ずいぶん寒くなりました。だって、あさっては、もう師走、、クリスマス、早いですね、、、1年。
新しい1週間のはじまりの月曜日、、出勤時間は、まだ暗いのだけど、三日月と冬の星座があまりに美しいので、たまには月のひかりでも浴びながら歩いていきましょうと、15分ほど、空をみながらてくてく出勤。いや~、寒かったけれど、とってもゴージャスな夜明け前のひとときでありました。
週末は、木枯らしがふいて、ずいぶん寒くなったけれど、朝夕は、近所をてれてれ犬と散歩したり、その他は、音楽をきいて暮らしておりました。
ロジャースシステムでファイル再生していることを書いたけれど、また、あれこれ調整して、ずいぶん好みの音に調整することができました。
(上でギターをひいてるのは、ごぞんじトタケケ君)
で、このところはまっているのがバッハ、、、
あたしら世代の人だと、小学校の音楽室の壁とかに、西洋音楽の「大作曲家」の肖像画がかざってあって、バッハの絵には「音楽の父」なんというタイトルが麗々しく示してありましたね、、、でもって、ヘンデルが「音楽の母」、、小学生のあたしは、それを見て、ど~みてもおっさんなのに、なぜ母!?と大いに悩んだものでしたが(笑)。でも、だから、あたしら世代の人って、実際にバッハとかヘンデルの音楽を聴いたことがない向きも、顔だけはしっかり脳裏に焼き付いているのではないかしらん(大爆笑)。昭和の日本の音楽教育っておもしろかったなあ(笑)。
(こんなかんじ、、でも、ヘンデルとハイドンの様子が似てて違いがわからん)
このところ、図書館でありったけのバッハのCDを借りてきては、リッピングしてロジャースシステムで聞いているのでした。
週末聞いたのは、こんなラインアップ、、
どれも、古楽器というのか、モダン楽器でなくて、バッハが生きていた当時の楽器を復元したものを使ったオケでの演奏・録音。
今まで、リヒターのバッハ録音ばっかりを聞いてきたので、こういう古楽をしっかり聞くのは、はじめてであって、音響というか、響が全く違っているのに驚きます、、、モダン楽器より、響が透明というか、すっきりというか、音楽に浮遊感があって、これが大変に良い、、、
声楽が入るミサ曲なんかも、古楽の演奏で聞いていると、光が明滅したり感じがしたり、ふわ~っと音楽にもっていかれそうにいなったり、なにより、ものすごく複雑な音たちが、実に美しく折り重ねられているのが、なんとも快感なのであります。モーッアルト聞いて、気持ちいいっていうのは、ごくふつ~に感じるけれど、バッハの音楽は、聴いていて、大変にこころもちも良いだけぢゃなくて、ここんところが、大事だと思うのだけど、「頭の中がすっきり整理されていく」ような感じがする。
ブランデンブルグ協奏曲なんかも、今まではリヒター盤でしたか聞いたことがなかったのだけど、今回、レオンハルト盤で聞くと、いやあ、こんなに面白い構造でもって、こんな響になるのかあ、と聞いていて、もう面白くてしょうがない(笑)。
コープマンのハープシコード協奏曲なんかは、あたしの耳には、なにかこ~、強烈なリズムをベースに畳み込むような演奏は、モダンジャズを聞いてるような感じがする。ゆるかな楽章は、やっぱりバッハ独特の、もっていかれそうな響でもって、体が浮き上がるような感覚がある、、
いやあ、すごいなあバッハ、、、やっぱり「音楽の父」だったんだなあと実感、
だって、今までいろんな音楽聞いてきたけど、還暦前にして、やっぱりバッハって、西洋音楽史の中でももっとも偉大な人だったのだなあと、あらためて思いました。
で、今度は、同じ盤(ファイル)をB&W805D3で聞くと、バッハエフェクトは、さらに強くなり、もっと細かい音やら響やら聞こえてきて、あ~こりゃしびれる~、く~ったまらん!なんて感じなって、さらにバッハにはまりますねえ、こりゃ、、
しかし、あれだなあ、、、先に心霊動画「ゾゾゾ」にはまっているんですなんて書いたけれど、なんというか、バッハの音楽を聴いてると、まあ、ちょっと心霊番組見ててじる、なにか常識を超えた、超自然的な不思議なサムシング感覚があるなあ。もちろん「ゾゾゾ」とバッハを結びつけるのはちょっとあれだけども(笑)。
それにしても、今週半ばは、もう12月。クリスマス。いわば、バッハの季節、、、
年末は、さらに、バッハの音楽、、深堀りしていきたい(笑)、、、