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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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なんとか、、

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また、いろいろと忙しくなってきたものだから、日記を書く時間と気力があんまりないのですよ。いろいろと書きたいことはあるのだけど、、

 

それにしても、このごろは、とても月がきれいですね。

 

あたしは、指揮者では、なんといってもチェリビダッケが一番好きなのだけど、、

96年、彼が亡くなった後、放送音源から作られたCDがど~んとリリースされたのでした。チェリは、録音をにくんでいた人だったから、生前はCDとかレコードとか正規で発売されることは、ほとんどなかったのだけど、無くなった途端にほんとにど~んとEMIとかグラモフォンからボックスセットが何箱も出ましたので、ファンとしては、買いましたよ(笑)。

 

その中でも、よ~く聞いたのが、チェリがフランスの作品をやったもの、、

これ、、

 

この盤のいっとうはじめに、フランス近代の作曲家ダリウス・ミヨーの「マリンバとヴィブラフォンのための協奏曲」っていうのがあるのだけれども、、大変にしっとり抒情的で、大好きな曲。

買った当時は、ようく聞いたものでした。

 

特に2楽章。ヴィブラフォンの独特の芯はあるけどまろやかな音が、オケの音といっしょにゆったりたゆたって、実にうつくしい。

 

あたしは、この楽章を聞くと、いつも明るい月夜の景色を想い出す。

 

中高生のころ、月夜になると、月面観測とかいって、望遠鏡を庭に持ち出しては、月のあばたを見たものでした。

 

アイピースから、目をはなして、ふと回りの景色を見ると、いまみたく秋ならば、刈り取りを待つ稲穂の波が、月の乳白色のひかりの中に浮かびあがる光景が、なんとも幻想的で、こころをうたれたものでした。

 

そんな月夜の、ふしぎで幻想的な光景が、この楽章を聞くと浮かんでくるのですねえ、、、

 

折しも、このごろはスパームーンということで、月がいつもより、いっそう明るくひかる時期とのこと、、 

 

 

今朝も、オリオン座の上に、月がひかっていました。うつくしい、ただ、うつくしい、、、

ミヨーの音楽はみょ~に面白くて、うつくしい(だじゃれですね(笑))。

 

ミヨーのCDはけっこうあるけれど、この曲が一番好きだな、、、

 

月のひかりが夜を白く光らす夜に、この曲をきくと、ちょっと不思議な気持ちになります、、、

 

 

 

 


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