鳴らすのが難しいスピーカーをＡＭＰ－ＫＵＭＡＭＯＴＯがどう鳴らすのかっていうので、モアイはどうだっていうんで、やってみたら以外にも、このふたりの相性があまりにも良いので、Ｍバードのチューナーを接続して、いろんなジャンルの音楽を聞きつつ、エージングを２日間やってみました。
先に書いたようにセッティングはめちゃめちゃなのだけど、その雑な感じを、も、ちょっと細かくご紹介してみますね。
先ずは、アンプの出力をモアイ上部に接続。その辺にあったバナナプラグと、ホームセンターで買ってきたなんちゃってスピーカーケーブルを使用。
で、モアイの低域部は、モアイ上部のターミナルから、ドアチャイム接続用の極細単線で、い～かげんに接続。
チューナーとアンプは、ちょっとだけ高級になって、ワイヤーワールド品を使いました。一転豪華主義？ しかし、アンプの電源ケーブルはアキュフェーズの極太ケーブル、Ｍバードチューナにもアキュフェーズのちょっと前のアンプ用のケーブル（極太ではないです）。
モアイの上部と下部には、何かはさんまんとなあ～、しかし、気の利いたインシュレーターなんてものは手元になし、何かないかと考えた、そ～だ、１０円玉入れてみましょと、３点指示ポイントで１０円玉をはさみました（笑）。ど～いう効果があるのかは、わからんがＬＲともに、少なくとも６０円分の効果はあると信じる（笑）。
ＣＤＰは、マランツのＳＡ－１５でＳＡＣＤも再生可能。音はまあまあ良いです。
モアイの足もとは、な～にも敷かず、床に直置き。良くないなあ、石板ぐらいはいれたいのだけど、ま～ないものはないという現状。
モアイは実家でほったらかしにしてたものだから、フォステクスのフルレンジの顔がちょっと黒ずんでしまった。カビですね、、なんとかしたいが、きちんと音は出るので、下手なことはしない、、現状維持。
こんな感じでの、まあほんとにい～かげんなセッティングで音を２日間ほど出してみました。
そして、それは昨日の夕方だった、音がまたガクッとシフトアップしたような感じが、、それまでちょっと甘めだったフォーカスがびしっとあった、さらには、音圧も少しあがったような感じがしました。ん～とか思ってしばらく聞いていたら、やっぱり音の質がよくなりました。
これは、どうも、モアイ側のエージングが進んで、内部パーツとかが活性化されたのではないかと踏んでおりますが、どうか、、でも、確かに音が良くなりました。
ＭＢのチューナーの音なのか、ワイヤーワールドの効果なのかわからないのですが、なんというか、独特の艶とコクが出てきました。ちょっとマッキンのトランス付アンプのような音調というか、、
アンプの出力が１８Ｗとは、まったく思えないほどのエネルギーと、凛として瑞々しい高域は、エージングを経て、さらに磨かれた感じ、、ジャズベースの深い沈みこみは、実に聞かせます、、
ちょうど夕方からやっていた、ラトルがＢＰＯと入れたワーグナー「指輪」を聞いたのだけど、やはりツィターの音の特徴なのか、弦の音はやや線的になるけれど、ちょっと前まで感じていた、ほん少しのざらつきというかきつさは、なくなりました。
ＦＡＬとＥＡＲだった、こういう様相ではなくて、光沢をもったシルクみたいな弦の音になるのだけど、それは、キャラが違うということなのですね、、
しかしながら、音全体が、なんというか実にスィートというか、、とても官能的というか、、ちょっと本当にマッキン的というか、マッキンの太さとコクに、ＳＡＴＲＩの高解像度と自然に伸びる高音という、なんとも豊かであっま～い音なんです。
という訳で、無理やりＡＭＰ－ＫＵＭＡＭＯＴＯの試聴機を先月から１か月近く使ってきたのだけど、、、やはり本当にこのアンプが実力を発揮するには、ＳＡＴＲＩアンプのほとんどがそうであるように、一定時間のエージングが必要ですね。
それと、毎回のリスニングでも、本当の音になるまで１時間は灯を入れてほしい。
さらに、回路の関係なのだろうけれど、また、試聴機だけかもしれないけれど、このアンプ、灯を入れた直後は音がでない。スイッチを入れるとＳＰからジ～ッというノイズが出ます。でも、大丈夫、これは回路があったまっているということで、しばらくすると、このノイズが消えます。回路が準備できたということなので、ノイズが消えて静寂になったら、さあ、音楽をかけましょう。そ～いう感じは真空管アンプに似てますね、、
それにしても、ＡＭＰ－ＫＵＭＡＭＯＴＯで鳴らすモアイの、このスィートな音には、いやあ、聞きほれてしまいます。夕方のしょ～ちゅ～がうまいうまい、、