先週末、午後時間が空いたので実家に行って、ひらかわパラゴンを鳴らしてみました。
最近、このなんちゃってパラゴンの音が良くなってきたなあと感じていて、今日はどうかしらんと、鳴らしてみます。
寒かったので、この冬はじめてストーブに灯を入れて、部屋をあっためながら、何聞こうかな~と実家のCD棚をがさごそやってると、お~これだいぶ聞いてないなあ、ぢゃこれ回しみよ~と取り出したのが、これ。
サージョン・バルビローリが晩年ウィーンフィルと録れたブラームス交響曲全集。あたしのは、ずいぶん前買ったブリリエント盤。2千円ぐらいだったと思う。で、あたしが一番好きな4番を聞いてみます。
アンプは、いつものCECのプリメイン、ケンウッドのCDPにローテルのDACをオプチカルでかましています。ケーブルは、その辺にあった赤黒もの、SPケーブルは、ホームセンターで買ってきた電線5メートル。
では、聞いてみましょう、、
う~ん、、これはいいですね! 解像度とかスピードとか、そういう現代オディオで貴ばれる要素は、ほとんどないけれど、サー・ジョンの熱い熱く轟轟と大河のように流れ、歌う4番! 音楽が奔流となってパラゴンから放出されます。この盤、過去何回もうちのシステムで聞いたことがあるけれど、今回ひらかわパラゴンが鳴らすような音で鳴ったことはなかったなあ、、、68年の録音みたいだから、まだウィーンフィルも古き良き時代の美音をまだ残していて、美しくも迫力満点。すごい、、
聞いていると、サー・ジョンの音楽のグループが、ものすごく後ろノリだったいうことが分かってきました。あたしもベースを弾くので、演奏するとときは、アップテンポの曲であっても、意識して、ちょっと後ろノリで、音楽全体のグループ感をエンハンスできるようにしています。こうすると、音楽全体の深みというか、厚みというか、、重厚感が醸し出される、、サージョンは、もちろんクラッシックのオーケストラであるけれど、グルーブ感がすごい、、それが、今回、実家のひらかわパラゴンで聞いてはじめてわかった、、
そうしてもうひとつわかったのは、サー・ジョンが、うなりながら指揮していること、、つまりね、録音されていた彼のうなり声がはっきり聞き取れました、、サー・ジョンのこの録音が、実に圧倒的な名演であったことが分かりました。
解像度、スピード、分解能、そんな些末なことを置いておいて、ひたすらすごい音楽を聞かせてくれた、ひらかわパラゴンの音は、まさに「良い音」です、、、音楽性というよく言われますが、まさに、実家のひらかわパラゴンシステムは、音楽性の高い「良い音」で鳴りますねえ、、ううむ、しかしなぜこんなによくなったのだろうか、、
多分、ローテルのDACのちからがあるだと思います。このDACは、もう14、5年も前、オーディオ道場から譲ってもらったもので、コンデンサーとかをOSコンとかに相当数交換したものだとのこと。実は、このDAC、昔のものだけど、すこぶる音が良く、今回、ひらかわパラゴンの音が飛躍的によくなったのは、このDACの力大きいかもしれません。
うちの、ひらかわパラゴン、、間違いなく「いい音」です(笑)。
しかし、ほんもののパラゴンの音はもっとすごいのだろうなあ、、