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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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読響とチェリビダッケ、、、

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この間、図書館で借りたこの本をつらつら読んでおりました。

 

まあ、読売交響楽団をめぐるいろいろなお話なんでありますが、その中で、おっ!と引かれたのが、あたしの最も敬愛するチェリビダッケに関するセクションでありました。

 

チェリファンのみなさんなら、70年代後半から読響に数回客演して、それこそ伝説的な名演を残したことは知っていると思うけれど、この本ではオケ側から当時の状況を語っていて面白い。6日間のリハーサルで、読響の音が全く変わってしまい、「ブラームスの4番」や「ローマの松」などは、まさに奇跡的な名演だったっていうのもチェリファンならばよく知ってるエピソード。

 

でも、リハーサルの際、黒板を持ちだして持論を講義したなんていう話は、この本を読んで初めて知りました(笑)。面白いことに、このときの演奏がすごかったとか、奇跡的な名演だなんてことは、この本ではあまり書いてなくて、意外にクールな書き方でおもしろいなあと思った。チェリの客演は結局、その後は続かなかったということだから、演奏は別として、オケとあんまりうまくいかなかったのかもしれないなんて思いました(笑)。そういうところはやっぱりチェリですか(笑)。

 

そういえば、チェリの新譜が出たということで、注文していた2枚のうち、1枚目がすでに来てました。メインシステムで聞いてみます。

 

こちら、

 

 

チェリのマーラーっていうのは実にめずらしい。「なき子をしのぶ歌」。シュトラウスの「死と変容」のカップリング。

 

 

ん~、いつものマーラ節ではなくて、とても静かな、沈鬱な曲。チェリの実センシティブな曲作りがいいです、、でも、今晩はあんまり時間がなくて、傾聴できませんでした、、また週末じっくり聞いてみます。

 

また、チェリビダッケの音楽を、もう一度まとめて聞きたくなりました、、

 


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