週末SATRIまつりをやっていて、PRE5610とAMP5512でハーベスとコンパクト7を鳴らしました。機器は全て電流伝送(SATRI LINK)で接続、Mバードのクラッシックなど流しておりました。電流伝送にするとこまかい情報をあらわするので、ちょうどかかっていたラベルの「マメールロワ」を聞いて、曲の構造とかも良くわかり、低域から高域までエネルギーバランスもちょうどよくて、なかなかいいなあ、、
しかし、、ハーベスとのSATRIの相性もあるのだと思うのだけど、音がすこ~しドライ傾向。あたし的には、もちょっと濡れた感じがあった方が音楽性が豊かに感じられるのですが、、。電流伝送用のBNCケーブルとかをいいのに交換すればだいぶコントロールできると思うのだけど、、、あと電源ケーブルとかもね、、さらに、Mバードでいろいろな曲を流してみるけれど、やっぱり気になるちょっとドライ傾向、、
ん~ど~しようかとしばし思案して思いついた、、
お~スピーカーがハーベスかあ、ハーベスならアンプはラックスマンが定番ではないかということで、ちょうど週末は寒くなって暖房もほしいところで、ラックスマンのプリメイン L-570に再度登場していただくことにしました。
このおもた~いプリメインをんしょんしょとセッティング。デジタル系は、先ずはSATRI DAC-2000そのままでハーベスに接続します。ケーブルはインフラノイズのリベラメンテSPケーブルを2組使ってバイワイヤ、、DACとアンプも接続はリベラメンテケーブルで。
で、しばらくこのラインで鳴らしてみます、、そのうち、、ん~なんだかいい感じの音になってきましたね、、
SATRIのときに気になっていたドライ傾向の音ではなくて、ちょっとコクのある、芯はあるけれどやわらかい音調、、アンプがあったまるにつれて、レンジも伸びてきて、、ん~いや、なかなかいい音ではないだろうか?
とうことで、Mバードを流してエージング、、その間、あたしはちょっと買い物などにお出かけ、、
午後から、気合入れて聞いていきます、、ん~とても良い音です。あれれ、コンパクト7ってこんなにいい音だったか、、前にこのプリメインで鳴らしたときは、しょぼくて、しょぼくて失敗したなあとため息ついたものだったけれど、、なんだろう今日は、アンプのエージングが進んでからもかもしれないけれど、、Mバードでクラッシック、ジャズ、ボーカル何を聞いても実に良い塩梅の音、、
あれれ、これはもしかしたらと思って、上杉とタンノイラインに使っていたラックスマンのCDP D-500XiをL-570につないで鳴らしてみることにしました。ケーブルはあたしの常用のインフラノイズのリベラメンテね、、
これで、いくつか手持ちのCDを回してみます、、
ああ、これは実に良いです、、SATRI DACでも鳴らしても感じた音のコクと艶がさらに濃厚になって、、
これって現代のDACというかCDPとは、音の様子が全く違う感じであります。
もう音全体がゆったり、エッジがゆるか~に描かれて、、
びしっとしまった音っていうのでは、なくて ちょうどよい塩梅のゆるみ具合、、
そうして厚みにある中低音。低中域がハーベスでちょうどいいぐあいに広がって、ここちよい、、
その上に高域、、弦の音などがつややかにふわっとのります、、これもハーベスの特徴なのか、、音場がひろく音楽部屋一杯にひろがります。そうして、オケがFFを鳴らすときも、ウエルコントロールで破綻しません、、いや、これは、、
この間買ったサロネン指揮のストラビンスキーの「プルチネルラ」を聞いたのだけど、、いや、あまりにも面白くて最後まで聞いてしましましたね(笑)。いや、聞かせてくれたというのが正しいかもしれない(笑)
そう、、ラックスマンとハーベスのラインで聞くと、音楽がとても楽しく聞けて、、、いや、これはすばらしい、、
ハーベスのコンパクト7も、こんなにいい音だったのか、、今まで知らずにすまなかった(笑)。いや、本当に、、
実はネットにラックスマン機器の新旧器種聞き比べっていう記事があって、https://www.phileweb.com/review/article/201508/19/1747.html
この中でD-500X'sと当時最新鋭のCDPとの聞き比べがあるのだけど、、記事をよく読むと、、ある点ではD-500X'sの方が音が良いと書いているような気がするのだけど(笑)。実際、ラ社の社長はD-500X'sをメンテして今も愛用しているとのくだりもあるし(笑)。
しかし、ラックスマンとハーベスだと、何を聞いても、楽しい(笑)。ちょうどよいコクと艶といい感じのゆるさ、、リラックスして聞けますね。
さて、CDPはよかったけれど、アナログはどうだろうかとあまり期待せず、SL-1200を取り出して接続してみます。カートリッジはDL-103ね、、、で、オスカーピータソンの「プリーズリクエスト」を回してみます、、あらら、いい音だわ! やっぱりなんというか、音に艶とコクがあって、厚みのあるウエルバランスの音調。面白いのは、サーフィスノイズがあまり感じられないということ、、
クラッシックもかけてみたけれど、いや、これが実にいい塩梅の音。弦の響ぐあいとかベースの豊かさ、、そうしてここちよく広がる音場、、L-570のフォノイコはいいって聞いていたけれど、これほどとは、、いやいや、実はあたしが初めてかったハイエンドのアンプは何を隠そう、このL-570だった。当時、アナログを回したときも音がいいなあと思ったけれども、約30年もへだてて、あらためて聞いてみて、いや~、その音の良さを実感しました、、
いや、しかし、ある意味参りました(笑)。90年代当初に作られたラックスマンの機器と、やっぱり同じごろつくられたハーベスがこんなにいい音がするとは、、もちろん、ラックスマンの2台はどちらもラックスでオーバーホールしてもらったものだし、ハーベスも友人からゆずってもらった程度のよいものではあるのだけど、、
今、聞いても、、音楽を楽しむという意味では、これで本当に充分という気がします。もちろん、今回はあたしの最も信頼するインフラノイズのケーブルを使って鳴らしているということもあるのだろうけれど、、ラックスマンの2台については、電源ケーブルは直出で交換とはできないけれど、反対にあたしは、直出の方に潔さを感じます、、だってケーブルの心配しなくてよいし、音決めはケーブル込みだと思うから、、
いや、しかし、灯台下暗しっていうのは、まさにこのことでした。SATRIラインとあわせて、サブとしてラックスマンラインを置きます。
今回、あたしなりにわかったのは、あたしの好きな音っていうのは、やっぱりちょっと艶とかコクとかがあって、ウエルバランスであるけれども、ゆったりとして、、ちょっと濡れた美しくて豊かな音っていうことですなあ、、じゃやっぱり真空管か? あっ、もうメインシステムは
EARの真空管アンプだった(大爆笑)。
いやいや、春のラックスマンまつり、、しばらく続きますね、、