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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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バクーンプロダクツ訪問記② 

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BPの新しい事務所を訪問してから、あっという間に2週間以上が過ぎてしまいました。訪問の続きを書かなくちゃね。

 

アナログ再生に力を入れているナガイさん率いるBPの現在はどうなのか、遅ればせながら報告しますね。 

 

さて、中国のオーディオメーカーの作ったプレイヤーと同社製のMCカートリッジ、そしてフォノイコライザーアンプの音はどうだったのか。このフォノイコアンプは、MJ誌とのコラボであらたに設計されたもの、近々同誌で発表されるとのこと。あわせてキットもリリース予定。メインアンプはもちろんSATRI(型番忘れました)。 

プリアンプは使わず、フォノイコからダイレクトでメインアンプと

接続。

 

そして、スピーカー。もうおどろきましたよ。この夏あたしが、導入したテクニクスのSBシリーズがど~んと並んでいた。メインで鳴らしているのは、SBー5(?)をナガイさんがチューンアップしたもの。ツィターがいかれていたので、他者製と交換。だけど、ネットワークはテクニクスのオリジナルをそのまま使用。

 

この夏は、しばらくテクニクスのSB-6をSATRIのAMP5512で鳴らして、あたしも大変ご機嫌だっただのだけど、、そんなあたしのブログでも読んでらしたのかしらと思って、そう質問すると、

いやいやヤフオクで見て、安くてよさそうだから入れたんですとのこと。それにしても、あまりの偶然に驚きましたよ! 

 

驚きついでに、超高域再生のために追加したというTake Tのスーパーツィターが乗せられていました。実はあたしも、全く同じスーパーツィターを使用したフェディリクスのハーモネータを、このごろ試していたのでした。 

 

なんか、偶然ですねえ~、へ~そうですかあなんて、二人でにやにやします。

 

新事務所は、ハードオフ店に近くて、このごろは、同店の100円投げ売りのLPを買い求めるのが楽しみとナガイさん。

(ジャスミンのプレイヤーを調整中のナガイさん) 

 

掘り出しものが結構あるのですと、もちろん、買ったまんまぢゃなくて、きれいにクリーングするのですよと、最近導入されたLP専用のクリーナーを見せてもらった(すまぬ写真がない、名前がわからない)。

 

大昔のオペラかなにかのLPを、まずかけてもらう。名前もしらない演奏家ばっかり、、モノーラル録音なのだけど、まあ、音の新鮮さはどうだろう! 音が瑞々しく、、つやつやしている、、しかも低音から高音まで十分なレンジ、、、しかもSNがものすごく良いみたいで、音全体が静か(針ノイズもなぜかほとんど聞こえない)、、音楽の呼吸がビビットに感じられますね。

 

これは、すごいと思いつつ、持参したクラッシックとジャズのLPを聞かせてもらったのだけど、やはり、最初に聞いたのと同様の印象、、鮮烈な音と言えばいいのか、、ともかく音楽がぴちぴちとはじけるようなフレッシュさとでもいうのか、そんなかんじで活き活きとした音!
 

音ひとつひとつのフォーカスがびち~つとあって、とてもクリアー、、曖昧さを感じさせない。

 

もちろん、ナガイさんがジャスミンのプレイヤーをびし~っと調整してたこともあるだろうけれど、、

 

低音から高音まであますことなく出ますね。しかも音のエネルギーもがんがん出てくる。

 

あ~あたしんちのアナログなんて、ここの音に比べたら、へなちゃこだわ~なんて、BPのあたらしいアナログ再生音を聞いてたら悲しくなってきたよ(笑)。 

 

でも、これはあれですね。

いわゆる最先端、超モダンなアナログ再生の音と言えるかもしれませんね。アナログにノスタルジックな、なんとな~く茫洋とした、あまくて、ソフトなイメージで鳴らしている向きにとっては、BPのアナログの音は、真逆の方向性と言っていいかもしれない。

 

今目の前で展開する音は、こういう言い方は適切でないかもしれないけれど、アナログでハイレゾ的な再生音を実現しつつあるみたいな、、今回聞かせたいただいてそんなイメージを持ちました。 

 

カートリッジをDL-103、ジャスミン制のMMに交換して聞かせていただきました。もちろん音は細かく変化するけれども、トータルで上の印象は、あまり変わらなかったです。

 

しかし、う~ん、これはすごいですねえ。これまで、自分の持ってるアナログ再生のイメージが変わりました。アナログからこんな音がだせるんだあとびっくりしましたね。しかも、100円のLP(笑)。

 

あたしも、SATRIのフォノイコは、2個持っているけれども、以前のモデルの音をはるかにこえましたねえ、なんでこんなになったのですか?

 

と聞くと、、

 

設計をシンプルにシンプルにした結果かなあ

 

とナガイさん。

 

それは、どういう意味と聞くと、

 

世界情勢がこんなふうになって、電子材料が超不足。あったとしても、前の価格の2,3倍、いやそれ以上に高騰しただけでなく、入荷できたとしても、半年~1年待ちなんてものもある。この状況だと手元にあるパーツで作るしかない。でも音のクオリティは絶対に落とせない。だからある意味シンプル化する他ない。そんな設計をする。すると結果として音は良くなる。怪我の功名ですねとナガイさんが苦笑い。

 

しかし、それはほんとに大変ではないですかあと聞くと、うちはなんとかやってるけれど、この状況で同業社がバタバタとねえ、、とナガイさんは、ため息なんである、、

 

それでも、ころごろは、演奏用のアンプがミュージシャンから高く評価されているのですよとのこと。

 

精妙な音の動き、立ち上がりがふつ~のメーカーのアンプなんかよりもはるかによくわかるといので、海外のミュージシャンがSATRIのアンプをギターやベース用に使用しているのだとのこと。

 

その一人がキングクリムゾンのベーシスト、トニー・レビィン氏。SATRIのアンプをものすごく気にいってくれて、日本講演で、PAまで全部SATRIアンプででやりたいという希望があったのだけど、いろいろな問題があって実現できなかったとのことだったが、、、

ええっ! トニー・レヴィントですかあ!?、あたしもベース弾きだけど、ベース弾きならだれでも知ってるトニーさんが、、、超大物ミュージシャンではないですか? こんどあったらサインもらっといてください。

 

その他にも繊細・繊細な音にこだわる海外ミュージシャンがこぞってSATRIのアンプを非常に高く評価しているとのこと。 

 

こういう状況の中で、BP社は、電子回路や電気機器だけぢゃなく、もっと素材的な分野に踏み出してるとのこと。具体的には、特殊なレジンを使ったアナログシェルなど、、、これ以上はちょっと企業秘密(笑)。

 

ともかかくBP社は、今の難しい状況の中、着実に進歩しているのであった。長年のSATRIファンとして、みなさんに、そのことをご報告いたしますね。

 

最新のBP社の機器などについては、BP社のHPか、、エクスクルーシブオーディオのHPで見てみてください。

 

ExAUDIO クラフトマンシップが生きているオーディオ製品が揃う買取販売専門店 (exclusive-audio.jp)

Bakoon Products / SATRI Circuit Laboratory (bakoon-products.com)

 

ということで、ちょっと調子の悪かったプリアンプ PRE-7610のオーバーホールをお願いしました。あたしは、今まで使ってきた、このプリが気にいっていて、これからも使い続けるので、、

 

ということで、今のSATRI、BPの音を聞きたいと思われる方は、BPのHPを見て、ナガイさんに連絡して見てください。都合さえ合えば、音を聞かせてくれるかも、、

 

 

 

 

 

 


 




 

 

 


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