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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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とても明るい気持ち! インフラノイズ バランスアキュライザー BACU2000来る! ①

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なじみのお店にインフラノイズのバランスアキュライザーがリリースされたら、いの一番で送ってくれ~ってお願いしておりましたの。というのは、イ社ブログでA社長が、バランスアキュライザーについて、過去最高のものができたかもしれないと、リリースを前にして書かれていたので、ちょっと気になっていたのでした。

 

先に書いたとおりアナログアキュライザー(AACU-1000 RCAピンプラグ用)の絶大なる効果にすっかり驚いてしまって、今や、うちのシステムのマストアイテムとして、要所要所に適用しております。

 

大変気に入っていて、もうこれ以上のものは、できないだろう。たとえ、ピンプラグをバランスにしたところで、音質的にAACU-1000を凌駕できないだろう。 バランスケーブルを愛用する方も多いので、端子を交換して、アナアキュと同等の音質向上を求める程度の代替アイテムだろうと考えておりました。でも、まあ、アキュフェーズのE-800は、バランス端子も豊富にあるし、イ社のバランスケーブルも何本かあるので、ものはためしで1セット、、、お店に注文しておいたのでした。

 

で、おととい到着。

帰宅して、箱から取り出します。こんな感じ。結構長い、全長30センチぐらいか、、

 

さて、どこにつけようかと取説を読みます。ん~、いつも思うのだけど、イ社の取説ってA社長の音楽再生にかける哲学満載でおもしろい、、で、デジタル系だとDACのアナログアウトに装着するのが良いと書かれております(最終的には、自分の耳で聞いて決定してねとも付記してあります(笑)。

 

先の記事で、現行システムのデジタル系をやり直したことを書きました。トランポートがCECのベルトドライブ TL-3N。DACは、サンバレーのSV192PROのラインアップ。トランポート、DACともイ社のGPSー777を2台使って、それぞれ専用のワードクロックでシンクロさせます(44.1KHZ)。 このラインアップにして、音の様子がものすごくあたし好みになって、相当に満足していたところなのでしたが、、

 

さて、いよいよ、バランスアキュライザー(BACU-2000)を、SV192PROのバランス端子に装着します。 この状態でシステムを1時間ほどあたため、さあ! 聞いてまいります。

 

先ずは、バイオリンでも聞いてみましょうと、ちょっと意地悪なソースで、ベルクのバイオリン協奏曲をかけてみます。こまやかで繊細な部分が多い曲、、 さて、どうか? あれ、ちょっと違う、、 何かが今までと違うなあ、、雰囲気違います、、

大変に細かい部分まで聞こえてきている、、昨日までと音の様子が違う、、、

 

次に、このところ良く聞いていた、ムーティがベルリンフィルと入れたハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」をかけてみます。 

 

どうか? あれ? やっぱり違う、、相当に違う、、 弦の音が昨日よりしっとりと、濡れたように美しい、、あれ、こんなに美しい録音だったかしらん、、この曲、全てゆっくりした音楽で、弦がメインで演奏される。ああ、弦の音の違いは歴然です! 聞いていくと、なんとも音全体がしなやかで美しい、、あれれ、昨日はこんな音ぢゃなかった、、、あまりにも美しい音と演奏なので、引き込まれてしまう、、

 

ああ、これっていい曲なんだと感動、、ふと、、あれ、これがバラアキュの効果なのか?

 

検証しなくちゃ~とか言いながら、もう本当に耳タコであります内田光子さんのモーッアルトピアノ協奏曲をかけてみます。ああ、もう一聴して、違いますもの、、、何、何、なに~この音は!?とあたしは、ちょっと驚いてしまった。まさに耳を疑ったのでした。 だってね、内田さんのモーッアルトっていえば、あたしは、この20数年、機会あるごとに聞いてきたソースです。

 

だけど、今回、BACU-2000を、現行システムに入れただけなのに、もう、なんというか、、音全体が美しい、ん~美しいんだけど自然、、ピアノの音がね、これまでは、ピアノの表層的な音だけが聞こえてきたのだけど、今は、ピアノ全体、つまり弦とかボディとか、そういうひとつの楽器としてのピアノの音が聞こえる、、いや、聞こえるというか、目の前で演奏している感じ、、伴奏の弦とか木管とかのイギリス室内管弦楽団の音が、これほど美しく瑞々しく、活き活きと鳴るのははじめてのことぢゃないか? 

 

SNが良くなっているのか、、いつもよりボリュームを上げたくなる、、アップすると、さらに美しい、、 音全体がも~とろけるように美しい、、、何より倍音がこれまで以上に豊か、、、弦のビブラートの細かい所作まで、はっきりわかります、、解像度が飛躍的に上がった感じ、、、しかし、ハイファイ的にあがったというのではなくて、音楽のすばらしさが、いっそう際立ちます、、

 

さらにおもしろいのは、曲ごとの録音の違いが、はっきり分かります、、

 

でも、待って! バラアキュ入れて、まだ数時間ですよ! エージングほとんど無しで、これだけの効果!?

