FALの足元を見直してみる。
最近、N響関係の記事を読んでいたら、NHKホールでは各種演奏会の際、オケとか奏者の下にボードを敷くのだそうだが、クラッシック演奏時のボードの木目の向きと、邦楽のそれは違うのだそうだ。
つまり、板の木目が正面に対して横・縦で音響が違うということなんだろう。ということで、あたしも試してみることにした。
ホームセンターで買ってきた檜の板なんですが、SP正面から見て木目横に設置していたものを、縦置きにしてみました。
すると、、、ああ、音の抜けが違うわ~、、前はちまっとまとまって聞こえていた音がふあ~っと広がって、これはいいな~。
しっぜ~んに音が吹いてくるような感じがしてFALの持ち味が十分出てきました。
檜ボードを縦置きのまま、ウッドキューブをSPベースの4点に入れました。音はぐっとしまり、タイトになりましたね。でも、悪い傾向ではないなあ、、無駄な音がなくなったという感じ、、
でも、もちっと何かが足りない。んじゃ~しょ~がないな~と手もちのリベランメンテSPケーブルで一番短い2メートルものを使うことにした。こいつをシングルで接続。SPのHI/LOW端子はジャンパー線でコネクト。
(オルトフォンでシングルワイヤ接続している状態)
あ~やっぱりオルトフォン7Nよりも実に自然に音が出てくる感じがあるなあ。倍音もすっきり出てきて、低音にも自然な豊かな感じがある。SP足元のセッティングとリベラメンテSPケーブルの併用で、なかなかあたし好みの音の仕上がりになった。
で、この状態で2日ほどなら仕込みをする。リベラメンテケーブルって、日を追うごとになじむのか、さらにあたし好みの音にしあがってきましたね~。これは良い!
ということで分かったのは、FALのSPはほとんどフルレンジみたいなので、至近距離で聞く分には、セッティングの影響はほどんとないだろと思っていたのだけど、いえいえそうではありません。
細かいセッティングに敏感に反応するスピーカーだった。
セッティングによってはちまっとした音になるし、広大な音場を提示する、、低域もつまったように聞こえるときもあるし、ぐ~んと下の下まで沈みこむ場合もある、、
昨年6月に導入したSPなのだけど、アンプはもちろんだけど、ケーブルやセッティングで音が大きく変わるのは、やっぱりスピーカだけに基本は一緒だったのでした。
それでも、B&Wの音の傾向とは本質的に違うなあ、、B&Wは音のひとつひとつをどうする鳴らすかにこだわる、つまりオディオ的な音だとすると、FALのそれは音・音楽全体をどう鳴らすかが主眼なんだと思う、、いわば音場型、、そんな感じだろうか、、
そして、もうひとつ違うところ。FALは軽い(笑)。重くない(笑)。
30キロそこそこなので、片手、片足で角度を調整しながら、はさみものだってできるし、ポジション移動もひとりでなんとかこなせます。一方、B&Wは802クラスになったら、ひとりぢゃ無理無理無理だって、、
1人でなんとかセッティングできるっていうのは、50代半ばなったおっさんにとっては、結構重用なポイントなのであります(笑)、、