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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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灯台もと暗し、、SATRI DAC-2000

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最近、内緒なんだけど(笑)。YOUTUBEなどで快楽亭ブラック師匠の異常に艶っぽい噺を聞いておるのです。

(ブラック師匠)

 

こんな時期だからこそ、師匠の落語は気分転換になって良いと思います。

師匠の艶っぽい噺を聞いてて思い出したのは、あたしらが中学生ごろまで、熊本市市内のど真ん中にストリップ劇場があったこと。それも、今はなき、当時の文化の殿堂=紀伊国屋書店の対面にあったのではなかったか(笑)。そうでなくても、あの辺だったと思う(ブログ友、同郷のtamaさんにお聞きしたところだけど)、、どぎつい看板が張ってあって、中ぼ~のあたしは、いささか興奮しながらも大人になった必ず来ようと、看板を見るたびこころに誓ったのだけど、大人になる前に、いつの間にか劇場はなくなってしまったのでした(笑)。

 

それにしても、ブラック師匠は噺がうまい、、やや屈折したところもあるけれど、毒たっぷりの芸は、まさにオリジナル! こういうのは、ちょっとイギリスのモンティパイソンに連なるブラックなジョークに似ている感じがします。 ブラック師匠は、アメリカ人の血が流れているということだけど、、いや、本当に面白いです。ご興味の向きは、YOUTUBEでチェックしてほしいけれど、噺を聞かれるときは、回りに女性がいないことを確かめてくださいませ(笑)。安全なのは、ヘッドフォンで聞かれること。それだけ、内容が艶っぽいというか、過激というか、、 いやなんとも、聞いてみないとわからない、、、放送には絶対のせられない内容(大爆笑)

 

さて、そんなことを考えながらも、CECのトランポーター TL-1Xの相方DACをいろいろ試しているところなんであります。

 

先にサンバレーの玉DACを使って、大変に相性が良かったことを書きました。で、しばらく、こちらのDACでエレクタⅢを鳴らしておって、すごく良いのだけど、やっぱり音が細い感じがする。もうすこしあたしとしては、中低域がゆったりした感じがもうちょっとほし~な、なにか手はないかと思案、、、 

 

で、思い出したのは、ストリップ劇場、、ではなくて、SATRIのDAC DAC-2000でありました。

SATRI機器の製造元は、皆さんご存じの通り、設計者でもある社主・永井さんのBAKOON プロダクツ社であります。

 

で、あたしが、はじめて同社を訪れたころ、永井さんの工房で良く見かけたのが、たなに置かれていた数台のTL-1系のトランスポート。へ~CECのベルトドライブがありますねえと聞くと、もう壊れて使えないのですよ。コンデンサーなんかも交換して、大変よかったのだけどメカが壊れるとメンテがきかないのです=とお話してくれたのを思い出しました。

 

また、大昔のMJ誌にバクーンプロダクツ訪問記事が掲載された際、CECのこのトランスポ―トが、リスングルームの真ん中にどっしり座っていた写真が載っていたことも思い出した。

 

そうだそうだ、、そうするとSATRI DACは、TL-1系トランポートを相方として、音づくりをしていたのではないか、あたしの持ってるDAC-2000も永井さんにメンテしてもらいながら使い続けてきたきたけど、もう20年選手、、あたしが使っているTL-1Xも、CMJさんにフルリペアしてもらったけれど、かれこれそんな年ごろでありますね。つまり、「灯台元暗し」、BAKOON社が、おそらく、このDAC開発時にリファレンスにしたトランポートが、TL-1系、、とすれば、このコンビの音は結構期待できるはず、、 ということで、さっそく2階で休眠させていたDAC-2000をもってきて玉DACと交換してみた。

 

もちろん、すでにうちの「神器」となったインフラノイズのデジアキュ DACU-500と アナアキュ AACU-1000を装着します。クリティカルな聞き方をしたいなら、先ずはDAC単体で聞いて、その後でアクセサリーをつけてという手順になるんだろうけれど、あたしは、評論家さんではないから、すぐに装着するのでした(笑)。

 

 

ケーブルも、インフラノイズのリベラメンテ系。さて、電源を投入して、2時間ほどウォームアップして、いよいよ耳タコCDを聞いていきます。

 

う~ん。これがねえ、実にいいのです。やっぱり相性ばっちりと言うのか、、SATRI DACだけに解像度はものすごく高いのだけど、ひとつひとつの音が、「木目の音調」でもって繊細に織り込まれていって、エッジが柔らかいというか、、音の感触がものすごくいい塩梅、、

 

 

例えばほら、ももの実を食べるとき、歯が身の中にはいっていくときの質感=やわらかいのだけど、実に心地よい弾力感。そんな感じが音全体にあるのです。これは、DAC-2000単体の力はもちろんだろうけれど、デジアキュ・アナアキュとの相乗効果に違いない、、、特にアナアキュを装着すると、機器との相性が良い場合は、上のようになんとも言えない質感の良さ、ここちよさが音全体に充溢してくるから不思議、、

 

それと音場が部屋いっぱいに広がる、、そして、奥行き感というか、立体感というかが、際立ちます。だから、そう本当にホールで聞いてるような感じにつつまれる、、

 

もちろんTL-1XがCEC独自のベルトドライブからくる音のなめらかさということもあるだろうし、エレクタⅢのキャラである活き活きとして肌触りの良い音というのもあるだろう、相乗効果かな、、

 

いろいろな要素が偶然うまく統合されての音だと思うけれど、この音の様子は、なんだかとってもここちよいのです(笑)。しかも、音が相当大きくなるときも、きつくならない、、そう、オケをホールでライブで聞いているような感覚だなあ、、生のオケってこんな感じで聞こえる、、

 

アキュのプリメイン E-800でエレクタⅢをドライブしているのだけど、オケのフォルテシモで、レベルバーが20DBを超えると、ちょっとうるさく感じていたのだけど、今回のセッティングでは、相当の音がでかくなってもちょっともうるさくない、、、むしろ気持ちの良い音に包まれる感じ、、、

 

サンバレーの玉DACの音もとてもよかったのだけど、やはりちょっと線が細いし、これだけの音の感触は、なかった、、もちろんアンプとかスピーカーを買えると音は、相当に変わると思うだけど、、

 

しかし、これほどTL-1XとSATRI DAC-2000の相性が良いとは、正直思わなかったです、、、でも、これは本当に良い組み合わせ。

 

 

 

このセッティングで聞くと、CDでも、アナログの音に引けを取らないからすごい、、

クラッシックCDの再生は、このセッティングで大満足、、

 

非常事態宣言が全国に発令されたけれど、コロナにだってあたしらのオディオの楽しみは奪わせない! ブラック師匠の噺で笑って、いい音楽をいい音で聞いて、免疫力アップだっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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