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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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ブラームスを聞いていく AH-120Kの効果について

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サブ部屋でJBLをもっぱら聞いていたのだけど、せっかくのブラームス大全集ボックスを購入したし、今日はおやすみだし、というので、ひさしぶりに昨日はスターリングを鳴らすことにしました。もちろんフェディリクスのスパーツィター AH-120Kも付けますよ(笑)。

ということで、ブラームスのヴァイオリンソナタとか合唱曲とか、いろいろかけてみたのだけど、このAH0120Kは、ものすごくよく効くツィターっていうことが、あらためて分かりました。

 

このツィターはご存知でしょうが、この青色のアンプでもって、CDだとバッサリ切られてしまう周波数を、独自の方法で付け足して、より自然な音にするという機能があるのです。写真を見てもらうとわかるとおもうのだけど、左側のadjustボリュームなのだけど、これで、その効果の強弱を調整するのですね。実は、このボリュームのほんのちょっとの上げ下げで音の様子がど~んと変わるのでありました。すくなくともうちのサブシステムではね、

 

タンノイスターリングをアキュの大昔のプリC-280(相変わらず借りてます)、メイン P-260、CDはマランツCDPをトランスポ―にしてDACはSATRI DAC-2000を使用。これにAH-120Kがアドオンされているというのがクラッシック用のサブシステムであります。

 

さて、読書しながら、ブラームスを聞いていきます。聞きはじめのadjustボリュームの位置は10時程度、、

 

ん~む、これだと音全体が、ツィターに引っ張られる感じがします。もちろん、弦の音などは、しなやか、はっきりで、とても瑞々しくって良いけれど、、やはり音全体が上に持っていかれて、低中音がやや弱くなります。

 

またいろいろ聞きながら、低中音も十分な量感が得られて、なお、高域の瑞々しさが失われないような、全体の音のバランスがうまくでるように調整していきます。最終的には、adustボリュームの位置は、8時より若干低いところに落ち着きました。こんなんで効果あるのって、感じの位置なんですけれどもね、、

 

取説では、フォルテシモなど大音量になったときに、LEDが点滅する程度にボリューム位置を設定するよう指示してあるのですが、その位置だと、うちでは、音全体がはるか上空に引っ張られてしまう感じになります(笑)

 

数年前、AH-120Kであそんだときも、やはり同じような感じで、本器をアドオンしてもっとも「気持ちよい効果」は、ほんの少しだけの位置でツィター効果を入れたときでしたねえ、

 

とうことで、AH-120Kを、上のように、あたしなりに調整したところで、さらにブラームス全集から聞いていきます。

 

ん~これがね、結構いいのですねえ、、低域から高域まで、すなお~に伸びて、、しかもまったく自然、、エッジがたつことがない、特に弦楽器の瑞々しさっていったらない。中音量程度のボリュームだけど、読書のじゃまにならないように、ぐっとちいさくしても、音全体がやせないのがとてもうれしい、、これが、ばさっときられた周波数をつくってのせますっていうAH-120Kの効果なのかもしれません。

 

さて、ちょっとだけ、浮気して、現代音楽をかけてみます。「リームのバイオリン協奏曲」を鳴らしてみたけれど、複雑な現代音楽が、やはり瑞々しく、しなやかに鳴って、これはちょっと驚いた、、階下のメインシステムの音に比べても、これだと遜色ないかもしれません、、これはちょっとやばいなあ(笑)。

 

しかし、こんなことしてて思ったのは、、ある程度いい音で音楽を聞くのだったら、何がなんでも現時点の高級機で鳴らす必要もないなあということでした。アキュのアンプにしても、もうほとんど30年選手(笑)。スターリングなんて、もう40年以上(笑)。ただケーブルはインフラノイズのリベラメンテなんですけどね、、こんなにいい音でブラームスの音楽が聞けるなら、これはこれでほんと満足なのでした、、

 

 

 

 


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