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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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生島さん大活躍の1週間!? ミュージックバード今週を総括する! 

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いよいよ週末なんであるが、あたしはなぜか忙しいので、今日も仕事です。

 

さて、今週のミュージックバードのオディオチャンネルを総括したい。

水曜日の「これだ!オーディオ術」の感想はすでにアップ、、

 

火曜日の清原さんの番組「音楽を10倍楽しむ方法」では、ミュージックバード専用チューナーの比較試聴の最終回。これはあらためて別に書きますね。

 

しかし、今週はなんといっても、「オーディオ歴史館」のパーソナリティである生島さんの大活躍がすごかった!

 

先ずは31日の「オーディオ歴史館」では、久しぶりにCDプレイヤー特集。

といっても牧野さんと生島さんの番組だから、ふつ~のCDPではありません。

つまり:

 

10月24日/ソニーとフィリップス、CDオリジネーターの「あのころ」
 1982年に商品化されたCD=コンパクトディスクという音楽メディアはことしで登場35周年を迎えた。フォーマットの開発に当たったのは日本のソニーとオランダのフィリップス。数多く発売された2社のCDプレーヤーから、ソニーはCD登場5年後の製品であるCDP-557ESD、フィリップスからはマランツ・ブランドでCD登場9年後の91年に発売されたCD-72をそれぞれ選び、その音色の違いを聴く

 

というもので、CDがだいぶ音楽メディアとしておちついた時期に出た機器の音の違いを聞いていこうというもので、かかった曲は:

 

出演:牧野茂雄、生島昇 ※ソニーとフィリップス、CDオリジネーターの「あのころ」- 
Paperdoll矢野顕子Epic/SonyESCB2181
嘆きのサンフォニーレイモン・ルフェーブルOrch.VictorVICP 41049/50
シバの女王レイモン・ルフェーブルOrch.VictorVICP 41049/50
Le Dangerフランソワーズ・アルディVirginVJCP25258
Close To YouGreat Jewish MusicTZADKTZ7114-2
Show MeShelly Manne TrioVictorVICJ-5082
Traveling宇多田ひかる東芝EMITOCT-24819
四次元トランク松たか子

UniversalUPCH-1291

 

 

しかし、こうやってあらためて聞き比べてみると、放送を通じても2メーカーの音づくりの違いがはっきり分かりますね。

 

 

生島さんの愛機であるソニーのCDPは、キレッキレッの音で、、矢野顕子さんのピアノなんかは、立ち上がりがはやくて、キラキラの音がとてもよくて、、何かこ~

「しなやかな鋼」みたいな感じ、、 定位もばっちりで、、いかにもハイファイという音、、

 

次に牧野さんが、フィリップスでかけた「シバの女王」。ここでまた、東京タワー付近の女性ですか?、いや増上寺付近ですと、すばやくボケ・つっこみのお二人の漫才がはじまる。すいません、東京をよく知ってる人でないとわからないギャグですけど(笑)。

 

んでもって、フィリップスの音はやはり、アナログ調というか、弦の音が柔らかく、響が豊かで聞きやすい、、ソニーのCDPは、音ひとつひとるが分離してはっきり聞こえるけれど、フィリップスは音楽全体をうまくブレンドしているような感じでした。

 

それにしても、この当時のソニーのCDPのつくりは、ものすごいらしく。パーツの振動対策とか、なにしろ重たいということで、今では信じられないぐらいのつくりとのこと。しかも、この機械には、ソニーが通常仕込む(?)ソニータイマーが、どうやら入っていないらしいので(?)、これまで故障知らずと生島さんがべたぼめ、、

 

こうやって聞き比べてみると、あたし的には、音的にはフィリップスがこのみかなあという気もするが、ソニーのこの「しなやかな鋼」みたいな音調にはこころ惹かれます、、このCDPでピアノトリオとか、それこそデビュー当時のウィントンとか聞いたら、はげしく興奮するんぢゃないだろうか、、フィリップスだと、なんというか、興奮するっていうよりは鑑賞しちゃうみたいな感じになるかも、、

 

で、この頃の重厚長大なCDPで思い出すのはNECのCD-903。

このCDPは、10数年前、バクーンプロダクツの永井さんが使っていたものを、拝借したことがありました。なにしろ重くて重くて、、その時はSATRI DACのトランポータとして使っていたので、肝心の本器のDACの音をきちんと聞くことはできなったけれど、いや、これはすごいCDPでしたね(笑)。86年の発売というから、これもCD黎明期の珍品というものなのか、、

 

 

そのうち、アキュからセパレートCDPがリリースされたのだったなあ、あれはまだ使っている人がいるというからすごいなあ。あの時代はなんかみんな活き活きしてたなあ、、バブル期か、、

 

なんてことを考えていたら、今回の放送は終了、、

 

さて、そして昨晩(27日)の大橋さんの番組「真空管・オーディオ大放談!」をちょっと遅れて、、おおもう8時過ぎ、きかなきゃといそいで機器に灯をいれると、なんと今日のゲストは生島さんで、、もうすでに愛用のカートリッジと愛聴盤を持参して、本番組に参加中なのであった、、で、かかった曲は全て生島さんの盤から:

 

