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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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あちらの世界でのアキュフェーズみたいな会社がある! 

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中学から高校にかけて、何より星を見るのが好きで、高校では天文部。3年のときは、あろうことか部長までに上りつめ、職権を超乱用し、下級生の女子部員の中で、もっともかわい~子を短期間だけど(卒業したからね)ガルフレンドにするという、まあ、あたしの人生で黄金の日々だった訳ですが、、、いい望遠鏡がほしかった、、ほしかったの~。

 

これ言いましたけっ、あたしってば、中学生ぐらいから新聞配達をやっていて、こつこつと給料をためておりましたの、で、高校2年ぐらまでやって、もう受験だからとやめたとき、結構な貯金になってました(笑)。だから、そのお金で一にも二もなく、天体望遠鏡を買うことにしたのでした。

 

40年ほど前に望遠鏡業界と言えば、やはりNIKONの日本工学、プラネタリウムで有名な後藤光学、んでもってちょっとエントリー系として、ヴィクセンとか、ミザールとかカートン光学とか、ケンコーとか各社あったのだけど、あたしが一番欲しかった望遠鏡は「高橋製作所」の口径6.5センチのポータブル屈折赤道義付の望遠鏡でした! 

(これっ!)

 

当時、この望遠鏡は、ポータブルなんだけど、マウンティングが屈強かつ精密。しかも赤道義の中に北極星を捉えらえる「極軸スコープ」なんかがついていて、望遠鏡にカメラを乗せて、星の回転を追いかけながら、天体写真をとるマニアたちに圧倒的な人気を誇った望遠鏡でした。

 

で、あたしも、高校当時は天体写真にはまっていたので、貯金をはたいて、この望遠鏡と専用のキャリバッグを購入したのでした。

 

んでもって、キャリーバッグに一式つめて、自転車の荷台に括り付けて、星を見に、部員のみなさんといろいろ出かけた。おもしろかったなあ(笑)。しかし、自転車の荷台ですよ(笑)。よくやったなあ、やっぱり10代のばかさというかわかさはすごい!(笑)。

 

で、この間、NHK BSを見ていたら、「コスミックフロント」っていう天体番組で、アマチュア天文家特集をやってました。その中で、世界中のアマチュア天文家が絶大な信頼を寄せている日本の望遠鏡メーカーって紹介されたのが、なんと! あの「高橋製作所」でありました! 

 

もちろん、図書館とかで天文雑誌をたまに手にとってパラパラめくると、高橋=タカハシの製品の広告があって、がんばってるなあタカハシと思ったのだけど、この番組では、世界中のマニアが、タカハシでないとダメというぐらいの超人気メーカーであるという位置だと言っておりました。

 

また、同社工場内で、屈折望遠鏡を制作する工程を取材、担当者のみなさんへのインタビューもあって、いや~いいものを作るためには、一切の妥協をしないっていうスタンスを見て、この会社みたいなとこ、他にもあるなあと思ったのでした。

 

それはアキュフェーズ社! そうあたしらオディオマニアが、信頼する、アキュ。 そう、タカハシとアキュは、ものづくりのスタンスというか哲学というか、いろいろととても良く似ていると思いました。 どちらも、こんな状況なのに、40年以上マニアが支持し続け、製品もコンスタントに売れているし(笑)。

 

あたしが望遠鏡を買ってから、もう40年以上もたつのに、タカハシずっといいものつくり続けて、マニアの信頼を勝ち得ていたのでした。

そういうところもアキュと似ていますね(笑)。

 

あたしは、オディオの他には、天文とか、無線とか興味ないけれど、あっそうか? 無線でも、同じように八重洲無線とかケンウッドとか(昔はトリオ)マニアの信頼を集めて、今も生き残っている会社がありましたね、、

 

例えば、あたしが知らない世界、バイクとか釣りとか将棋とか、そ~いう世界でも、何かこうマニアが信頼を寄せるメーカーとかがあるんだろうなあ、、こういうのって、これからのビジネスで生き残っていくためのヒントがあるんだろうと思います、、

 

しかし、なにしろひさしぶりに高橋製作所(今はタカハシ)の健在ぶりを、放送を通じてみることができてうれしかった。

 

あたしのP型屈折望遠鏡。実は、うちの物置で眠っているので、、オーバーホールしてもらおうかと、タカハシ社に電話したら、もう40年ほど昔のものなので、レンズ内部がカビていたら、もう修理は不可能とのことでした。あ~あ残念。高額製品は、オディオ以上にメンテが難しいみたいですね。

 

でも、赤道義は、頑丈そのもので、まだいけそうなので、いずれ天体用の双眼鏡を買ったあかつきには、このマウンティング搭載して星見したいなあ、、

 

それにしても、天文部のみんなはどうしただろう、特に、あたしのはじめてのガルフレンドだったHちゃんは、どしたかなあ~。

 

もう50過ぎで、道であっても分からだろうなあ、(笑)。タカハシみたく、元気であってほしい(笑)。

 

 

 

 

 

 

 


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