何でつかれたかっていうと、先週金曜日だった。
天気がよくなって、結構すずしかったので職場の草刈をしたのだった。きれにしよ~と、7時からお昼前まで3時間以上もがんばったのが良くなかった。
熱中症とはいかなかったけれど、いや~つかれてつかれて、、
週末はもう、ただぼうっとしてソファで横になるばかりのていたらく、、
それでも音楽は聞きたいからインフラノイズのPCオーディオシステムで、好き勝手にいろいろ聞いた。
HDDに数百曲をWAVファイルでストアしているので、タイトルを見ていって、これって思うものを再生していく。
音場補正とイコライジングの効果をさらに検証したいので、オケもので、なるたけうるさい曲を選ぶ。FFでもバランスがとれるか、破たんしなか、きれいに聞こえるかを確認したいのです。
先ずは、カラヤン VPOのドボルザーク9番。始めから聞いていただのだけど、終楽章まで爆睡(笑)。すべての音がきれいに溶け合って、日没後の薄紫の中にかすみのように消えていくコーダ、、とても美しい。
小澤さんと斉藤記念オケのブラームスの交響曲1番。これは、前よりも厚みと立体感がでてきて、こんなに堂々とした演奏だったのかと認識をあらたにした。
そして、仕上げに聞いたのが、カラヤンBPOが60年代に録音してショスタコ―ビッチの交響曲10番。80年代に再録音された盤も持っていて、こちらの方をもっぱら聞いていたのだけど、HDDには
旧盤の音源しか入れていないので、こちらを聞く、、
わ~、やっぱりこの時代のカラヤンとBPOは天下無敵ですね。もうむちゃくちゃ難しそうな曲なんだけど、完璧に演奏してるって感じですね。
今のシステムで聞いて、発見したのは、部分ごとに相当にバランスとか音調とかをいじってあるということ。
音が非常に遠目に録音されているところがあって、この場合、ちょっと音全体が固めに感じる。
一方、音が近めに録音されているところもあって、残響とかも良く取れていて、楽器の音も柔らかい、、こういった硬軟合わせての録音だってことがよくわかった。
さらには、ものすごいフォルテシモが連続する部分では、アナログ時代ならではの、リミッタをかけてバランスにしてある。デジタル録音だと、リミッターがはずれたような音なんですが、、
全体的に瑞々しくて美しいとか、響がとっても豊かで、陶然とする==みたいな音ではなくて、むしろ、なんというかもっとメカニカルでストレートな録音だと思う。すべての音が聞こえて、うまく響いて、どうだっ!ていう感じの、もちろん「優秀」な録音。
だけど、あたしとしては上のような感じの録音が好み。
それにしても、ショスターコビッチの音楽は、やっぱり、よく分からん。たしかにすごい技巧で書いてあると思うのだけど、暗くて、暴力的で、もちろん美しい部分もあるんだけど、それがダークな美しさで、、
最終部分は、なんだかとってつけたように明るくなって、チャンチャンで終わってしまうんだけど、その前の異常に暗い音楽との整合性があるのか!?とつっこんでしまいたくなるようにチグハグに感じられるのですが、、
でも、そ~いうところが実は作曲家の真実なのかもしれない。
あ~新しい1週間がはじまる、、、