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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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あれから9年、、、

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9年前の午後3時ちょっと前だった。

 

あたしは業界の会議で熊本市の某所にいたのだけど、会議室に誰かがはいってきて、今、東北が大変なことになっている、みんなテレビを見て!とあせって言うので、あたしらは、ぞろぞろテレビのある部屋に移動して、そこで見た光景は、いやもう、すごかった、、

 

会議はもちろん、その時点でストップ。いつもなら、夕方から飲み会で盛り上がるところなのだけど、その日は、ともかくなにしろ、そんな気分になる訳もなく、三々五々、不安なこころもちで、自宅に帰ったのでした。

 

翌日、テレビに映る現地の惨状は、ものすごく、、翌日の土曜日、お昼ごはんにカップラーメンをすすりながら事務所で、東北の状況を見ていると、こちらはこんなに平和であたたかいごはんを食べられているのに、、あちらはなんてひどい状況なのだろうと、本当に申し訳ない気持ちなりました。

 

その何年か後、岩手に仕事で行く途中で、仙台の海岸近くの被災地を見たけれど、あまりにも何もない平らな土地になっていたので、逆に感慨がわかないことにおどろいてしまいました。

 

だけど、やっぱり、東北は九州からあまりにも遠くて、だんだんと、東北の地震のこともわすれつつあった4年前、熊本は2回の地震に襲われました。

 

そのときやっと、あたしは、東北の地震の怖さとかひどさを「実感として体験」したのでした。同じく、20数年前の神戸の地震もこんな感じだったのかと、やっと思いが至ったのでした、、

 

あの日は、3月で小中学校は卒業式とかで、午前中式典をやって、成長したこどもの姿を誇らしく思って、午後からはお祝いだからなあと、ちょっと早めにいっぱいやろうかとかいって、しょちゅ~とかやりながら、愛器のオーディオでお気に入りの音楽を聴きながら、しあわせにひたっていたところへ、あの津波が来たとしたら、、、、、想像するだけで胸が痛みます、、

 

あの津波で、オディオ仲間が、どれだけ愛する機械をうしなったことでしょう。

それでも、あの後、震災で壊れた機械を無料で修理するサービスを行ったアキュフェーズは、すごいこころいきを持った会社だと思った。もちろん同様の対応をしたメーカーも他にあったと思うけれど、、

 

東北と熊本の地震を経験して、ちょっとあたしも変わったかな、、熊本の地震の後で、オディオの総入れ替えを断行しました。

 

そうして、また、今度は、結構、自分としても人生の区切りとなる入替をしようと思っています。

それにしても、あれから10年、、あたしは40代最後の年であって、今年は50代最後の1年だ、、

 

 

 

 

 

 

 


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