昨日夜、またAMP-KUMAMOTOでFALを鳴らしてみました。
帰宅してすぐアンプの火を入れて、夕食など食べて8時前、音楽室であらためてAMP-KUMAMOTOがFALをどう鳴らすか聞いてみます。
何がいいかなあ、、とその辺のCDをあさってみると、この盤があった。
おお、そうだ今日(25日)はクリスマス。いいなあとカラヤンがVPOと晩年に入れた「ドイツレクイエム」であります。
CDって、、再生してから5、6分はいい音しないと思いません? あたしはいつもそう思うな、このマランツのCDPもそうで、再生直後は音がちょっとカサカサした感じなんだけど、しばらくすると、しっとりしてきて、いい様子になってくる、、これってHDDで再生するときも感じるのだけど、皆さんはどう思いますか?
さて、音の方なんだけど、、いいです、、実にじんわりいいですね、、
やはりちょっとだけ固めな感じがするのだけど、これはエージングでしなやかになっていくんだと思います。しかし、ともかく音場広い、、部屋一杯のオケと合唱がうまくブレンディングされて出てくるから、いやいいですね。まるで、温泉につかっているような感じ、、 低中域が豊かに出てくるのでゆったり聞けます。SATRIの音は聞いてて気持ちよくなってきますね~(笑)。
途中からバーバラ・ヘンドリックスのソロとかファンダムのソロとかがあるのだけど、いや、これが実にいいですね。ばちっとフォーカスがあって、これはFALの特徴からもしれないけれど定位が実によくて、あたしの正面、だいぶ向こうにすっと声が立ち上がる。これは、なんというか、高精度のクロックをデジタル系にかませたときに出てくる感じににております。しかし、今回はクロックなどはかましていませんから、、
あまりにも良い音で、しかも良い演奏なので、毛布にくるまって、気持ちよく半分居眠りしながら全曲聞きとおしたぢゃないか、、
で、もしかしたら、AMP-KUMAMOTOとFALのSPでオペラの再生がうまくできるのではないかと、こちらもカラヤンがBPOを入れたトリスタンの一部を聞いてみることにしました、、
再生の様子は、ドイツレクイエムとほとんど変わりないですね、、しかし、声の再生が抜群にいい!
カラヤンがオペラとか声楽に使った人の声って、強さよりも美しさに重きをおいているようで、こうして聞いていると、美声に聞きほれてしまいますね、、、他のアンプで再生しても、これほど声の美しさが伝わってくるっていうことはなかったのにAMP-KUMAMOTOとFALだと、こう、せつせつと、またじんわりと伝わってきますね、、
ゲインが非常に高いアンプなので、ボリュームを上げすぎるとうるさい感じになるときがあるけれど、そういうときはボリュームをちょっと下げて、声が一番うまく響くところを探すと、、いいですね、、
ボリュームをしぼっても音が痩せないのですね、、
現時点では、上に書いたようにほんの少し硬い音調であって、やや線的な表現というような印象があるけれど、それはこれからの鳴らしこみとケーブルや電源の吟味で、いくらでも好みの音に追い込むことはできそうです。あたしの、勘では、これから半年ほどならしこめば、しなやかな音になっていくんだろうと思うのですが、、ジャズ専門に聞く向きには、現時点の音でも十分満足できるかもしれない、、 なにしろ立ち上がりのスピードが早いからね。
いやしかし、AMP-KUMAMOTOとFALでオペラがこれほどうまく鳴るとは、まったく予想しておりませんでした、、それにして、これだけの音がAMP-KUMAMOTOで出ると、うれしいけれど、困りますね(大爆笑)。