先週日曜の朝、Mバードで田中伊佐資さんの「アナログ番組」の再放送で中村トランスの社長がゲストで出演されていました。うちのメインシステムの電源はほとんどすべて中村トランスなので、あ~中村社長だと思わず聞いてしまいました。
中村トランスを導入するかどうかまよっていたとき、ええいもうしょ~がないと同社に電話、いろいろ聞いたのですが、そのときお話したのが中村社長その人で、、いろいろご助言いただいて、その結果、トランス導入を決定したのでした。お話をして、実に職人肌の誠実な方だなあと感じましたが、今回ひさしぶりに社長の語り口を聞いてあのときの印象がよみがえってきました。この方のつくる製品なら絶対間違いないだろうと思わせる雰囲気があります。
(中村社長。頑固一徹の職人ここにありという威厳があります)
で、この放送では、当時新製品として中村トランスが出した「アモルメットコア」が取り上げられていました。オーディオ機器の電子ノイズを除去する効果があるというアイテムですね。このアイテムを番組の中で、実際各所に適用してみて、どのような効果があるか、田中さんと中村社長が聞きながら検証するというものでした、
(これね。効果絶大!)
効果はもう絶大! さらに、当時リリースされた電源ボックスも併用してみると、もう、番組冒頭の音とは、まったく別ものになっちゃったではないかという、聞いてたあたしも唖然とする効果だったのでした。
で、これ聞いてて、いや~これは、「アモルメットコア」入れなきゃいけないなあ、電源ボックスもなあと思いつつ聞いていると、中村社長が「基本は電源部です。先ずは電源。それには、やっぱりトランスが一番効きます」と強調されたのでした。
それを聞いてて、今回導入したSWなんだけど、出力300Wのデジタルアンプが内臓されていて、大変たのもしいのだけど、デジタルアンプだけにノイズは間違いなく出ているよなあ、、であれば、アモルメットコア」を数個いれて、ノイズ対策すると音質向上するかなあと考えたのだけど、、、
いやいやまてまて、そんなことしないでも、今使っている中村トランスの旧タイプではあるけれど、トランス付の電源ボックスがあって、機器の取り回しを工夫すると、SW2台分の電源をこのトランスからとれるかも、もしできたら、何よりノイズ低減効果が期待できるかも、、なんて考えたからたまらない、、
なんとかかんとかやったら、うまくSW2台分をアイソレーショントランスから確保することができた。
ちょっと心配だったパワーの容量もOK! ということで、SWの電源はトランスから供給することにしました。
(電源ボックス「コンドマット」。赤い部分がトランス付プラグ)
で、この状態で鳴らしたみたら、みょうに音がしょぼい、、そ~いえばSWの電源極性を前の晩に変えていたので、逆転させてみます。ん~音がクリアーになって、スピードが速くなった感じがします。
そ~して、ふと目についたのが、最近またうちで活躍しだしたGe3の電磁防除シート「テレ・サテン」
(歌手の方の名前にそっくりだけど、よくみると違う(笑))。HDDプレイヤーとか、クロックの下に敷いておりましたのですが、、、 こいつを引っ張りだして、SWの上に置くことにしました。
(これがテレ・サテン)
こうするとSWの足にはGe3のボード「大地」。天板には「テレ・サテン」。ゲゲゲの相乗効果であたしがイメージするような音が顕在化することが期待されますね(笑)。その上、電源は中村製作所のアイソレーショントランスから供給。こういう状況で、2日ほど寝かせておきます(笑)。
そうして、昨晩、HDDプレイヤーのおまかせモードでいろんなジャンルの音楽を流しながら、SWの調整。クロスオーバーとレベルは大体収まってきたから、青フォレさんのご助言にしたがいSWの位置を前にうしろに数センチ単位で動かしながら、音の様子を確かめながら、スイートスポットを見つけていきます。
30分ぐらいそんなことを繰り返して、なんとか本日の妥協点を見つけて、後は音楽を楽しむことにします。今日回す盤は、この間図書館で借りたこれ:
三吉晃さんって日本の作曲家ではとても有名なんだけど、これまで聞いたことはなかった、、
で、2、3曲きいてみたのだけど、、、ああ、なかなかいいですね、、低音のうなりからはじまり、高域の弦のざわめき、、音楽がだんだんと高揚していく、、とてもいい。
音楽ももちろんいいのだけど、SWをONして再生すると、ホール感というか空気感がぶわっと部屋中にひろがる感じがして、今日は下から上までつながりも結構なめらか、、もう少し高域の響にさわさわ感がのればいうことないのだけど、、それはまた今後の調整のターゲットにしましょっと、、
しかし、あれですね。現代音楽の再生っていうのは、本当にシステム全体の音質が向上しないと、楽しめないのではないか、、なんて最近思います。今回の三吉さんの作品もそうだけけれど、武満さんの音楽でも、それこそかそけき響から、低域が泣き叫ぶような轟音まで、あらゆる音が内包されているので、、再生機器の力が音楽再生の良否にかかってくるんだろうと思いました。
しかし、今晩の音は今までのそれとは、ちょっと様子が変わってきていますね。
音全体に柔らかみが出て、ふわっとした感じが醸成されております。試しに、今晩の締めとしてアルゲリッチのモーッアルトピアノ協奏曲をちょっとかけたのだけど、前と様子が違う、、
前にこの盤のことを書いたときに、録音の印象として「硬い」と言ったのだけど、今晩はやわらかい、、
全体的にふわっとした感じがある、ピアノの音にもまるみがのっておりますし、木管の響がやさしい、
なんで? もしかしたらMYTEK DACに装着しているインフラノイズのデジタルアキュライザーDACU-500が本領を発揮しはじめたのかもしれない、、たんにSWだけの効果とは思えないのだけど、、 やはりゲゲゲの力もあるのか(笑)。ま、なんでもいいけど、音楽は楽しめる音になってきました。
SWの調整はまだまだ必要だけれども、十分音楽を楽しめるような感じにはなってきました。
だけど、明日はまた一歩後退かもしれないけれど、あさっての二歩前身を目指して、毎日少しずつ調整していきますよっ!