9時台出演:大橋慎 ※真空管アンプでカートリッジ三昧 ゲスト:生島昇(ディスクユニオンJazzTOKYO)- 
If There is Someone Lovelier Than YouEric AlexanderM&IMYCJ-30199
プレリュード ホ短調(ステレオ)ジェリー・マリガンPhilipsPHS-600-108
プレリュード ホ短調(モノ)ジェリー・マリガンPhilipsPHM200-108
Over the Rainbowテディ・キングStoryvilleXTV23908
Over the Rainbowテディ・キングStoryvilleXTV23908
This Guys in Love with Youサリナ・ジョーンズCBSS63613
This Girl's in Love with Youサリナ・ジョーンズCBSS63613
10時台夢のカリフォルニアキャンディーズCBS25AH410
普通じゃないちあきなおみColumbiaPX7047
初恋三田寛子CBS07SH1285
And the Angels SingJachintaGroove NoteGRV1006-1-45
Birk's WorksThe Red Garland QuintetPrestigePRLP7181

 

いや、しかし、この選曲は、もちろんパーソナリティの大橋さんと高山さんの合意もあったにはせよ、、いかにも生島さんではないかと、、

 

ジャズボーカルとかをアンプの真空管を交換して聞き比べして、3人ともやっぱり300Bで聞く女性ボーカルはえろくていいですねえ~なんて、50代おやじ(あたしもそうなんですけど)がもりあがって、実にいい雰囲気(笑)。

 

(真ん中が生島さん。ちあきなおみさんの普通ぢゃない盤といっしょに)

 

でも、やっぱり今回一番大ヒットだったのは、生島さんが持参されたキャンディーズ盤にとどめを指すのではないだろうか(笑)。しかも、先回「オーディオ歴史館」

でかかった、日本なまりの英語で3人娘が熱唱する「夢のカリフォルニア」という選曲だからたまらない。

 

しかも、当時彼女たちのバックはMMPという凄腕のミュージシャングループで、後のスペクトラムなのですよと生島さんが解説、、お~スペクトラム! なつかし~とか思っていると、、大島さんの相方の高山さんが、じつは、わたしのオーディオの原点はキャンディーズの「年下の男の子」でして、あの曲をもっといい音で聞きたいという思いが、あたしをオーディオに導いたのですと静かに告白する、、

 

いや~、うれし~な~、、(大爆笑) あたしもこのブログには過去何回とななく、キャンディーズネタを書いてますでしょ。特にす~ちゃんが好きです! とうことで、電波の向こうのご同慶のおっさん二人と、握手したくなっちまうぐらいの親近感が醸成されました(笑)。

 

で、つられて大橋さんも、実は私のオーディオのディフォルトはグレープなんですよと、、告白、、あ~いいなあグレープ、、友達が好きで、よくLP聞かせてくれたなあ、、中学生の頃ですよ、、

 

次に三田寛子盤をかける、、ものすごすごいバッキングの演奏なんだけど、三田さんの歌はあまりにトホホなのでだけど、、こういうシュアーのカートリッジとかで聞くとイラっとしてしまう盤を、オーディオテクニカのカートリッジで聞くと、逆にやさしくなるんですよと、、なんと、大橋さんの番組で、あろうことか! 自説「いらっと理論」を開陳してしまうのであった! で、もって聞いてるおふたりも、ほ~っと感心されている、、大爆笑なんである! 

 

んでも、もって、今回のクライマックスは、ちあきなおみさんの「普通ぢゃない」。

これって本当にまさに「普通じゃない」曲で、バックはミッキー吉野グループのファンキーなアレンジと演奏ですごいのだけど、、もうなんというか歌が変というか異常というか、シュールで、、何がなんだかわからないという実にこれこそ前衛といってもいいかも、、 もうぶっ飛びなんであります。

 

しかし、このベース・ドラムスのリズム体は、たぶんゴダイゴのふたり。ベースのグルーヴはSフォックスさんに違いない、、だって、あたしは間接的にであれ(カセットだけどね)、この方にベースをならったのだから、わかる(違うかもしれないが)。

 

しかも、この盤のジャケットは、もろ「ワルツフォーディビー」のパクリですよ~とみなさんで、さらにこの盤の普通ぢゃなささに驚いていられる、、

 

ということで、持参されたカートリッジで生島さんの愛聴盤を自らのセレクトでかけまくるという2時間でした。

 

「ハイレゾとかもいいし、高額のウルトラハイファイカートリッジも良いけれど、お皿の中のちょうどよく盛り付けられたような音がいいんです。ハイレゾとか超ハイファイだと、お皿から飛び出して、、逆にまずくなる感じがするんです。だから、盤の音がちょうど良い盛り付けになるようなカートリッジで聞くのが良いのです、、」

と生島さんが語り、、番組を閉じました、、

 

(生島さん持参のカートリッジ)

 

いやあ、おもしろかった、でも、これって実際番組を聞かないと本当の面白さを実感できないなあ、、生島さん面白いから、ソロで番組もたれてもいいかも(笑)。でも、お店もあるし大変ですね、、

 

んで、もって気づくと、マエストロ村井の番宣ページにも「生島」という文字が、、なんだなんだという良く見ると、生島さんの愛機パラゴンの写真。なんでも、パラゴンを熱愛するマエストロが生島さんちをお邪魔したときに取った写真らしいのだ、、

 

(これ!?)

 

ん~パラゴンなのね、、生島さん、、シャープのラジカセだけぢゃなくて、こんな名機もならしていたのだった、、

 

あるときは、レコード屋のおやじ、あるときは歌謡曲レコードコレクター、そしてあるときはラジオパーソナリティ、、あるときはオーディオマニア、、ん~これからの生島さんの八面六臂のご活躍を大いに期待したい!

 

今週は生島さん大活躍でした! おつかれさまでした。おもしろかった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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