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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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AMP-KUMAMOTOでFALを鳴らす!① 

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やっと12月の仕事がひと段落しての、連休だった先週、、いよいよAMP-KUMAMOTOをメインの音楽室でもってFALを鳴らすことにしました。

 

うちのFALのスピーカーSupreme C90EXWなのだけど、最近は2階のタンノイとかばかりを鳴らしていて、ずいぶん音を出していなかったのです。鳴らさないとなあと思いつつも、、2階の方がちょっと気楽に聞けるというので、ご無沙汰していた訳なんだけど、AMP-KUMAMOTOの音の検証の仕上げとして、やっぱりFALを鳴らさないといけないでしょ(笑)。

 

で、先ずは、メイン部屋にB&W DM600をもってきて、こいつを鳴らしてみました。

ん~こいつがねえ、良く鳴るんだ、、実に、、上から下まで実にバランスのとれた音で、ローゼンクランツのミニインシュレータをかましたこともあってか、下の方までぐん~と伸びて、そりゃご機嫌になります。先にも書いたけれど、このSP(というかB&Wのこの時代のスピーカーは)の音調はちょっと濡れた感じというか、しっとりした感じがあって、このアンプの音とブレンドしたときの実に硬軟の塩梅の良い音なんですね。AMP-KUMAMOTOのベストマッチではないか、音楽がこれだけ楽しく聞けるというので、このままでいいのではないか、、FALにつなげなくてもいいかな、、、なんて、ちょっとずんだれていたのですが、、いやいやいやいやいや、、ちゃんと検証の仕上げをしなといけません(きっぱり)。

ということで、やってみました。

 

ソースはCD。CDPはマランツのちょっと昔のやつSA-15ですね。アンプとの接続はワイヤーワールドのいいやつ(型番がわからん、たぶんECLIPSかな?)。

そうして、FALとアンプには、うちの定番 インフラノイズのリベラメンテSPケーブル1.5メートルを使用。FALのジャンパー線には、スナーケーブル(サウンドトレール製)。電源ケーブルには、CDP・アンプともアキュフェーズの付属ケーブルを使う。電源は中村製作所のタップを使用。今回は中村製作所のトランスは使いません。

 

というシステムで音を出してみます。

 

先ずAMP-KUMAMOTOをスイッチON。音が出るまでにやっぱり6分以上待つから、ここで我慢ね、、、で、アンプが安定してからも、現状では、FALの右SPからわずかに残留ノイズが出ます。しかしこれは、たぶんエアコンなどからの雑音で、トランスをかませば消えるはず、、今回は検証できなかってけれど、まあ、30分以上すると、この残留ノイズはほとんど気にならないレベルになっていたので、気にせず音楽を鳴らしていきます。

 

先ずは、最近よく聞いているこれ!

 

アバド゙とアルゲリッチのモーッアルト、、この盤に何がいいかというと、盤裏面のアルゲリッチの写真がい~の~っ、、

彼女26歳のときの御姿とのことだだ、いやあ、い~ですねえ、、いや、この二人ぜったい何かあったなあという雰囲気がむんむんでありまして、いやあいい! そして、演奏ももちろんいい! 全体的にやや硬めの録音なんですが、実に全体に凛とした音でありまして、曖昧なところがありません。こういう録音もいいなあ。ここまではタンノイで鳴らしたときのインプレですね、、

 

そして、AMP-KUMAMOTOとFALで、この盤を鳴らしだしました、、

唖然、、、 絶句、、だってねえ、、いい音なんだものお、、、

タンノイで鳴らしたときの音の特徴は一緒なんだけど、音の様子がね、、、豊穣! 豊か! 

たっぷり、、っていう感じなんですね、、

もちろん、細かい音も倍音もあわせて、きっちり出てる、、演奏者の息使いとか、足音とかが、まるでリアル! あれ?だれかドアをノックしたかなと思っら音だったって、、ほどリアル、、

 

次にかけた、スコットハミルトンのこの盤、、

ああ、もう豊穣だわ、、豊かだわ、、ライブのリアルな音が、ぼわわ~んと出てきて、SPのまわりにライブ空間がもう出現だわ! サックスの音がいや~もうリアルで、しかもやわらか~くて、いやあ、これは温泉にはいっているような心地よい音、、なるほど、このアンプ、、録音の違いをはっきり出してきますね、、これは、、ちょっとすごいなあ(笑)。しかも、音のたちがりのスピードがものすごく早い!

