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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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神田のジャズ喫茶の音のこと

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雨が降っては晴れ、晴れては雨の毎日で、へんなお天気が続いております。


そ~言えば、あたしがまだ東京でサラリーマンをしておったころの話、、


あたしが務めていた会社にはなぜかジャズおたくの人が結構いて、一緒に営業に出た合間に、老舗のジャズ喫茶とかによく連れていってもらったものだった。


あれは、神田の神保町の近くだったかしらん、、Kさんは明治大に行ってたから、ここによく来たんだといって、つれていってくれた児ジャズ喫茶には、JBLのでっかいスピーカが置いてあって、そうしてDACには当時最高のマークレヴィンソンのそれが使ってあって、でもおかしかったのは、トランスポートは同社のではなくて、ソニーのCDウォークマンらしきものでありましたの。


アンプはなんだっか、忘れけれど、その時鳴らしてくれたのが、

マイルスの「サムシングエルス」でしたね、、


冒頭のベースが音階をきざむところで、その分厚い低音でスピーカーがぎしぎしいいましてね。うわ、これはすごいと仰天しました。

ジャズというのは、こういう音で聞くのだなあと考えました。


その当時、ちょうどパソコン通信ていのがはやっていて、PCーVANとかニフティサーブでオデイォ友達が活発に意見交換をしておりました。SATRIアンプもPCーVANのフォーラムがきっかけになって誕生したのだから、その勢いはすごかった。


で、一時期、トラポにはCDウォークマンのようなポータブルを使う方が音が良いとか、、特に電源は電池で動作させた方が良いとかいろいろ盛り上がったことを覚えております。


そのながれで、このお店もトラポにポータブルを使っていたのだろうか、、今となってはわかりませんが、、


あんときゃ、あたしも20代の後半でしたから、ジャズオーディオのディフォルトの音が、このお店の音になってるのかもしれないなあとおもいます。


Kさんは、その頃、アパートに一人暮らししていて、もう30をとっくに越しても嫁さんももらわずに、ジャズのLP1000枚以上と暮らしていると苦笑いしておられましたね。熊本に帰ってくるときに、今までお礼ですとあたしがシュアーのカートリッジV15(だったか)を差し上げると、とってもよろこんでくれたのでした。


いま、Kさんどうしてるかな、、神保町も変わって、あのお店ももうないんだろうな、、なんてお店だったか、、


だんだんと昔のことが遠くなっていきます。






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