AUREXのラジカセとIPADのブルーツースでいい音ですなんて書きました。
じゃあ、自宅でもやってみようかと、昨年の夏、ステレオムック誌の付録のマークオーディオの8センチフルレンジ、それと秋にリリースされた同誌付録の玉アンプがある。いやいや、玉アンプなら、手持ちのミニ玉アンプもありました、ということで、フルレンジを鳴らしてみましょうということになりました。
CDプレイヤーは音もだちが、ちょっと調子が悪くて使っていないという廉価プレイヤー・マランツのCD5003を借りてきていたので、音源はこのプレイヤーを使ってCD。んな感じで繋げます。
このフルレンジシステムでどんな音源を聞くのか、、そりゃもう、大昔の録音に決まってますね、、さっそく取り出してきたのが、ピエール・フルニエさんのバッハ無伴奏チェロ組曲。大昔、購入して盤なんだけど、今までほとんど聞いてないもの(笑)。アンプはミニ玉アンプで8センチフルレンジで聞いてみます。
あ~、なんかこう流麗でいいですねえ、、カザルス翁の深くて、じっくり、気合の入った演奏とは、また違って、流れるように歌って、きいていてすがすがしくなってくるような演奏、、これがこの、8センチフルレンジから出てくる、、ん~さすがにマークオーディオといったらいいのか、とてもこの小さなスピーカから出てると思われないようなレンジの広さ、、もちろん低音とかは出ないけれど、小口径だけに部屋中にチェロの音楽が広がっていう感じが、大きなSPでは描けないだろう世界をつくりますねえ、いや、いいですね。
なんだろう、この、フルレンジのつくる世界観、、、あんまりにもいいもんだから、CD2枚組のうち、1枚目を通して聞いてしまいました、、
次は大昔のジャズ。MJQのコンピレーションをCDを聞きます。ああ、、もちろんベースなんかほとんど聞こえないけれど、ピアノとヴァイブラホーンの音だけでも説得力ありますね。こ~いうのをJBLのでっかいので聞いたら、それはそれでいいんだろうけれど、フルレンジで鳴らす、こういう静かなジャズは、何かこう実に「粋」でありますねえ、、
それにしても、このミニ玉アンプ、ずいぶんといい音がします。楽器の倍音がとてもよく出ますね、、やっぱり玉のアンプっていいなあとあらためて思いました。
夕方。フルレンジとミニ玉アンプで古いジャズなどを聞きながら、しょちゅ~をロックでいただきます。外はしとしと雨、、このところ雨ばかりなんですがジャズには合う、、いやおいし~ なんともこのフルレンジでいい感じで鳴らす昔のジャズのぴったりあうこと、、ためしにちょっとJBL4312で鳴らしてみたんだけど、、いや、いい音で、説得力があるんだけど、静かに、いいこころ持ちで聞くにはやっぱりフルレンジだなあ、、それと玉のアンプ、、
上にも書いたけれど、小さなスピーカーから音楽が広がっていく感覚が、これは小口径フルレンジだけにできることなんだろうなあ、、
新しい発見です。モニター用のでかいスピーカーではぜったいに描けない世界です、そ~いえばあたしのメインスピーカーFALも基本的にはフルレンジだもんなあ、、
夜。付録の玉アンプに変えてみます。このアンプ実は基本は石のアンプであって、玉はバッファでいれてあるということなんだけど、上のミニアンプに対して、倍音成分はぐっと引っ込むのだけど、中低音がしっかりゆったりして、これはこれでいいです。特に、大昔のジャズの鳴りはこちらの方が良いかも、、バッハはやっぱりトランスのついている玉アンプの方がよかった気はするけれど、、
あたしの「令和オディオ」はもしかしたら、フルレンジと玉アンプみたいな世界になっていくのかもしれない、、それはそれで、とても楽しそうです。明日はオーディオ道場にいって、マークオーディオの8センチが入る、もちょっとよさげなボックスがないか行ってみます。
ん~しかし、若い頃は、こんな感じでフルレンジにはまるなんて思ってもみなかったけれど、これははまりますね、、