MB名物の「オーディオ歴史館」 新年2回目の放送を聞きました。いや、大わらいしましたね(笑)。その内容はというと:
ドラゴンvs UHER
史上最強のカセットデッキ「ドラゴン」を取り上げる続編。対決相手はドイツのUHER(ウーヘル)から1970年代後期に発売されたポータブルカセットデッキCR240。日本での販売価格はドラゴンが26万円、CR240が24万円と、ドラゴン発売の83年時点では拮抗していたが、かたや据え置きリバース機、かたやポータブルワンウェイ機と、性格はまるで異なる。しかし、この両機のレベルになると、出てくる音は性能の優劣ではなくまさに個性である。カセットならではの、独特の音世界を築いていた。
というもので、かかった曲は:
出演:牧野茂雄、生島昇 ※ドラゴンvs UHER | - | |
狼なんか怖くない | 石野真子 | VICTORVCH-524/6 |
Bomber | 山下達郎 (DJ 小林克也) | Sony MusicDQTL-3389 |
C'est si Bon | Mantovani Orchestra | 日本クラウンR-82702 |
Orinoco Flow | Enya | WEA25P42465 |
Time And Word | YES | ATOCO91644 |
カルメン’77 | ピンクレディ | VICTORVMT-1014 |
と、なんとまあ実にファンキーな選曲であって(笑)、しかも全曲、カセットテープが音源だったのであります。
一等はじめにかかった石野真子なんざ、牧野さんがシールを切らず、30数年愛蔵していたものを、新春の縁起ものだからとかいいながら、初開封、、今まで36年間守り通していたものを今日脱ぎ捨てますとか牧野さんがいうと、いいんですか本当にと生島さん、、、いいんです、しかし、今まで、回されたこともないのに、はじめて回されるんだとか牧野さんが言ったりして、なんかこ~ほのかにお色気満点みたいな感じになって、なかなか良いですね(笑)。
で、石野真子のカセット。ドラゴンで再生したのだけど、いやこれが音がいいの、、
聞き終わって、生島さんが、しかし、ま~石野真子、、一体どこがよかったんでしょか~、、
そ~なんですよね、今考えるたしかに一体どこが、、と牧野さん。あの時代のアイドルって、どこにでもいる女の子ががんばってるっていう感じだったんですよね~と生島さん、、
そ~だよな~、実はあたしもこの人きらいぢゃなかったです。結構可愛いいのと、何よりスタイルが抜群だったと思いません?(当時)。
山下達郎もカセットなのだけど、実はこのテープは、最近、クラウドファウンディングできっちり新しく制作されたとのこと、、しかし、音はなんともぶっとくて、、アナログそのもの、、いやあ、演奏が80年代ですわ、、 ベースのチョッパー奏法(これも死後らしいけれど)の多用もその当時のものですね(笑)。
んでもって、エンヤを聞いて(も~音がモコモコでたまらん)、YESを聞いて(あたしはYES大好きなんです。今度YESの話をしよう!)、、
そうして、一番最後にかかったのがピンクレディーのカルメン’77(1977年だったら、あたしは15才だった!)、、実はこれも未開封もので、生島さんがプレゼントされたものらしい、、こいつをしこしこオープンして、 ドラゴンでかけてくれたのだけど、、いや~こんなに複雑なアレンジで、楽器数が多くて、、そんなことが30数年ぶりにドラゴンで聞いて、はじめてわかりました(笑)。
カルメンを聞き終わった生島さんが、いや~こんなに楽器がたくさん使ってあったのって、今回聞いてはじめてわかりましたよ~と言われただけど、まさしくその通りであって、ドラゴンで聞いて、昔の歌謡曲っていうのは超ゴージャスに作りこんであったのだなあと納得しました。
上の石野真子も、あたしはドラムスのうまさに驚嘆した。これはもしかしたら村上ポンタさんぢゃないだろうか、、あの時代の歌謡曲のドラムスのほとんどたたいていたとか語っていられたのを何かの番組で聞いたことがある、、カルメンももしかしたら、彼かも。カルメンのドラムなんか、いやそりゃもう複雑怪奇で、こんなのがきっちりひける人ってまったく天才だな~と思いました。
ウーヘルの音も太くて厚くて、いかにもドイツという感じでなかなかよかったのですが、、、やっぱりドラゴンの解像力というか、、、威力にはかなわんな~と思いました。
今日は曲の合間に、カセットをもじったお色毛ギャグも満載で、、実に充実した、いや大笑いした放送でした。
今年の初笑いは「オーディオ歴史館」の生島・牧野ご両人のオーディオ漫才でした。
聞き逃した人は、来週のリピート放送を聞くのだよっ!