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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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ロリンズの夏、、ライブアンダーザスカイ ’81 ①

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最近分かったのは、このバカブログを読んでくださっている方の中には、あたしと同年代のジャズファンの方が結構いらっしゃるということだった、、

 

この間、ふと、あついな~そ~言えば、最近は夏にジャズフェスやらないなあ、昔はたくさんあったぞ、

 

おお! そういえば、大昔、あたらしがまだ20代のころ、ライブアンダーザスカイっていうジャズフェスがあって、あろうことか、熊本(福岡公演っていっていたけれど会場はグリーンランドっていう熊本の遊園地)で開催されたとがあったのを思い出した!

 

それは、1981年のこと、、あたしがまだ若干19歳ですね(笑)。そのとき熊本に来たのは、以下のみなさんでした。

 

今から考えてもすごいメンツ(笑)。このとき、ジャズメッセンジャーズでウィントンとかも来てたらしいのだけど、熊本にはこなかったのでした。

 

当時はフュージョン全盛で、特にあたしはベースとか弾いていたので、スタンリークラークは死んでも見たかった、、

 

それにちょうどその頃、ジョージデュークと「クラークデュークプロジェクト」なるユニットを組んでいて、今聞くとあまりにもポッピーなアルバムではずかし~ぐらいのCDを次々とリリースしていたのでした。

 

当時のあたしは好きな女の子にふられた直後でもあり(大爆笑)、異常に感情移入して彼らの音楽を聞いてはちっくしょ~とかいいながら涙しておったのでしたから、、

(これね)

 

それと、スタンのLPはすでに何枚か聞いていて、下手だけどコピーとかにも挑戦していて、あまりの難しさに、スタンはやっぱり天才なのだと、あたしにとってはすでにベースアイドルなのでありました。

 

で、高校のバンド友達とふたりで行きました、、

 

当時はな~にもしらないおに~ちゃんだったあたしらは、当日会場に行けばなんとかなるだろ~と当日券を買い求めましたが、もう椅子は全部埋まっててて、座るところがなくて、う~これは最後まで立ち見だねと二人で苦笑、、

 

そのうち、チックのバンドの演奏が始まったのだけど、その当時のあたしらときたら、そういうトラディショナルなジャズってまったく興味がなくて、チックが弾いてもブレッカーがブローしても、なんじゃ~こりゃ~と白けていたのでした、、 

 

で、チックのバンドの演奏が終わると、逆にもうこの後のフュージョンとか聞かなくていいけんという、大人の人たちがおおぜいわらわらと椅子をたっております。

 

そのなかのお二人が、茫然としているあたしらふたりを見て、お~おにいちゃん、おれたちもうかいるけん、ここすわっていいよ~と席番が記してある、うちわをくれたのだった! 

 

おおおお! おとっとな~! ふとっぱら~! もろジャズだけ聞いて帰るげな~ もったいないばってん、おっとなばい、おれたちもがんばって もろジャズわかるようになろうなあ~

 

とかいいながらもう遠慮なくありがたく うちわをいただいて、ちゃっかり席に座りました。そこはステージがもう目の前の席!おおっ! 

ラッキーばい! んでもって、次はだれ!? 

 

お~っ! お~っ! スタンリークラークばい! しっかもジョージ・デュークとばい! うわ! こら、クラーク・デュークプロジェクトぢゃないかい! おれは、これが今一番好きばい!

 

うわ~うわ~といってるうちに スタンとデュークが出てきた、ドラムスはおお! アル・フォスター!!

 

もう初めからとばすとばす! 

 

スタンの速弾きとコード奏法を、まさに前の前で見たあたしは、ぶっとんだ! すっ、すごい、、音の洪水! リズムの狂乱・乱舞! く~ったまらん!! イェィなのであります!

 

それに、あたらしが知ってる曲を次々に披露してくれて、

 

気づけば回りのみんなも立ち上がって、こぶしを空に向かって突き出して、全員でリズムの押収、、おお、たのしかった!うれかしかった!おもしろかった!

 

あたしは19歳! まわりのみんなも同年代! 若い僕らのライブアンダーザスカイ!  

 

もう、ほんとによかったあ、、 

 

その熱狂の2時間も終わり、ちょっと休憩とかいって、あたしらは譲っていただいたパイプ椅子に座ります。

 

いや~スタン良かったけん! ほんと、スタンはすごかね! ジョージ・デュークのシンセもすごかったね、、お~ほんと、なんであぎゃん難しいフレーズば間違んで弾けるとかわからんなどど、

 

若いあたしらは、あまりのすごさにわらいがとまらん中でそんな訳わからん会話をつづけて、、次の方、そうあの方の出番を待ったのでした、、

 

つづく

 

 

 

 

 


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