突然東京に出張になった。昨日の午後から上京して夕方までの予定だったのと、仕事の場所がサントリーホールのすぐ近くだったので、何かやってるかもしれないと調べたら読響の定期公演があったので仕事が終わって駆け付けた。この日は:
指揮=ワシリー・シナイスキー ピアノ=デニス・コジュヒン
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18
ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)
という内容だったのだけど、仕事の都合で後半だけを聞けた。
あたしは読響を聞くのは初めてだったのだけど、こんなにうまいオケとはしらなかった! 実にうまい。
指揮者もロシア人なので、いわゆる大河のような演奏するのかなあと思っていたら、リズムのはっきりした、バランスの良い、あたしの好きな音楽づくりだったのでの実によかった。
「プルチネルラ」を生で聞くのは今回が初めてだけど、こいつは各プレイヤーの技術がとても高くて、しかも全体のアンサンブルがしっかりあわないと面白くない作品だと思うのだけど、読響はとても良かった。こんなにじょうずなオケなんだ。きびきびしてリズムと、色彩に富んだ、華のような演奏だった。とても堪能した。美しかった。
「火の鳥」をライブで聞くのは、もう30年ぶりぐらいだけど、今回のが最高によかった。やはり指揮者の腕とオケの技術とパッションが通いあってとても良い演奏だった。なにしろ、出だしの部分から、ああ、こういう音だっただとびっくりした。だってベースと太鼓でどろどろいう重低音はステレオからはなかなか出せないものだから、、、それにフォルテシモはすごいすごい、やっぱり生にはかなわない(笑)。
フィナーレの盛り上がりもすごく、無理してきてよかったな、、、、
それにしてもサントリーホールに来るのは久しぶり。20年ほど前、ここでチェリビダッケの壮麗なブルックナーを経験したのだった。
それにしても読響とても良かった。また聞きたい。
おわつて、ひさしぶりに東京のラーメン食べて、ビールを飲んで、なかなか良い1日になりました。お店から出たら雨が降っておりました(5月12日 月曜日)