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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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やっぱり基本が大事なんだ、、スターリング

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結構大変な仕事が早く終わったので、昨日は早くに帰宅できたので、またスターリングを鳴らすべくいろいろやってみました。


今の状態だと、そこそこ音はいいんだけど、オケのフォルテなんかになるとちょっとヒリヒリして、ちょっとヒステリックな感じになって、ああ、これってタンノイ特有の癖なのかあとちょっと諦めていた。これならセンモニに方がずっと音色もいいし、また入れ替えようかなんて思っておりました。


で、そうだ、でもまだスターリング専用のスタンドを使ってなかったなあと気づいた。使ってたのはサウンドトレール社のスターリング専用スタンド、でもタンノイが作ったスタンドなら、また音は違うかもとあんまり期待もせず交換してみました。





するとやっぱり違うのでした。音の重心がさがり、弦の音のがさつきがなくなって、響が全く違う。ホールトーンというのか、そういう響全体の広がりが出てきた。あらら、これは、どうしたことかと思って、耳タコCDでさらに聴いていく、、


でも、どうしても音にヒリつくところがある。もしやと思ってプリのC-280Lの極性を変えてみたら、あらら、音全体が滑らかになった!


おお、これはどうしたもんかい!とちょっと驚きつつも、このままの状態にしてお風呂と夕食、、


2時間ほどたって、また鳴らしてみたら、、、あなた、もう先ほどとは全く違う、、、純性スタンドで鳴らしたスターリングの音は、いわゆるあたしがイメージするタンノイの音そのものなのでした、、


ひりつきや、ヒステリックなところがもう全くなくなって、独特の高域のきらめきがとても良いですね。ともかく音全体のバランスが絶妙、、




カラヤンがVPOと録音したチャイコフスキーの交響曲5番を鳴らしたら、、、この盤がこんなに絶妙なバランスで、すばらしい響きでホールトーンでもって、フォルテでも楽器の音が実に良い感じで溶け合って、、まさにタンノイサウンドが聞けました、、


5番とカップリングに「弦楽セレナード」。これも実に豊かで美しい響、、それだけじゃなくて、音楽の抑揚というか表現が実にはっきり出て、音楽を聴いていて、思わず体がうごいてしまう!


続いて聞いた、秋吉敏子グループのカーネギーホールライブ、、ホールで録音したっていうのがはっきりわかる響なんです、、


そりゃベースの音とかははっきり、明確に出てくるって感じではないけれど、ホールの中で弾いてる感じが、、つまり全体の音の中の一部として聞こえてくる、、 ホーンの細かい所作がはっきりわかる、、


何か一番いいかというと、音楽全体が実にいいバランスで、破たんせずに、、そうしてのびやかに活き活きとなるということなんです、、







こんな音の様相は、今まで聞いてきたスピーカーとは全く違う、、

たとえば、B&W802の音は、楽器それぞれの音が明確に、すこしの欠落もなく鳴ります、、アキュと鳴らすと、それはそれはすごいよ!


でも、今のスターリングのように聴いていて、思わずその表現に楽しくて、体がリズムに乗ってしまう、、ような感じではないです、、


そうかタンノイは、音楽をどう表現するかってこと念頭においてこのスピーカーを作ったのだということが分かった、、


こういう音ですよ! こういう! こういう音がいいんですね! 


巨大なシステムを構築することなく、こういう音楽を十全に楽しめるシステム、、とてもいいですね、、


それにしても、スタンドとか純性のものがあるときは、まずはそれをつかって音を追い込んでみるのが実に大事ということが、センモニに続いて、また理解できました。


タンノイの人たちは、スターリングでこういう音が出したいんだよね~と言いながら、音をききながらスタンドを作っていったと思うのです、、スターリングの本当の音は、だから、タンノイの専用スタンドを使った方が良いんだと思いました。


ということで、昨日からスターリングが俄然本領を発揮して、いや、むしろこのSPでいいんぢゃないかあとにやにやしております。


それと、横にセッティングしたおなじくタンノイのReveal402、、これもいい音なんです。こちらについては追って報告しますね。いや、噂にたがわず実に良い、、





タンノイ、、、、すばらしいSPです、、、




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