Mバード 牧野先輩の番組「オーディオ歴史館」をエアチェックしていたので、昨日の夕方、いっぱいやりながら聞いた:
内容は:
9月22日/ミキシング卓からカセットで直録り
本番組・生島 昇主席学芸員がディスクユニオンJazzトーキョーのオープン10周年で企画したジャズのダイレクトカッティングレコード制作。キングレコード関口台スタジオで行われた録音当日、本番組・野下研究員はソニーTC-D5M、私設ナカミチ館・飛松保寿館長はナカミチDRAGONでそれぞれ録音を担当した。何と、48chミキシング卓からのラインアウトを直にカセットデッキで受けるという贅沢な録音だった。一方、レコード盤もミキシング卓から直に録音アンプ〜カッティングマシンというダイレクトカッティング。この音を聴いてほしい![再放送=29日]
なんと生島店長が、このブログでも何回も取り上げて、おそれおおくもコメントまでいただいたジャズピアニスト八木隆幸さんのアルバムを、プロデュースした。その録音現場を牧野先輩が実況するという内容、、、 なんと今回のアルバムはCDはもちろんだけど、アナログ2枚組。しかも
ダイレクトカッティング48回転ものというので、ちょっとオディオ的にもすごい内容なのでありました。
放送では、演奏音源のいくつかが、CDやカセットで流されたのだけど、演奏はもちろんすごかったけれど、ナカミチドラゴンで再生されてカセットの音がものすごく良かった。スタッフの間では、カセットの再生音を聞いてDSDはいりませんね~との発言も聞かれたとのこと(笑)。
放送によると、この録音2、3日で録音されたということで、リハーサルには十分な時間がなかったとは言え、、演奏は実にすごい!
11月25日にリリースされるのだけど、ディスクユニオンで予約受付中というので、さて、アナログにしようか、CDにしようか、どちらで予約しようか思案中。ええい! どっちもいけ~っていうのが八木さんファンとしては正しいスタンスなんだろうけれど、、
さて、昨晩は久しぶりに鈴木裕さんの「オーディオって音楽だ!」を聞いた。
内容は;
10月8日/アナログ・レコードの楽しみ~自分にとってのシティ・ポップ
ジャズ専門ショップdiskunion jazzTOKYOが10周年を記念してダイレクト・カッティング・アルバム(八木隆幸トリオ『Congo Blue』)を制作しました。11月発売予定ですが、サンプル盤が届きましたので、まずはこれをいち早くお届け。そしてメインの話題は、音元出版の季刊『analog』そのvol.69が先日発売されましたが。この特集でシティポップのアルバム10枚を選んでいますので「自分にとってのシティ・ポップ」を定義しながらレコードをかけていきます。(鈴木裕)
というもので、なんと、冒頭、八木さんのアナログアルバムから2曲をかけてくれたのでした。
演奏はばつぐん! 八木さんのピアノは、実に繊細で、美しく響き、決して厚ぼったいとか、ぶっといという感じではないのだけども、
前にも書いたように、ものすごく良く切れる日本刀でもって、一閃一閃、切り進んでいくような感じの、、スピードとスリルが横溢しておりますねえ! しかも今回は、ダイレクトカッティング録音ということで、前のCDよりも音質が数段良くて、八木さんのピアニズムがしっかり伝わってきます。実にひらめく美しい響、、スリリングな展開、 バックのリズム隊も実にうまいなあ、、ベースもドラムの音も余すところなく録音されております。こういう演奏が2日ぐらいのリハーサルで実現できるのだから、本当におどろいてしまう、、、あたしも、下手だけどベースを弾くけど、いやあ、こんなベース弾けませんって(笑)。しかも3人のアンザンブルが完璧!
こりゃこのアルバム、速攻で予約しなくちゃ、、
さて、音なんだけれど、昨晩はダイレクトカッティング45回転のアナログ盤をかけてくれたのだけど、、もちろん音質はものすごくよかった。
上に書いたような、「閃く名刀村正」みたいな(笑)、八木さんのピアニズムが余すところなく録音されていて、すばらしい!
バックの演奏も申し分ない音質。 ただ、、昨日の放送で聞いた限りでは、通常のジャズの録音より録音のレベルがすこし低いように感じました。
これってクラッシックの録音では、ダイナミックレンジをより広く確保するために、録音レベルを若干低めにセッティングするということ聞いたことがあるけれど、通常の音圧レベル過多気味で、バチバチ前に出てくるジャズ録音よりも、アコーステック成分を十分にとった録音方式だったからかもしれません。
こういう録音は、アンプのボリュームをぐっと上げるのが大事らしい。あたしは、大音量再生派ではなくて、夜なんかは小音量で聞くので、放送ではそう感じたのかもしれません。昨晩の番組もエアチェックしていたので、週末ある程度の音量で聞いてみることにしまししょう。
牧野先輩の番組でCDとカセット録音の演奏をながしたのだけど、レベルが低いとは感じませんでした。だけど、音の響というかアコーステックな感じはアナログ方がより豊かに入ってると思いました。
しかし、久しぶりに八木さんの演奏を聞いて、いや、これはすごいなあとあらためて思いました。生島店長が、八木さんの演奏に惚れこんでしまって、それが昂じて、このアルバム作ってしまったあ!のですねえ、、
実にいい話だ(笑)。さて、予約、予約しなくちゃ、、八木さん熊本来てくれないかなあ、、、