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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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オールドラックスマンにおどろく! 

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先週末、例のリサイクルショップで、ほとんどジャンクだったのだけど、ラックスのミニコンポ用のプリメインがいいですよ~って定員さんがしきりに褒めたことが、なんとなく気になっていて、その後、このアンプについていろいろ調べましたの。物は、ラックス単体ではなくて、アルパイン・ラックスマンで、1987年にりりースされたプリメインアンプA-007というもの。見かけはちょっとクオードみたいで渋いですが(笑)。

(一見クオードみたい、、ヨーロッパ市場を意識してたみたいです)

 

ああ、アルパインラックスマン。なつかしいなあ、L-570とかの後、ラックスマンが経営不振とかでアルパインに合併吸収されたのでしたか、玉と石のハイブリッドアンプとか作ってましたね~、、その時代のものらしい。で、A-007、セットで販売されたものらしく、単体での流通はほとんどないみたいです。しかし、2、3このアンプを使っている方のインプレがあって、読んでみると、なかなか良いものらしい、、しかも、DACも内臓していて48KHZまではサポートするみたいだから、MBチューナーに接続しても鳴るということか、、

 

さらには、MOS-FETとかも、今では考えられないパーツを使って、トランスもラックスのでかいものを使っているらしい、、ん~これは聞いてみたいと思い出したからたまらない、、昨日外出した帰りに、ふらふらとまたお店によって、ほとんどジャンク状態のこのアンプ ラックス A-007を5千円で購入。場所によっては、1千円程度のところもあるみたいだけど、、まあしょうがない、、音が出なかったら、あきらましょうと、、買いました。

 

見た目よりも、ずっしりしています。トランスがデカイ。しっかりした電源みたいです。

 

先ずは事務所で、通電他を確認します。どうか? ああ、問題なく通電しました。CDPに接続、アナログ入力も問題無く再生。電源スイッチがやや難ありですが、ボリュームやその他入力切替スイッチにはガリなどまったくありません。ただ、足が全てとれています。まあ、これは手持ちのインシュレーターをかましてあげればよいので問題なし。

 

しばらく、音楽を鳴らしますが、まったく問題ないですね。低中域が太くて、なかなかいい感じです、、、、これで5千円ならまあまあだなあと、このアンプで音楽をBGM的に鳴らしながら帰宅時間までエージング。

 

帰宅後、AMP-KUMAMOTOをA-007に交換。さて、本器のDACは生きてるかどうか。

MBチューナーのデジタルアウトとアンプのデジタルINを接続。このときインフラノイズのアキュライザーDACU-500をかますのを忘れません(笑)。スピーカーはALRJ。ケーブルはGe3の芋蔓のまんまです。アンプは足が無かったので、インフラノイズのインシュレータ マグナライザーを3点支持で使用します。これで安定、、

 

さて、どうか、、ああ、うまくつながりました。A-007のDAC経由で音がでました(笑)。MBの放送は24ビットなのだけど、この当時のDACだと48KHZはうけても16ビット処理だろうから、ちょっと心配だったのですが、、

 

接続して、2時間ほどならしこみまして、しょ~ちゅ~ロック、夕ご飯、その他その他など済ませて、いよいよ聞いていきます、、

 

ん~ん~、、なんと言ったらいいのか、、、いいんです、、いいんです! 先ず音が太くて豊か、、低中域の厚みがもういい感じなんであります。AMP-KUMAMOでもALRJがいい感じの低中音を鳴らしてくれますが、A-007は、その太さというか、、、どっしりとした安定感がある。出力は35Wということなので、大出力ということではないのだけど、、ボリュームを11時ごろまで上げると、、ジャズのピアノやサックスやベースなんか、、、ALRJがもう喜んで音出しますみたいな感じで鳴る鳴る! 

 

歌謡曲を聞いてみると、ボーカルもいけます! クラッシックもオケの重厚な響も問題なく出してきます。ALRJが、小さな体で身をよじって全身で歌います、、、ソナスファーベルのガルネリオマージュを高音質のアンプで鳴らしたら、こんな音なんぢゃないかと妄想してしまうほど、、いやこのコンビ鳴ります! 

 

さらに聞きこんでいくと、、ふとこの音の様子、、あたしはよく知ってることに気づいたのです。他ならぬラックスのCDP D-500ですよ!

