下の記事で書いたとおり、テレビ用のHDDレコーダーで、Mバードの番組をエアチェックして、好きな時間に聞いております。
で、あたしの一番のお気に入りの「オーディオ歴史館」を、火曜日の夕方、いっぱいやりながら聞きました、、
内容は(HPから):
11月3日/生島ワールド・後編
いきなりパラゴンで松田聖子! 生島青年が選んだ初めてのコンポでまず聴いたのは松田聖子だったそうだ。そのときの感動が忘れられず、オーディオ機器に湯水のようにお金を注ぐようになったとご本人。いい装置をきちんとセッティングすれば、笑顔の聖子ちゃんが浜辺の向こうからこっちへ走ってくるという「浜辺キラキラ理論」を生島氏は唱える。つづいてテクニクスSL-1200GAEとオーディオテクニカのカートリッジで聴く昭和歌謡。ノリにノッた生島氏はパラゴン導入秘話を語り、最新のアナログ盤ダイレクトカッティングへと話題は飛んだ。生島ワールド炸裂![再放送=10日]
かかった曲(HPから)
出演:牧野茂雄 | - | |
チェリーブラッサム | 松田聖子 | CBS/SONY07SH 911 |
なみだの季節 | キャンディーズ | CBS/SONYSOLB179 |
Ghana | 八木隆幸トリオ | Jazz Tokyo RecordsJTRC3-4 |
Ghana(テープ再生) | 八木隆幸トリオ | Jazz Tokyo RecordsJTRC3-4 |
Ghana | Donald Byrd | Blue Note4048 |
テレビ用のHDDレコーダーではあるけれども、音質は良好、生島さんのパラゴンの音が放送を介して十分に伝わりました。
今回の第一声は、なんと松田聖子さん! 聖子さんは、あたしと同い年でありますから、当時、松田聖子さんにはまった生島さんも、同い年からちょっと下ぐらいかしらん、、なつかし~な~。デビュー当時は、一重まぶただったのに、だんだんと二重になったことを覚えています(笑)。
最近はジャズも歌っているみたいですね、、あれからだいぶ時がすきたなあ、、
ああ、次はキャンディーズ、、、センターボーカルがあたしの好きなすーちゃん、、ああ、しかもパラゴンで再生だから、、く~ったまらん。
本当に、彼女の早世が悔やまれます。そういえば、この間、BSをつけたら、「ちゅらさん」の再放送をやってて、す~ちゃんがお母さん役をやってらしたのだけど、当時まだ40代、、キャンディーズ時代よりぐっと美しくなられた姿にしばしみとれましたが、、
牧野先輩は、みきちゃんが好きだったということだけど、生島さんは、だれがお気に入りだったのだろうか、、
生島さんは、アイドル歌謡にだいぶ入れ込まれたみたいで、LPとかも相当持っていられるみたい。
あたしは、アイドル歌謡って、もっぱらテレビで見てたぐらいで、レコードはもっぱら洋楽を買ってたなあ、、ビートルズ、ウィングスとか、
中学校の頃から英語かぶれだったから、和ものにはほとんど興味がなかった。だから、逆に「歴史館」とかで、今、昔のアイドルの曲を流してくれると、なつかし~と思うし、、、年季のはいったオディオ耳で聞くので、演奏うまいなあ~とか、こんなに複雑なアレンジしてあるんだ~とか、発見が多数(笑)。
でも、やっぱり牧野先輩や生島さんが住んでいる東京と地方の、当時の情報量というか生活水準の差というのは、圧倒的だったなあと、おふたりの当時の思い出話とか聞いてると感じます、、、70年代とか、当地はやはり文化的にも田舎だったのだなあ、、
次の曲は、おお! 八木さんの最新録音がかかります、、と思ってたら、爆睡しちゃった(大爆笑)。
ということで、このパートは、もう一回後で聞こう。でもね、心配はしていない。なぜなら、あたしは、この盤、すでにLPで注文しちゃったからなのでした! LPを待つ! 今月後半には
ディスクユニオンから届くはず!
最後は、ドナルドバード、、、これもなかなか良い音で聞かせてくれました。
生島さんのパラゴン。実は生島さんのお店の近くにあったジャズ喫茶で鳴っていたパラゴンだったとのこと。そこでの音はものすごく良く、それ以来、パラゴンは生島さん憧れのスピーカーになったとのこと。牧野先輩が「いつかはパラゴンですね」と合いの手、、
で、その喫茶店が閉店するとき、オーナーから譲り受けたのが、今、生島さんの愛器になったとのこと。
しかし、8畳ぐらいの、このせまいリスニングルームによくいれましたねえと、牧野先輩が感心している、、
パラゴンは、分解できるので、パーツごとに、なんとかぎりぎりで入れました、、、入らなかったら入口ドアを壊そうとまで思っていたと、生島さん、、
しかし、部屋に入れた直後は全く鳴らなかったとのこと。あの喫茶店では、あれほどよく鳴っていたのに、なるほど、このスピーカーは、きちんと鳴らしこまないといけないのだと理解して、それまで使っていたハイエンド機器を、オリジナルMC275をはじめとするビンテージマッキンとかに入れ替えて、音が落ち着いたとのこと、プリは、おなじくマッキンだけど、最近の玉アンプとのことでした。やっぱり玉じゃなくちゃダメでしたとのこと、、
パラゴンは、設計図を見れば、オーディオ的には、全く使えないもので、長岡先生とかが見たら卒倒するじゃないかな。だけど、出てくる音は、きちんと鳴らせば、素性の良いスピーカなので、他のスピーカーでは絶対に出せない音が出る、、そこが、パラゴンに魅かれる、最大の理由ですと、生島さんが熱く説明してくれた。
たしかに、今のB&Wなんかの高解像度、高SN比っていう感じの音とは対極の、、音がいい感じでブレンドされて、その中から音の核心が立ち上がってくるっていう様子の音に聞こえました。生島さんのパラゴン。でも、どの程度の音量で聞かれているのだろう、、それは、放送ではちょっとわからなかったなあ、
雑誌なんかで紹介されているパラゴンオーナーの記事を見ると、大音量再生されている向きも多くて、生島亭も大音量なのかなあ、、ある程度のボリュームを入れてあげないと鳴らないスピーカーなのでしょうか、、 こんどオーディオ道場のパラゴンを聞かせてもらおっと、、
メインソースはやはりアナログ、テクニクスとガラードを使われているようです。これを聞いてあたしもこのごろでたテクニクスのプレイヤーががぜんほしくなってきました(笑)。
2回にわたり、生島亭からパラゴン生中継。大変楽しく聞かせていただきました。
村井先生がご健在だったら、パラゴンネタで、さらに盛り上がったでしょうね、、
HDDレコーダーで毎日録音しているので、水曜日9時から村井先生の「これだオーディオ術!」の再放送も録音しておいた。
ひさしぶりに村井先生の声を聞きました。
ちょうど、江川先生の追悼特集の再放送。
もうお二人とも亡くなられたんだなあと思うと、、少し悲しくなりました。
オーディオは不思議なものです。再生する音源は、すべて過去のもの。
でも、オーディオで再生すると、あの時間がよみがえる、、
生島さんのパラゴンも、あたしらがすでに失った時間を、取り戻してくれました、、 すばらしい、、、