 

次にあたしの冬の愛聴盤 マリアシュナイダーのこれ、、

ああ、これはやっぱり固めの音調になりますね。でも、硬すぎない。ドーンアップショウのソプラノが上まで十分に伸びますね。弦の音も硬すぎず、柔らかすぎず、、アンプの高解像度で、中低音の細かい音もとてもよく出ます。今までこんな音の構造だったのかと、発見さえあったほど、、

 

なにしろ音場はひろいし、豊かだし、、部屋中に音が充満します、、スコットハミルトンのライブなんかは息苦しく感じるほど(笑)。

 

ん~、、これは、良いですね。FALとの相性ばっちりですね。ファーストワットのSIT-1と比べても全く遜色ないですね、、解像度という点では、AMP-KUMAMOTOの方が上かも、、これは、ヤバいです、、SIT-1の方が、ちょっと柔らかい感じかなあ、、でも、その他では、両者拮抗してます(笑)。

 

録音の特性をはっきりくっきりAMP-KUMAMOTOは出してきます。しかし、ほんのちょっとだけ、音調としては、ややドライな傾向があるかなあ。それはもちろん、高解像度の音という意味合いも含めてなんだけど、、、しかし、このような音の傾向が好きな方もいられると思います、、そうして、エーgジングが進めば、変わると思います、、高域にかけての音は、なんとうかものすごく切れ味の良い日本刀のような感じ、、鋭いけれど、、きついということでない、、

また、ケーブルなんかを交換することで、相当に音調は変わりますから。サブシステムで鳴らしていたときは、その辺のケーブルを使っていたのだけど、今回、ちょっとグレードを上げたり、電源をよくしたりしたので、相当に良くなったと思います。もうすこししっとりした音調が好ましいという方は、ケーブルを吟味されたらいいのではないかなあ。

 

FALは高能率(97DB)スピーカーなので、ものすごくパワーが入ります。AMP-KUMAMOはどちらからというハイゲインなので、CDPと直結すると、ジャズなんかだとボリューム位置8時ぐらいでも、もう十分十分な音量が得られます、、クラッシックで、やや録音レベルが低いものでも、10時ごろまであげれば、もう満足できる程度のボリュームですね。ただ、あまりにもハイゲインと感じられる場合は、バクーンプロダクツに相談すれば、必ず対応してくれると思いますけれど(有料だと思うけれど)。

 

そうして、最後に言っておかねばならないのは、AMP-KUMAMOTOの音は聞いていてまったくつかれないということ、、これはもう本当に歪感とかエッジがたつとか、そ~言う音でなくて、なんというか、今までのSATRIアンプにはなかったような、響というか色というか、そういうのがありますね。

音楽性が今までのアンプよりもはるかに高くなった、、

 

それにしても、びっくりですね、、AMP-KUMAMOTOとFALの親和性というか、相性というか、、

FALの古山社長に知らせてあげたいぐらいです(笑)。

 

しかし一方、B&W DM-600とAMP-KUMAMOTOのブレンディングも捨てがたいですね(笑)。例えば、スピーカーにB&Wの805シリーズなんかを奢って、ケーブルなんかも奢ったら、、、それはそれはあたし好みの音調に仕上がるのではないかと想像しております、、

 

FALとかでなくっても、B&Wのある程度のグレードのSPだったら、AMP-KUMAMOTOは水を得た魚みたくなるのではないでしょうか、、

 

しかし、実はAMP-KUMAMOTO。FALをつなぎたくなかったんですよね(笑)。だって、今まで使っていたアンプよりいい音で鳴ったらやじゃないですか、、 でも、やっぱりおそれていたとおり、良かったです、、どっちがいいという訳ではないけれど、同レベルの音ということ、、

このアンプ、スピーカーのグレードがあがれば上がるほど、、その真価がわかるかもしれません。

 

しかし、まあ、このサイズで、ど~してこんな音になるのだろうか、、

 

世の中には、いろいろいい音のアンプがあると思います。あたしも欲しかったSD-5とかNmodeとか

その他いろいろです、、結局、自分のところに来るアンプとは、それなりのご縁があったとしか言えません(笑)。あたしの場合は、その他のアンプではなくてSATRIだったいうこと、、そうして、長いSATRIとのおつきあいの中で、これだけの音に仕上がってきて、その音が聞けたというのは、オーディオご縁のおかでありますね(笑)。

 

AMP-KUMAMOTO。あたしの西方浄土に一台なくてはならないアンプになりました(笑)。

しいて言うなら、往年のマークレヴィンソンの音に似ています。もちろんそれはML-2L、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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