 

一体何? 何が起きているのか? 

 

あたしは、この辺で、ちょっとどきどきしてきた、、つまりこ~ふんしてきたのでした。バラアキュ、、、たしかにA社長が言うように、こらまでイ社が作ってきたアイテムの中でも突出、、傑出したものなのかもしれない。 さらに検証、、、

 

では、ジャズだ、、ピアノトリオだ、、

 

最近、よく聞いているマグナス・ヨルトのピアノトリオ「プラステックムーン」をかけてみる。この盤、繊細かつ豊かな音で、とても良い録音。 さて、どうか、、

 

 

ああ、全く違う、、全く音の様子が違う、、、 内田さんのピアノにも感じたのだけど、昨日までは、ピアノと楽器の音の上澄みしか聞いてなかったことがわかります。ピアノ=弦とかハンマーとか木製のでかいボディとかが一体となって鳴ってるこことが分かる。ドラム=シンバルの鉄粉感が、よく濃くなった。特筆すべきはベースの量感が増したこと。だからといってぼわんとゆるゆるの広がり方ぢゃなくって、しまった感じで、ぐっと下へ沈む、、さらには、ベース弦のビブラートまで良くわかる、、、そうして、音全体の滞空時間が長くなっている、、空気感も増してる、、

 

これまでとは全く違う音の様子、、 SNが良くなって、解像度があきらかに上がっている、、だけど、、そのことで、音がうるさいとか、そいうことでは全くなくて、、DACのもともとの音==ちょっと高域が華やかな感じ、、をベースにしているけれど、低中音を豊かにして高域を美しく彫琢するような感じ。

 

では、次、、あたしの大好きなクラウディオ・アバドさんがBPOを入れた、ワーグナー集。 

ああ、これは、良くない、、、これはライブ録音なのか、、もう録音が良くない、、音全体が団子だわ、、それでも、美しい部分もあって、そういうところは、バラアキュの効果か、際立つときもあるのだけど、いや、これは良くない。 ライブの記録としては、良いかもしれないけれど、録音は良くないなあ、、 いくらバラアキュでも、悪い録音を良くすることはできない、、言い換えれば、録音の良し悪しを、申し訳ないぐらいはっきりくっきり出してくるということですね。 

 

次は、おなじく、、アバド先生のライブ盤だけど、モーッアルト集、、どうか? 

ああ、これは良い録音。あたしは、あんまり声楽とかオペラとは、これまで何回も聞かなきゃな~と思って、トライしたことがあるけれど、人の声のよさっていうのが、なかなかわからなかった。どの声も、オペラテックに歌えば、同じように聞こるからなのでした。

 

しかし、今回BACU-2000を介して再生してみると、人の声がこんなにも美しいものだったんだっていうことが分かりました。

 

オケの伴奏が、ふわっと広がって、、その中で、ソプラノが表情豊かに歌います、、人の声が、うちのシステムで、はじめて生身の声として実態感を持って鳴るのです。声だけぢゃない、、伴奏のオケもアバドの棒にぴったり反応して歌う。これはすばらしい!

オペラって、こんなに美しかったのか、、、

 

BACU-2000を介して鳴らすと、、音楽が生身の人間が演奏している、、、そういう実態感、、

身体感覚というのか、、が出てくる、、これまでのアキュライザーを聞いてきて、音に感触が出てくる、、人肌にふれたような感覚があると感じていたのだけど、BACU-2000も全く同じような効果をもたらします。

 

音をきれいに磨きあげるということではなくてね、ほら、大理石にほった女性の裸体彫刻とかありますでしょう、、あれをさわると、固いのだけど、なめらか、固いのだけど、なめらか・しなやかっていう感じありますでしょう、、あんな感触、、BACU-2000は、音をポリッシュするではなくて、スムーズに彫琢していくような感じ、、

 

聞いていて、気持ち良い、、心地よい、、、バラアキュを介して聞くと音楽っていうのは、快楽なんだ、、ということが実感できます、、ある意味、危険(笑)。ずっと、この音楽にひたりたくなりますから、、 ああ、これはソナスファベールエレクタⅢとの相乗効果なのかもしれません(笑)。

 

しかし、適用直後にこれだけの効果? エージング進めばどうなるか、

 

コロナ禍の中で、不安な日が続くけれども、BACU-2000を介して聞く音楽は、音楽をなぐさめとはげましにしてくれます。

 

ひさしぶりに、とても明るい気持ちになった、、、

 

しかし、これは、魔法だ、、、イ社の魔法だ(笑)、、、確かに安くないかもしれないけれど、BACU-2000、、効果はプライスレスだと思う、、、音楽で不安な気持ちを払拭してくれる、白魔法か(笑)、、

 

インフラノイズの作る音が個人的に好みということもあるのだろうけれど、A社長が言うように、これは、これまでの同社アイテムを遥かに凌駕しているかもしれない、、

 

さらにバラアキュ聞いていきます、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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