気が付けば、風薫る5月になっていましたが、当地は、このところ雨が多くて、しかもしとしと降りのまるで梅雨を思わせるような天気が続いています。まあ、雨の日は、オディオ好きにとっては、静かで好日なんであります。少なくともあたしにとってはそう。
さて、昨日ショルティのことを書いたから、予想以上に音もだちのみなさんからコメントをいただいて、あ~あたしが思っていた以上に人気のあった指揮者だったんだ~との認識を新たにしておるところです。
で、昨日の記事にYOUTUBEの関連動画を張り付けてようと何回もこころみているのだけど、システムエラーみたいで実行できません。ご容赦くださいませ。
ということで、昨日の夕方も、動画でショルティの演奏を見ておりました。
ひとつは、指揮者自身がピアノを弾きながら解説する「展覧会の絵」。それと、ショルティと言えば、やっぱりマーラーが見たいということで、探し当てたのが、CSOとの5番をNHKホールでやった映像(90年代のはじめか)。
展覧会の絵は、すばらしかったです。
今までカラヤンとかチェリビダッケとかの演奏で聞いてたけれど、やっぱりこんなに縦の線がそろって、リズムが躍動しながら、ものすごいダイナミックな演奏!
こんなのはじめて聞いた。
マーラーの5番は、大分昔の演奏(こちらも90年代の前半か)だと思うけれど、演奏場所がNHKホールということもあったのか、クリティカルに聞くと、最高の演奏とは言えないかもしれないけれど、きびきびしたリズムをベースとした、CSOの演奏テクニックをフルで駆使した、なんというか、いい意味でメカニカルな演奏は、初めて聞きました!
もちろん弦とかものすごく美しいのだけど、あんまり情緒に溺れないというか、どちらかというと客観的というか、初めて聞くような響とかが随所にあって、ちょっと驚いてしまいました。 いや、いいですわ、ショルティのマーラー、、、
ちょい聞きした、テンシュテットがCSOを振った1番は、これはも~なんとも情感あふるるというか、耽溺というか、これはこれですんばらしいけれど、ショルティの演奏とは全く違う感じ、、、テンシュテットも、遅ればせながら、これからしっかり聞いていかなくちゃな~と思いました。
ショルティって、やっぱり大指揮者だったんだ、、とあらためて、そして遅ればせながら認識いたしました(笑)。
それにしても、ショルティとCSOの録音をしっかり再生するのは、なかなか難しいかもしれませんねえ(笑)。あのダイナミズムを、うちのシステムでしっかり出せるだろうか、、、