朝の清掃作業がずいぶん早くに終わったんで(というかあたしが班長なので30分で切り上げたというところ(笑))、また書き始めます。
そもそも、なんであたしがCECのTL-1Xを気に入っているのか、、
いろいろなCDプレイヤー、ハイエンドから入門機まで多数使ってきたけれど、いっつもCECが最後に残る、他社のトランポータと音を厳密に比較したことはないのだけど、、なんというか、やっぱり一番肌に合う(笑)音と響なのですね。ベルトドライブという独自の回転方式を使っているということもあるのだろうけれど、、、なんというかCECの機械の持つ独特の雰囲気もとても好きなのですね。
CECの最近の機種TL-3Nは、今ももってるのだけど、やっぱりTL-1Xの方があたしにはしっくりくる。中高域の豊かさと音全体のなめらかは、やっぱりTL-1X。
Tl-1Xはだいぶ前に使っていて、一度は手放したのだけど、やっぱりほしくなって今年のはじめに入手。それ以来、うちのメイントランポーターとして使っています。
さて、このトラポとDAC MYTEK DIGITAL192とサウンドトレール社製のXLRスナーケーブルで接続していたのでしたが、、この状態でも非常に細かい音まで出てきて、細かい響が出て、音場も非常に広く、、極めて高解像度の音なのだけど、ベルトドライブということもあってか、まったくきつい音というのではなかった。解像度となめらかさがウエルバランスされていて、、、まったく悪くなかったのでした。
で、今度は同じくサウンドトレール社のRCAピン系のスナーケーブルを使います。このケーブルのSPIDF専用のデジタルアキュライザーDACU-500をかまします。
まったく問題なくDACとリンク。DACは、インフラノイズ社のクロック GPS-777と接続されていて、44KHZで制御されております。つまり、トランポートとDACはDACU-500、DACはワードクロックで時間軸の制御がされているという状態と言えばよいんでしょうか、、
この状態で2、3時間通電した後、、さあ、聞いていきます。耳タコCDをいろいろ聞いてみますが、、
ん~音全体が実にやわらかくなりました。かといって、細かい音が聞こえなくなったということもでなく、、全体的にまろやかになった感じと言えばよいか、、面白いのは、オケがフォルテになってもきつい音が全くしなくなったということ、、、
聞き進んでいくうちに、音の中心が全体的に低くなっていることに気づきます、、ん~低中域が前よりずっと豊かになりました、、
弦の音が前より美しく艶やかに聞こえます。倍音の響が前よりさら豊かに、、
あ~わかった、、音の傾向はUSBアキュライザーと基本同じですね、、そりゃそうだ同じ人が作っているのだから(笑)。しかし、UACU-700のあの劇的ともいえる音の変わりようは、トラポとDACU-500では、も少し、、マイルドな感じです、、、
いやしかし、それはUACU-700との比較であるので、あの音を経験したことの無い人だったら、これだけども実におどろくべき変わりように違いない(笑)。
で、昨日、再読した吉田さんのエッセイにひかれて、、カラヤンとBPOが録れたワーグナーの指輪から「ラインの黄金」を、TL-1X+DACU-500で聞いてみることにしました。
ん~いいですねえ、、音全体が柔らかい、、なんというかアナログ的な柔らかさ、、もともとベルトドライブはアナログライクな響が特徴だけど、DACU-500がさらにその傾向を際立たせている感じですね。そうして、歌手の声が良い、、まったくエッジイなところがなくて、実にナチュラル、、なんてうまい演奏、そうしてうまい歌手だろう、、なんて聞きほれてしまいますね(笑)。
そんなこんなで、「ラインの黄金」全曲を聞きとおしてしまった。だってDACU-500を入れたら全くつかれないのです。ここで気づいた、、UACU-700を入れてPCで再生するときの音のここちよさ、、そのリラクゼーション効果みたいなものがDACU-500にもある、、、もちろん前者の方がその特徴が強いけれど、後者にも同じ効果があるのははっきり感じる、、なんでだろう、時間軸が整理されると、気持ちがよくなるというのでしょうか、、
そんなことで、あたしは、次にショルテイがVPOと入れた「ラインの黄金」を続いて聞いてみました。こちらも、カラヤン盤と同じような感じで音を仕立ててくれます。ああ、聞いてていい気持ち、、まあもちろん、そのときから一杯やりはじめたこともあってのいい気持ちなんですけれど(笑)。そのうち、あまりの気持ちよさに、、気絶しておりましたが、、
TL-1XにDACU-500を付けて、、MYTEK DACをやはり高精度のクロックで制御させることで、、なんというかCDがアナログ盤みたいに、あたし的には聞こえます。これはいいなあ、だってCDいっぱいあるんだもん、、それにこれ聞きたいっていう音楽、たとえば、この間入手したベルグとかウェーベルン、ストラビンスキーのマイナーな作品とかは、ハイレゾとかダウンロードとかでは見かけません、、、やっぱりCDで探す他ない、、だとしたら、CDを好みの音で再生するっていうのは、これから先もあたしにとっては極めて重要なことなんです。
今や、CDは売れなくて、ダウンロードが主流みたいに言われているみたいだけど、マイナーな音楽を愛するあたしらにとっては、やっぱりCD(もしくはアナログ)がメインです、、
だからCECのトランポーターとDAC-500は、音楽再生において、うちではマストアイテム!ですね、、
そんなこんなで、この連休はCDばっかりを聞いて、気持ち良くなっております。
さて、今日はカラヤンの「ワルキューレ」を聞こっかな!