Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

MYTEKのDACでファイル再生する、、 あらためてE-800の音について

$
0
0

CECトランポートと玉DACの組み合わせと並行してやったのが、もうひとつのDAC MYTEK DIGIATL192 でのファイル再生でありました。このDACは、故村井先生から譲っていただいたもの。コンシューマー用のDACとしてはじめてDSDまで再生可能になったので導入したというお話でした。村井先生は、その後、新モデルを導入されたので、本DACを譲っていただいのでした。

 

地震からの2年は、本DACをメインにファイルはもちろんCD再生しておりました。だけども、E-800とエレクタ―Ⅲの導入でシステムの大幅変更をしたために、本DACしばらくお休みしていたのです。

 

でも、E-800と接続したら、エレクタⅢをどんな感じで鳴らすだろうか想像していたのですが、梅雨も開け、いよいよ実行に移したのでした。

 

あわせて、本DACのアナログアウトにインフラノイズのアナログアキュライザー AACU1000を接続したらどうなるのか、こちらにも興味があったのでした。

 

先ずは、本DACをラック中のE-800の左横に移動します。再生専用のPCは、ものすごく小型なので、DACの下、床に乗せた大理石の上に置きます。つまり、PCは本DACのましたに位置します。PCUSB出力には、ファイル再生の秘密兵器というかマストアイテムであるUSBアキュライザー UACU700を装着します。これがあるとないとでは、音は雲泥の差。

 

HDD とは、りインフラノイズのUSBケーブル(4メートル)で接続します。電源は全て中村トランスのアイソレーショントランスから取ります。

 

MYTEK DIGITA 192DACには、電源ケーブルには、ローゼンクランツ製、PCUSBアウトは、ベルキンの10センチUSBケーブル、それにUSBアキュライザーをつぎ足します。アキュライザーは、20センチほどあるので、ちょうど良い長さでDACに接続できました。

 

DAC側には、USB11、2とあって、1は専用のドライバーがいらないので、まあ今回こっちでいいかあとこちら側に接続したら、あらら、ワードクロックが使えない、、 ええっ!もしやとUSB2に接続し、MYTEKのドライバーでもって接続したところ、あら不思議、クロック入力が表示されました。2でないとDSDファイルの再生ができないのだけど、あたしは、ハイレゾとかDSDは全く聞かないので、1で問題ないのだけど、クロックが使えないと意味がないので、USB2を使いましょう。しかし、このDAC使い勝手がいいとは言えないかなあ(笑)。もともとプロ仕様だからしょうがないかあ(笑)。

 

ということで、PCとの接続はうまく行きました。ワードクロックは、48KHZで接続。こちらも、問題なく同期完了。DACのアナログアウト(RCAピン)には、こちらもマストアイテム アナログアキュライザーを装着します。インフラノイズのリベラメンテRCAケーブルを使用します。もう一個のアナログアキュは、E-800の入力側に使用したダブル使用ですね。

 

再生ソフトはHQプレイヤー。HDDからのファイルをプレイヤー側に送り込んで、再生してみます。

ああ、問題なく再生できました、、ほっ(笑)。

 

 

さて、どうか、、ああ、こういう音でした、、サンバレーの玉DACみたく、音の美しさとか艶というキャラは少ないけれど、音そのものというか、4Bの濃い鉛筆でデッサンしたような、安定した音ですなあ、、特に中低域の厚みは、実にしっかりしたもの。

 

実に安定して良いですね。サンバレーのDACよりも、むしろ音が強いというか、、説得力があるというか、、「つよくてしなやか」。響や艶、楽器の音色なんかは、サンバレーDACに分があるけれども、音全体の太さというか、安定感、、実にしっかりしたスタンスで聞かせます。なんというか、音全体がやわらかい、、

 

EARアンプとFALで鳴らしたときと基本的な音のキャラは変わらないですね。これがMYTEKの音なのでしょうね。アナログアキュライザーとアキュフェーズアンプ、それとエレクタⅢとしっくりするまで、もちょっと時間がかかると思います。鳴らしこめば4Bの濃い鉛筆から、もっとこまめな音や響、そして、音色ものってくるとはずです。

 

しかし、インフラノイズのアイテムを使うと、どうして、こんなに音が心地良くなるのでしょうか?

 

特にUSBアキュライザーをPCに接続した際の、音の肌触りの良さ、ここちよさ、、、これは、はっきりわかる。今回あらためて実感しました。

 

しかし、まったく悪くない。この音の感触、、 静けさ(高SN感)、、サンバレーとCECCDシステムでの、ちょっと積極的な表現も良いけれど、ファイル再生の実に安定感のある、ひたれる音、、、もうすこし機器のエージングが進めば、もちょっと積極的に表現してくれると思います。

 

さて、今回2つのシステムを鳴らしてみて、あらためて分かったのはアキュフェーズのE-800の音、、

 

このアンプの音は、今までのアキュの音はちょっと違う感じがします。これまでのアキュの音は、なにしろ美麗!

 

磨き抜かれて、美しい、ちょっともぼけたところがなくて、ひたすら美しい。E-800は、もちろん美しい音っていうは変わらないのだけど、じんわりとした音の響きとか、ちょっとした陰り・濁りとかも、出してくるような感じがします。ジャズにもクラッシックにもある、腹で感じる「グルーブ」、そういう感じも出してくる、、音楽の表現にもっと踏み込んで聞かせてくれると言えば良いのか、、

 

すみずみまで見えて、透明というよりもむしろちょっと絵具でぼかしたりするような、きらきらすぎない、、ちょっとした渋味もあるあるというか、、言わば表現の幅がこれまでのアキュよりも広がったというか、ふところが広くなったというか、、なにかこうちょっと違う、、これまでのアキュになかった「サムシング」が加わったような感じがします。もちろん、サイズに見合った、エネルギーもスピードも十分なのだけど、これみよがしな感じでない、バランスのしっかりとれた、落ち着いたたたずまい、、

 

エレクタⅢの音のキャラもあると思うのだけど、音楽をなんというか、有機的に、活き活きと、表現力豊かに鳴らしますねえ。音が鳴ってるっていうのではなくて、空気が動いて音楽が出来するっていう、、そんな、実にこうアコーステックな感じ、、ソナスとアキュ、絶妙のコンビという感じがします。

 

あたしは、中音量程度でしか聞かないのだけど、小音量でBGM的にかけてても、実に音楽が深々と伝わってきます。このアンプ、あたし的は、これまで使ってきたアンプの中でもベストではないだろうか、、、こんなに簡単に使えて、こんなにも音楽を聞かせるアンプ、そして、たぶんめったに故障しないだろうという信頼感、、総合的にベストですね、、

しかし、なんというか MYTEK DACの音ってこんなに、あたたかくて、肌触りの良い音だったかしらん。

 

多分にインフラノイズのアイテムの効果もあると思うのだけど、もう少しこの状態で鳴らしていきます。

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles