2015年 「ジャズ批評誌」の輝けジャズオーディオ大賞の金賞を受賞したのは、、、アレサン・ガラティトリオの「オンアサニーディ」。
プロデュースはイタリアの名匠ステファノ・アメリオさん。
すごい美音、、アメリオさんの録音は美音主義というか耽美主義というか、うつくしいのです、、
音楽は、このトリオ独特の抒情的な、ゆっくりめに歌いあげる感じ、、
実は、今事務所のセットで聞いているのだけど、なかなかいい音なんであります。
ピアノの音が、ECMのアイヒャーさんの録音よりももっと濃いめというか、、アイヒャーさんのそれが、もっと広がりのある、ちょっと冷たいぐらいまでの広さをもっている=音場が広いということか、、=のに対して、アメリオさんのそれは、もっとあたたかいというか、情熱的というか、、イタリア人とドイツ人の違いというのか、、、
そ~いえば、ちょっと前にアイヒャーさんのインタビューをYOUTUBEでみてたら、なんとこの人、いっときベルリンフィルでベースを弾いていたというから驚いてしまった! なるほど、そういう基礎のある人だったのだね、、
ほんのりあたたかみのある極美音で歌い上げらる美しいピアノの旋律、それによりそうベースとドラムス、、
だけどそれだけぢゃなくて、ちょっと現代音楽的な響もまぶして、知的なスタンスもあって、いいなあこの盤、、
それでも、あたしはやっぱり、下で紹介したピーコックさんの作品が好きだなあ、、何回聞いても発見があるような、、そんな作品
ガラティトリオはむしろ映画音楽を聞いてるような、、情感に訴える演奏、、
ピーコックさんのそれは、むしろ知的な深さがあるような、、
好き嫌いではありますが、、いずれにしても、さすが金賞受賞盤なんであります。