いや、連休でしたね。みんなもいろいろやりましたか? あたしってば、土曜日は仕事でしょ、、そして音だちんちのシステム入れ替えの手伝いを日曜日にして、いやもう、たいへんにきつかった(笑)。
で、昨日の「敬老の日」は、もうまさに「初老の日」になっちまってぼ~っとオディオしてるだけのていたらくとなってしまったのでした。なんでこんなに疲労感?とつらつら考えたら、、そうか先週は午前中、ほとんど毎日、職場の草刈をしていたのでした。これって結構疲れるのですね(笑)。 草刈り毎朝 X 4日 + 終日システム入れ替え1日 = きつい(汗)という式がなりたつのでした(大爆笑)。
とは言え、何もやらなかったという訳ではないのです。
実は、だいぶ前に、音もだちから音良く鳴るからためしてみたらと、貸してもらっていたのが、これ!
あたしんちで使っている電源トランスのメーカー 中村製作所が作っておりますアモルメットコアなのであります。この丸いトローチみたいなアイテムなんですが、だいぶ前に伊佐資さんの番組で試聴会がありまして、そのときは当時まだご健在だった中村社長もゲストで登場されていて、いや~効きますね~とおふたりで盛り上がったのを覚えております(笑)。
で、、このアイテム貸してはもらったのだけど、そんなに効かないでしょ~とかたかくくって、ずっと置いておいたのだけど、先に書いたカラヤンのブルックナーの音がどうもエッジがたって聞こえる、、そうすると当盤以外のCDもなんと~なく歪っぽく聞こえる。たしかに、良く聞いてみると高域がすこし歪っぽい感じはあるのでした。なにか手はないかと考えたら、そ~いえばアモルメットコアがあったぢゃないか!とさっそくためしてみることにしました。
いろいろと情報を集めてみると、どうやらスピーカーケーブルのスピーカー側のケーブルの根本にプラス・マイナス2本併せて、ドーナツの穴の中心に通すと、音が良くなるとのことだったので、そのようにやってみました。
うちのスピーカーケーブルはあたしがもっとも信頼しているインフラノイズのリベラメンテケーブルだから、アモルメットコアを使ってもそれほど変わらないだろうと予想していたのだけど、、さて、装着して例のカラヤン盤をかけてみると、、
あらら、、気になっていた歪感がなくなっております、、そうして、音全体の重心がちょっと下にさがって、前より安定した感じになっています。とは言え、、キッシーさんのコメントにあったように、マルチマイクを多用しすぎて、ちょっとなんとも座りの悪い感じの録音にかわりはないので、その他の耳タコ盤をいろいろかけてみる、、
あれ~いや、これ変わりますねえ、というか今まで感じていた歪感というか雑音というかが、きれいにとられている、、だからといって音の何かが削られている感じはしない、、、楽器の声の質感などは、前よりいいみたい、、でも、なんというか、切っ先の鋭かった刀の刃がすこしなまくらになったようにも聞こえる、、、いやいや、こういうのは、何日かおいておかないと本領を発揮しないっていうのがわかっているから、このまましておこうとしたのが土曜日でしたね、、
さて、装着して2日目、、、、音はどうか、、いや良くなりました。正直これだけ変わるとは期待してなかったです、、
音全体のSNがものすごくよくなった、 つまり音が出てない状態が静かというか(笑)。なにしろそういう感じなんですね(笑)。
そうして音全体がナチュラルになって、、先に感じていた歪感というかエッジ感というのがきれいにとれて、、実に自然に音が出てくるようになった。2日前に感じていた刀のなまくら感というのはとっくになくなっていて、ぎらっとして感じはなくて、透明で明るい清浄なひかり方になってますね、、
この連休はなぜかしら、現代音楽を中心に聞いておりました。先に購入したアルバンベルグの選集ボックス、、ルトスワフスキのピアノ協奏曲、、シェーンベルグ、、そしてちょっと現代音楽とは外れるかもしれないけれどストラビンスキー、、などなど、、
いや、なぜかというと、ほら、夕方ちょっと一杯やりながら聞くぢゃないですか、、するとね、ちょっと酩酊した頭でね、前頭葉のたがががちょっとゆるんだような感じで聞くときは、こ~いう現代音楽って、実にこの、ぐっとくるんですよね(笑)。そ~言えば、ラトルってもうすぐ9月の終わりに来日するのぢゃなかったか、、行きたいな~いけないなあ(笑)。
もうほら、ルトスワフスキのピアノ協奏曲なんていったら、こりゃもうジャズよりもスリリングですわ!(笑)。んでもってシェーンベルグのちょっとふつ~じゃない旋律の紡ぎ具合とかリズム、、たしかに、こういう表現でないとあらわせないこころのうごきってあるよな~とかも妙になっとくしつつ聞いていきます、、、そうして、あなたベルグ、、いや~この人、、、いいわ~。なんとも官能的というか、、、なるほど12音階でないと表現できなかった世界っていうのがあるんだな~と、さらになっとくしたりする、、ストラビンスキーもいいなあ、やっぱりリズムの構築ぐあいがなんともたまらん、、とかね、、
で、ふと気づくと、、、音の様子がもうずいぶん変わっております。知らずと音楽にひたっておりましたね~、、 先に感じていたむずかかった部分がすっかり解消されておりますね。
アモルメットコアさん、開発された中村社長ありがとう!
前にも書いたけれど、10年以上も前、中村トランスを導入するとき、トランスが唸らないかどうか心配で同社に電話したとき、対応いただいたのが中村社長で、とても丁寧にあたしの質問にこたえてくれて、ああ、この人の作ったものなら間違いないと決断して導入して、今でも全く故障なく使っていて、ほんとに満足! 中村製作所のつくるものに間違いないですね!
ということで、、、FALの音が、この2、3日でずいぶん良くなって、、結構気合入れて音楽を聞いた連休なんでありました。