 

あの音の様子にとても似ています。透明な水あめのような艶とコク、、あの音が出てる、、

 

このアンプが作られたのが1987年というから、そのちょっと後にD-500がリリースされておりますね。その前80年代にラックスは超ど級のDACを作っていて、このとき、同社はフルーエンシー理論てのを取り入れた独自のDACを使ったいたのではなかったか、、D-500はフルーエンシーを採用したものではなかったけれど、その当時のラックスのDAC技術のもろもろをこのアンプに盛り込んだのではないか?と考えました。

 

音が柔らかい、、独特の艶がある、、AMP-KUMAMOTO高域までぐ~んと伸びて、倍音成分が豊かっていう感じではないけれど、そういったものも、いい塩梅で出してきて、、なにしろ豊かで太い低中音にささえられて、艶のある高域がふわ~っと伸びる、

あ~これはいいわ、、こんな製品をラックスが作ってたのかと、、聞きこむにつれおどろきも増します、、

 

さて、時間は9時、124CHの「音のびっくり箱」を聞きます。

 

今回の放送は(HPから):

 

7月30日・8月13日/月刊「stereo」8月号掲載のディスクを紹介
お馴染みの名門レーベル「ハルモニア・ムンディ」から、選りすぐり名盤の楽曲を集めた限定ボックスが登場。やっぱり高音質だった!ということで、番組で早速ご紹介します。さらに「2L」から、ホフ・アンサンブルの新譜『Quiet Winter Night』を。24bit/352.8kHzのDXD録音という点も注目です。そして、6月16日(土)のOTOTENで行われたセミナー「この音を聴け!変態ソフト選手権!~オーディオの醍醐味、超絶音源、長岡音源試聴」にてご紹介したソフトも、お聴きいただきます。

 

で、この放送でかかった曲をA-007の内臓DACで再生します:

 

かかった曲:

 

出演:炭山アキラ、高崎素行 ※月刊「stereo」8月号掲載のディスクを紹介- 
スペインのフォリアより 偽装的逃亡および凱旋の車グレゴリオ・パニアグワ指揮アトリウム・ムジケー古楽合奏団ハルモニア・ムンディHMX-2908904(CD16)
ペルゴレージ:スターバト・マーテルよりコンチェルト・ヴォカーレハルモニア・ムンディHMX-2908904(CD8)
アデス:AsylaOp17より 第2楽章トーマス・アデス指揮ロンドン交響楽団LSO LiveLSO-0798
アペルギス:Tricycleジャン・ピエール・ドルーエTransesTE008
ヴィトマン:ヴィオラ協奏曲~アントワーヌ・タメスティに捧げる より 第3楽章、第4楽章アントワーヌ・タメスティ(Vla)ダニエル・ハーディング指揮バイエルン放送交響楽団ハルモニア・ムンディHMM902268
クラム:マクロコスモス III 「夏の夜の音楽」より 星降る夜ギルバート・カリッシュ、ジェームズ・フリーマン(P)ライモン・デロッシュ、リチャード・フィッツ(Perc)ノンサッチ

 

いや、まあ、本当に全編変態音楽オンパレードなんだけど、ものすごく再生の難しい声やら音やら自動車の音やら、すざまじいパーカッションやらがかかったのだけど(笑)。そういった再生の難しいソースを、A-007とALRJは見事に鳴らし切りました。これにはたまげました(笑)。

(結構傷とかはある(笑))

 

このプリメインアンプ A-007、、あたしも全くしらなったけれど、、ラックスファンの人もあまり知らないのではないかしらん、、大変な名機ですよ! 当時のバブリーな時代のラックスがミニコンポだからといってまったく手抜きなく作った、こりゃとんでもない名機ですねえ、、おどろきました、、、まごうことないラックスの音、、

 

今、DENONからデジタル入力できるアンプがありますけれど、あれの前身と言えばよいか、、、前身といっても、もう30年以上も前の製品なのだけど、、、たぶんの今のアンプには、A-007みたいな音は出せないんだろうと思います。それは電源とかパーツかの違いもあるだろうけど、時代の音っていうのだろうか、、L-570とかD-500とあの当時のラックスの音なんですね、、

 

いや、それにしても、ALRJとのこの抜群の相性は、偶然とは言えなんともすばらしい、、

 

これが5千円、、ということで、これから気合入れて鳴らします。ただいまノンストップで通電、エージング実行中、、いや、これは実にお宝、 もし壊れたら、ラックスで修理してもらいましょう。

 

こちらの方のサイトも見てみてください:

https://blogs.yahoo.co.jp/issutorb/15777434.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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