USBリベラメンテを導入して、その後SATRIの新アンプを設置して、いろいろ鳴らしているのだけど、クラッシックはもちろんだけど、この何日間で耳タコの音楽を再生して、もっともその変化が顕著だったのはヨーロッパ系のジャズ。コテコテぢゃなくて、クラッシック傾向のあるちょっと知的な、まあECM系のジャズでした。
特に、腰が抜けるほど音が変わったのがこれ。
ノルウェーのピアニストのヘルゲ・リエントリオの「スパイラル・サークル」。もう10年ぐらい前の作品なのだろうか。CS-PCMを聞いていたころ、故安原顕さんが自身の番組で、この盤を強力にプッシュしていたものだった。
さて、この盤の音楽はもちろんジャズなんだけど、やっぱりヨーロッパ風の知的なスパイスがそこかしこにあって、特にあたしのお気にいるは7曲目の「タイム・アウト」。ブールベックの曲なんですけど、これを実のモダンに知的に、いわば現代音楽ぽくやっているんだけど、ジャズとしての推進力もちゃんと保持してるっていうのだからすごい!
それにこの盤、音が何しろ良い! あたしもこの盤(ファイル)を調整ように長年使っております。
で、今回もリベラメンテ+SATRラインで「タイムアウト」を鳴らしてみたのだけど、、、ああ、これは全く違う、違う。音楽は一緒なんだけど、なんというのだろうか、今までの音はアナログ放送のテレビ映像で、今回のものはハイビジョンになったなあという音。音の改善は前の記事で書いた通りなんだけど、、
ピアノの微細なタッチや、ベースの細かいビブラート、それと、ピアニストの唸り声まで聞こえた。実は、今回はじえてこのトラックに録音されていたヘルゲの唸り声が聞こえた。SN比が上がったというのだろうか、
それに、楽器の響の深さと余韻、特にピアノの音の余韻は、その音のいのちがつきるまで聞こえるといったらよいだろうか、、
いや、すざまじい音質の向上、、というか、、音楽の全体的力の向上といった方が合っているかもしれない。
ジャズをメインに聞かれる方にもUSBリベラメンテは良いと思う。これまで聞こえなかった音楽が立ち上がる。