音もだちが貸してくれたタンノイスターリングを鳴らしています。
うちに置いて2週間ぐらいしかたってないのだけど、なんとなく、このSPとの付き合い方がわかってきたのだ、そのことについてどんどん書いてしまう(笑)。
下にも書いたけれども、タンノイのSPはユニットと箱で全体の音調が作られる。そのために、特にスターリングなんかの場合だと、タンノイが作った専用のスタンドとあわせて、三者一体で作られる響っていうのが基本なるぢゃないだろうか、、
さて、その上で、ユニット全面を覆うサランネットがありますね。こいつを使う、使わないで音調が変わるから、またむずかしい(笑)。
ユニットのストレートな音が、ネットを付けると、ネットに反射、拡散してまた独特の音の変化がある、、
スターリングには、ATTがついていて(初期型はボリューム式)、これで高域を少しつけたり弾いたりすることができる。ネットを付けるときは、ATTの位置を微妙にかえながら、ときに高域を少し強調して、ネットを付けて、全体の音調を確認、、
そういう作業を繰り返しながら、好みの音調・響にしていく、、っていう基本ワークがあるのだと思います。
そうした上でアンプの選択、、、あまりに高域が強いアンプだと、やはりちょっとうるさくなるし、固い音だと、響全体が固くなったりする。ここはやっぱり、どうしても音が柔軟で、ちょうど良い塩梅のパワー(50とか60Wぐらいか)のアンプがちょうどいいかもしれません。
ほら、上杉の玉アンプで鳴らすタンノイは実に良いという評判ではないですか、アンプの音質とタンノイの響が合うということなんでしょうね。故上杉先生は、タンノイがお好きだったみたいだし、、
すると今度は、これまでしたててきた音調や響に合うCDPとかを選択する必要が出てくる。ん~CECのベルトドライブとかは、実によいかも、、、うちはマランツなんですけどね(笑)。
スターリングをよくならそうとしただけで、これだけ工夫と時間が必要ということなんだろうと思います、、、
だから、今うちのスターリングは結構いい塩梅で鳴ってます。それはセンモニとかのモニターSPとは全く違う音ですね、、
オートグラフとか鳴らそうとすると、それはそれは大変な努力と工夫が必要なんだろうなあと思います。五味康助さんのオディオエッセイ読むと、よくわかる、、
自分ところにタンノイの大きいSP置いて、このみの音に仕立てるていうのは、それは大変な、時間と工夫とお金と、そして愛がいるんだろうなあと思います、、
でも、タンノイを愛する人はたくさんいるものなあ、、愛するほどにいい音出すっていう、、なんか官能的なSPなのかもしれません。
タンノイ(もちろん伝統的なタンノイね)