Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

でかくてすごい!~そしてかみさんの一言、、

$
0
0

昨日帰宅するなり、かみさんがあたしの顔を見て、すごい剣幕でこういった。

 

そうじをしていたら、あんたがそこここに置いているオーディオのものにぶつかって痛かった。さらに物置を見たら、あんたのオーディオの線とかなんとかで、なんじゃこりゃ~のカオスである。 音楽部屋も機械が多すぎて、ピアノへたどり着くまで大事である。ましてや、今日はスピーカースタンドにつまづいてこけそうになった。

ここへ座りなさい。いいですか、今こんな時期にいつ死ぬかもしれない歳になって、しかもコロナ感染止まらずの状況で、あんたがころっといったら、だれが、このガラクタの面倒をみるのか!? 間違って、あたしも同時に死んじまったら、困るのはこどもたちだ! 今こそ、整理すべきときだ! 手遅れにならないうちに! 

考えみたらいい、、、すっきりした部屋で、好きな音楽をじっくり聴くこと、、、機械をがちゃがちゃやっている時間があれば、むしろ愛するCDやレコードをじっくり聞くことこそ、これから大事なのではないか! 猛省せよ!? 

 

まあ、こ~いういことを言われたのでした(大爆笑)。

 

いや~ちょっとむっとしてけれども、このごろこの日記に書いている内容も、実は、かみさんが言ってるようなことを、たびたび書いているわけで、ちょっとアンガーマネージメントして、落ち着いて考えてみると、たしかに、かみさんが言うのは、ごもっとも、、たしかにその通りなのでありました。

 

とは言え、今ある機器をすべて、整理・処分することもできないので、先ずは今つかってないものを、実家に持っていきまして、こちらで暫時保存して、すこしづつ処分していこうと思います。ということで、これから、いらない機器を整理していきます。

 

しっか~しなのでした。こんなことを言っている舌も乾かぬうち、、

アナログプレイヤーを導入したのでした(大爆笑)、、、往年の名機と言われるYAMAHAのGT-2000がそれ。

 

音もだちが、持ってるので、貸して貸してとか言ってたら、あたらしいのを買って使ってないから、聞いていいよと借りてみたのが良くなかった(いや、オディオ的にはよかったのだけど)。

 

あたしは、YAMAHAのオディオ機器って、実は、初めて買ったCDプレイヤーが同社製でした。4万ぐらいだったかな。

当時は、あちこち移動していたこともあって、しっかり使ってなくて、友達に譲ってしまったのだけど、当時のYAMAHAって何かこう、ちょっといいイメージがありましたね。それ以外はYAMAHAのオディオ製品には縁がありませんでした。

 

で、今回のGT-2000。30年ほど前、はじめて本格的なアナログプレイヤーを買おうと、秋葉のY店のオーディオエリアでいろいろ物色して、デンオンのDP59を購入したのだけど、その時、店員さんが、ついこの前までGT-2000が同じ値段であったのに残念でした、実に残念、、とほんとに申し訳なさそうだったのを思い出します。あたし的には、DP59でとっても満足だったのだけど、そのとき、なんでその店員さんがGT2000のことを、そんなふうに言ったのか、まるで分らなかったのでしたが、、

 

で、このGTですね。Gigantic and Tremendous (でかくて、すごい)っていう意味なんだろうけれど、実物は、確かにサイズはでかいけれど、重さは、ラックスマンのプレイヤーの方が重たいです。一人で軽く運べる重さですね。

この物は、音もだちの、友人が、長年大事に保管していたものだそうで、完動美品、、、

 

テクニクスのSL1200をどけて設置。基本的なセッティングを終えて、、手持ちのカートリッジDL-103を取り付けます。マランツPM-10のフォノイコに接続して、ロジャースLS3/5Aで鳴らします。 

 

それにしても、このターンテーブルでかい! しかも電源切っても、まわり続ける。ものすごいイナーシャ―ですね。

SL1200だと、電源OFFですぐとまるけれど、これは、構造というか思想が違うんだなあ、、

 

ということで、その辺のLPをのせて回してみます。無事音は出ました。その状態で、さらにレベル、アーム高、針圧などもう一度しっかり調整します。針圧については、多くの人が、指定針圧を超えて全く問題ない、むしろ重たいぐらいが良いと言われますが、あたしは、必ず先ず標準にデジタル針圧系で合わせます。あたしの耳には、標準であわせた方が

透明感とか音の伸びが最も良いように聞こえるので、、で、2.5KGピッタリに調整、、、

 

さて、しっかり鳴らしてみましょう。てきと~にその辺のクラッシックLP、、

いや~ これはいいです! 弦の音がとても美しい、、それとオケの響がいい! LS3/5Aなのに、しっかりした低音も出ます、、、なにしろ聞いていて、実に心地よい音、、これがアナログのここちよさなのか、、こういう感じは、ラックスマンのプレイヤーでも出ない、、少しの濁りもなくて、澄んだ音、、いや~、これはいい! これは、すばらしい! 

 

先の店員さんが、なんでGT2000ぢゃなくてもうしわけないみたいな感じだったのか、やっとわかりました。

 

GT-2000は、今まで聞いたアナログでは聞けなかったような、美しく、充実した音dす、、聞いていて、興奮してきます。DL-103でこれだけの音がするとは、、もう、びっくりです、、、これはもう、動かせないなあ、、

 

興奮がさめやらぬその夜、この盤を、10数年ぶりに回してみました。

 

ブレンデルのモーッアルト、、

過去何回も聞いた盤だけど、そんなにこころを動かされた盤ではなかったのだけど、、、GT-2000で聞いたらどうか、、、

 

ああ、やっぱりいいですね! こんなにいい演奏だったかと言う感じ、、なにしろブレンデルのピアノタッチが極微、、こんなに音色の美しいピアノを弾く人だったんだ、発見です。

 

しかも、一貫して安定した演奏、、バックのオケも大変良い、、、こんなにいい盤だったのだ、、ていうことが、今回GT-2000で鳴らしてみて、はじめてわかった、、、このプレイヤー、、、すばらしい、、、これは、もう動かせないなあ(苦笑)。 

 

といういうことで、先週から、毎晩、GT-2000でもって、手持ちのアナログを次から次に聞いて、あ~こんな音楽だったのだあ~、なんてきれいな音などど感動しておる今日このごろ、、、

 

それにしても、機器を整理するって決めたのに、このプレイヤーを導入するっていうのは、何かこ~、、相反する行為だが、、ま~しょうがないですね。

あたしがこのプレイヤーを、音もだちから強奪したのは言うまでもありません(笑)。

 

という訳で、GT-2000礼賛! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles