昨日は日帰りの東京出張でありました、、、
いつものとおり朝の飛行機で熊本をたって、東京某所で会議をして、夜9時過ぎかえってきましたよ(笑)。
しかし、このところ心配なのは阿蘇山の小爆発。昨日も、飛行場では、噴煙が飛行場付近をおおく場合は、欠航となる便もありますとのアナウンス、、お~欠航になったら、そのままばっくれて、オディオ道場にでもいってみようかとか思っていたのだけど、飛行機は無事飛んで11時過ぎには、東京着(笑)。んでもって、お昼からふつ~に会議をして、夜かえってきました、、
オディオの整理をはじめているところ、、
んでももって、JBL4312とAMP-KUMAMOTOでジャズばかりを聞いているこのごろなんだけど、、新旧のジャズをいろいろと聞きながら、この音のどこが気に食わないか、、自問自答してみるのだけど、、特に問題ないのぢゃないかというのが正直な気持ちなのであります。
さて、この間、図書館にいったら「図書のリサイクル」とかいって、処分寸前の本をいただける機会があるのだけど、村上春樹さんのこれがあったので、ありがたく頂戴してこのところ読んでいました。
この中に、氏が音楽とオーディオについて書いた文があって、いや、もともとはステレオサウンド誌のインタビュー記事だったらしいのだけど、それがとてもおもしろかった。
氏の機器、JBLの大昔のユニットで組んだジャズ用の大型スピーカーとタンノイのⅢLZ(というのかな)という小さなSPをクラッシック用にもっていて、アンプはアキュのプリメイン、それとオクターブの玉アンプ(アキュのE480のプリ部を使っているみたい)で主にアナログを聞いているみたいなんだけど、お金もちなんだから、もっと気合入れてハイエンド目指してほしいとは思うのだけど(笑)。でも、こうやって見てみると、なるほど村上さんらしいシステムだなあとも思うのです。
そうして、氏は「高価ないい機器でもって、いい音で聞くのも悪くないと思うけれど、今のシステムの音が自分に一番しっくりしているから、これからも変えることはないだろう」と言ってます。また、「生の演奏の音をオディオで、どんなにがんばっても再生できることは難しい。音楽を聞く人がその音を自分の中で自分なりに「翻訳」する訳で、機器の良否よりも、むしろリスナーの「翻訳の力」が大事なんではないか」とのこと、、
なるほど、、どんな機器で聞いても、出てくる「音の音楽」をリスナーが、自分の中で「翻訳」している訳だから、音の劣悪がそんなにはっきりしてなきゃ、音楽は十分楽しめるっていうことなんだなあ(笑)。
たぶん、ステレオ誌の付録アンプとSPとデンオンの廉価CDPで、今聞いてるジャズのCDを聞いても、あたしは、前と同じくらい、いや今なら、前よりずっと楽しめるような気がするなあ、、
最近、MBで寺島さんが、ゲストに「あなたはジャズ(音楽)とオディオ。どっちが好きか?」と詰問することがあるけれど、、ほとんどの人が即答できない質問ですね(笑)。でも、あたしは、今は「音楽」だな、、音楽を聴く手段が「オディオ」だな、、だけど、オディオのクオリティがあがると音楽も活き活きとしてくるので、たまごとにわとり論争みたくなってしまう(笑)。
そんなに残りが長い人生でもないので、オディオだけじゃなくて、無線もやりたいし、自転車にものりたいし、同居人のおばさんとどこかに行きたくもあるし、、振り返ってみると、面白かったけれど、オディオに膨大なエネルギーを費やすぎた感じもしますね(笑)。それは、それですばらしいことだったし、後悔も全くしてないけれど、、
んなこと考えていると、飛行機は、暗い空の中、どんどん高度を下げて、阿蘇の噴煙にも負けず熊本に到着したのでした、、
オディオっていう視点から、あたしのこれからのライフスタイルどうするかなんて、ちょっと真剣に考えてしまった夜なのでした(笑)。