の人たちと、とっくに死んでしまった人たちと、ふとつながっているような、不思議な感じに襲われる、、
夜、リヒターのコラール全集からすこしづつ聞いているのだけど、、、美しく澄んだ声で、切々と歌う女性の歌を聞いていると、、ほんとにしみじみ何かにおいのりしたくなる、、、バッハの時代には、「生活の真ん中に死がある」と言われていたみたいで、パンデミックの今にちょっと似た感じがあるのかもしれない。
手を伸ばすと、おなじソファに寝そべっている、犬がいる、、ぐりぐりなでて、ああ、生きてるなあ、、、とか思いながら聞く、バッハの合唱は、すばらしい、、
さて、今週半ばから、オリンピックということだ、、、あたしもゆるゆるとがんばりましょう、、
しばらくは、大昔のトランポーターとDACで聞いていくことになるなあ、、