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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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ベートベンのピアノ協奏曲、、

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ちょっと涼しくなった昨晩、ひさしぶりに内田光子さんのベートベンのピアノ協奏曲5番(フィリップス、指揮はザンデルリング)を取り出して聞いてみました。あたしは、どちからというと、モーッアルトのピアノ協奏曲が好きなので、内田さんが80年代にいれたモーッアルトのピアノ協奏曲集(こちらもフィリップス、指揮はティト)は、ほんとに今でもよく聞いていて、この連休中も何回か聞きました。

 

しかし、まあ、彼の音楽っていうのは、ほんとに美しい、、、特にゆっくりした楽章なんかは、なんとも言えないぐらいのきれいさ、まあ、うっとりします、、

 

さて、ベートベン、、いっつも思うのだけ、この人は「ロック」だわ、、リズムの強調というか連打というか、そ~いうところが、ほんとに今のロック音楽にも通じているという感じが個人的にするのです。

 

で、5番、、う~んこれも、やっぱりガンガン大きな石を積み上げていうような、前進力というか、ちょっと疲れているときに聞くと、さらに疲れるような感じですね。実は、昨日は、連休明けの仕事1日目ということもあって、ちょっとくたびれていたものだから、ベートベンは、ちょっとつらいなあとか思ったのでした。とうことで1楽章を聞いたところで、止めました(笑)。

内田光子/ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集 さん

(この全集の中から、、)

 

しかし、あれですね。モーッアルトとベートベンって、ほぼ同時代に存在した作曲家ではなかったか。もちろん、モーッアルトは早くに亡くなって、ベートベンは、フランス革命とかそういう激動のヨーロッパを経験した人だったということはあったのだけど、ふたりの音楽を聞き比べてみると、なんでこうも音楽のスタイルが違うのだろうかと、いっつも不思議に思う、、、もちろんベートベンの音楽も美しいところがたくさんあるけれど、なにかこ~モーッアルトの音楽にある、はかなさというのは、少ないかなあと感じる、、むしろ強い、、というか、、、、まあ、個性の違いと言えばそれまでだろうけれど、、

 

連休中に聞いたモーッアルトのピアノ協奏曲は、うちのフルレンジスピーカーがたいそう良く鳴りました。でも、昨晩聞いたベートベンは、すこしうるさく感じました。

 

時代は少しとんで、ドビッシー。たまに、この人のピアノ曲なんかを聞くと、なんでこの人は、前の時代の人とは、こんなに違う音楽をつくれたのだろうなんて、これも多いに不思議に思うことがある。アジアの民族音楽とかが、彼の時代になると耳にすることができたので、これらの他文化の音楽に影響されたなんて説明することもできるんだろうけれど、それにしても、上のベートベンとかモーッアルトとかのスタイルとは、全く違うのはおどろきであります。まあ、そういうことができるのが、まさに天才ということなんだろうけれど。

 

でも、まあ、こんな具合に、クラシック音楽っていうのは、過去数百年のスパンの中の異なった時間に生まれた音楽を聞いて、比べるということもできるという点でも、とても面白い音楽ジャンルっていうことができるということが言えるかもしれません。 

 

さて、今晩は、どんな音楽を聞きましょうか? 

 

 

 

 

 

 


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