一等はじめに買ったハイエンド(だろうな)のアンプは、ラックスマンのL-570でありました。その後の怒涛のオディオ馬鹿騒動の中で、このプリメインはいつの間にかどこかへいったのだけど、いつかまた聞いてみたいとずっと思っていたのでした。
20代の後半、このアンプとSPにヤマハのセンモニ、それにCDPがフィリップスのLHH-500だったなあ。今考えてもちょっと玄人ぽくて、悪くないラインアップだなあ(笑)。
このラインで聞く、ピアノの音は本当に良かった、、、当時ライバル機だったアキュのプリメインE405と比較したけれど、あたしは570の音がダントツ良かったのだった、、
このラインアップで、東京でサラリーマンをしながらいろいろな音楽を聞いたなあ、、、CDもたくさんかった。東京にも輸入CD専門店とかもたくさんあって、いい時代だった、、でかいCD屋がばかすか建っていた頃ですよ、、
ちょうど息子が生まれる前に、このアンプを買ったのだから、もう26年も前になるのだけど、やっぱりこのアンプ聞きたい聞きたいと思っていたら、ご縁があって、昨日、このアンプを入れることができた、、
あなうれし!と さっそくうちのサブシステムSPであるハーベスHL7に繋いでみた。
なつかしい、ボタン、アッテネッター方式のプチプチボリューム、こんなだったっけ、そうそう、こんなだったなあ ともかく懐かしい、、
音は、NS-1000Mで聞くより、もっと、ピアノの音がスィートで甘い、しかし芯があって、独特の甘い響は、官能的でさえあります、、
ああ、これこれ、この音が好きだったんだあ、、としばしうっとり、
でも、低音はセンモニに方が出てたなあと思いつつも、ハーベスは能率悪いからしようがないなあ、でも実にスィートな美音でありました。
バイオリンの音も実に艶やかで甘く、、これは本当に独特の音であります。こんな音がするアンプ==つまりこんなに独特の個性をもった音のするアンプは、マッキンぐらいか、、
でも、マッキンのように重心が低いってことはなくて、ちょうど中庸の重さなんだけど、実にスィート、、
でも、そのうち、年代ものなんだろうな、右側のチャンネルの音がガサガサいいはじめて、、マリアシュナイダーをかけはじめたら、
ついに右CHが不調に陥った、、
でも、少しも気にさわらなかった、、こんなもんだろうなあと思った。
あれからなんしろ20年以上が経ったのだからなあ、ちょっとぐらい不調が当たり前だよな、、
これ譲ってもらって、ラックスにOHに出しましょう。
そうして戻ってきたら、もう一度、ハーベスにつないで中音量ぐらいで、良い音楽を聞きましょう、、ノスタルジーなんですよね、、
しかし、L-570、、やっぱり素晴らしいアンプだった、、