今朝はとっても涼しくなって、しかも4時ごろには起きてしまったので、MBでここちよい音楽をヘッドフォンで聞いて、頃合を見て犬と散歩に出かける。
5時ちょっと前。
ついこの間までは、もう明るかったのだけど、今はまだまっくら。
外に出ると、おお! まだ一面の星空なんである! 東の空にはオリオン座、北の空にはケフェス座、カシオペア座、ぺガスス座は西の空に沈まんとしておる。
ん~ちょっと肌寒いし、季節は確実に秋に向かっているのでした、、
さて、いよいよ、クナーパーツブッシュ、62年のライブ録音のDSDファイルをダウンロードしたのだけど、、実は職場のあたし用のPCの中に落としたもんだから、家までもってかえって、ソニーのHDDプレイヤーに転送しなくちゃいけないんです。
大容量のUSBとかがなかったものだから、ど~しょうと考えたら、おお、そうだ今ほどんと使っていない大昔の60GBのiPodがありました。で、こいつにDSDファイルを転送。
帰宅してからが大変だ、、先ずは自宅のハブと音楽室のプレイヤーを10メートルのLANケーブルで接続。そうして、ソニー専用のソフトをPCで起動させて、こいつにiPodを接続する。そのうち、専用ソフトがプレイヤーを認識するので、iPodに入れておいたファイルを転送する。約20分ほどで転送は完了、、転送後もHDD側のファイルの整理に時間がかかって、やっぱり1時間以上はこの作業にかかりました。まあ、うちの場合はお茶の間と音楽室が離れているので、こんなに面倒臭いんですけどね(笑)。
さて、アンプに灯をいれて、しばらくして、いよいよ試聴。
HAP-Z1ESの画面にジャケットの写真が現れます。おお、いよいよ鳴らすします。果たして音が出るのか、、ちょっと緊張、、
(これが表示された)
そして、おお! おお!あの荘厳な前奏曲が流れてきました!
無事DSDファイルの再生成功!
アンプが十分にあったまってないので、その音がどうかっていうのをかっちり言うには早いかもしれないけれど、、ちょい聞きした印象は、、
なんというか、空気がぶわっと、62年のバイロイトのその時の、空気がぶわっとあたしの部屋に充満した~っ、、というか、、微粒子状の空気が、あたしの音楽の部屋を満たしたっていう感じ、んな感じの中で、クナの演奏が始まるからたまらない、これはいけません、いいですわ! 部屋一杯に音楽広がりますけん!
演奏については、追って述べますが、、なにしろ音はリアルというか自然というか、ほらライブでしょ、、歌手のみなさんが舞台を歩く音が、もうそのまんまという感じで聞こえます、、なんかしらないけれど、あたしの横からとか、ななめ後ろからとか聞こえてくるときがあるので、ちょっと薄気味わるいぐらいリアル(笑)。
しかし、なんだろう、これ? 一体? ホールに座ってきいているような感じ、、本当にタイムススリップして、そのときのバイロイトにおりますみたいな感じ、、
録音データを見ると、62年7月と8月とあるから、この空気の何千キロも極東の日本で、生まれたて(あたしは3月生まれ)のあたしが、おっかあのおっぱいすってたんだなあというのが、このDSDが醸成する空気感の中で、あらためて「リアル」に思われるのであります。
オーディオっていうのは、失われた時間を再生するタイムトリップだっていつも思うけれど、DSDで再生したときの、この時間を超える感覚は、すごい!
演奏はもちろん聞いたけれど、先ずは演奏の周りの雰囲気のリアルさにあたしはともかく驚いた、、
ファイルで再生するDSDっていうのは、今まで聞いてきた音楽ソースと雰囲気がとても違う(いい意味で)と感じた、、そうして、このソニーのHDDプレイヤーの音の良さと操作性の良さをあらためて実感しました。ファイルをきちんと移動してあげれば、後はすべてプレイヤーの方でやってくれるから、これはいいんぢゃないだろうか? この種の機器の操作性がもっと良くなれば、PCとかネットに抵抗を感じる向きもやってみようかっていう気になるかもしれません。
さて、ここで面白いのは、実はあたしはアナログでもCDでもオペラって数はそんなにもっていないのだけど、いよいよオペラを本腰入れて聞きだそっていうことにしたのだけど、こうなるとハイレゾでファイルでDLして、いろいろなオペラを聞くっていうことも有りということですね。
たとえば、この秋から、毎月1本オペラを聞いていきましょ~!ということにすると、毎月のおこづかいで間に合うくらいのオペラをDLしてじっくり聞いていくっていうことも全く可能っていうことですね。特に、地方に住んでいるものとしては、町中にいっても、もうレコード屋さんそのものがないし、あっても、あたしらが聞きたい音源ってないのよね、、
こういう状況からすれば、音源配信っていうのは、地方・大都市関係ないから、あたしのしみったれてた現状を改善するための、大きな要因となるなあ、、
毎月1本オペラ! 毎月1本オーケストラかジャズ! なんて、おこづかいの範囲内でそろえていくっていうのは、なにかあたらしいオディオ領域っていうので、ちょっとわくわくしてきました、、
さて、今日からじっくりクナのパルシファルを聞いていきます。
DSDでね!