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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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年度末、、、

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年度末は、いろいろとばたばた、、、いろんなことが起こったり、変わったり、特に、この3月は、いつになくどたばたが続いております。

 

さて、オディオについて、、過日書いたとおり、いよいよB&W805D3がうちのメインスピーカーに収まることになりそうであります。

 

このところ、毎日、夜、ほんとに短時間なのだけど、このスピーカーで音楽を聞いて、、全くあきることがない、、、日を重ねるごとに、音が澄み切って、実に美麗な響きを奏でています、、 

 

まあ、ほんとに外観は、奇天烈なちょんまげ姿ではあるのだけど、その音は、これまで使ったどのB&Wのスピカ―よりも、柔らかく、しなやかで、美麗かつ繊細、、、そして精緻・正確、、、前にも書いたように、あたしがはじめて気に入って導入したスピーカーがヤマハのNSー1000Mだったことから、あたしは基本的に、微細で精緻な音が聞こえる、基本的にモニター系のサウンドが好みだっていうことも今回あらためて分かった。

 

エレクタⅢを追い込んでいって、鳴った音はすこぶる良い音だった。けれども、ソナスの音が、B&Wほどあたしの琴線に触れなかったのは、やはり上の理由によるものなのかなあ、、、何が違うのか、、、ん~、、805D3の音は澄み切っている、クリスプ(Crisp)とでもいうのでしょうか、、やはり、ダイヤモンドツィターは、このスピカーならではの美点を与えているのは間違いないですね。

 

エレクタⅢでは、聞こえなかった、細かい音が、803D3では、よく聞き取れる。

実は、あたしにとっては、ここが結構大事で、、音と音のつながりというか、楽器と楽器の音の溶け合いというか、そういう、細かい部分が聞こえることが、とても重要なのでした。

 

 

そういう音をしっかり出してくるのが「モニターライク」と言うのだったら、D3は、まさしくモニターライクだと思う。だけど、このスピーカーは、その上に、「音楽性」が高いと言えばいいのか、例えばバッハのコーラルなんかを聞いていると、大昔のリヒター指揮の録音なのに、眼前に展開する、その音楽のリアルさに、演奏に引き込まれてしまうのです。

 

こういう、聞き手に積極的にはたらきかけてくるところは、エレクタⅢでは、少なくともあたし的には、感じられなかったということでしょうか、、

エレクタⅢのときは、さあ、週末音楽をたのしみましょうとう感じだったのだけど、D3になってからは、なにしろ毎晩、短時間でも聞かないと落ち着かない(笑)。

 

部屋の狭さを全く無視して、でかいスピーカーや高価な機器を入れて悦に入っていた頃の言わば「金銀財宝的オディオ」には、結局、いつかそれが「無理」であったということに気づいてむなしくなってしまうのだけど、今みたく、部屋サイズに応分の良いスピーカー、プリメインアンプ、CDプレイヤーでつくる、いわば、それを開ければ、無数の星屑のような宝石が輝かく「宝石箱」みたいなシステムが、自然・合理であり、しあわせだということなのだと思います。まあ、歳と経験を重ねたということもあるだろうけれど、、

 

さて、ちょっと前からバーンシュタインが1973年、ハーバードで行った連続講義「答えのない質問(unanswered question) ]を動画で見ているのだけど、これが実に面白い。当時、最先端だったチョムスキーの生成文法と音楽の構造を比較して、言葉同様、音楽は人類に共通の普遍的特性だと、モーッアルトやベートベン、ワーグナーなどの音楽をピアノを弾きながら、オケを指揮しながら、こまやかに講義していきます。

 

 

この講義の中で、バーンシュタインがモーッアルトの40番、、ベートベンの6番などを、上の見地で、言語構造に照らしながら、音楽の構造をピアノを弾きながら説明していくのだけど、これが実に面白い! ひとつの「音」が、どのように構造化されて、まとまりとある意味をもつ「音楽」として表象されるか、、、

 

 

 

この講義を聞いた後、、さっそく、アバドがBPOを指揮したモーッアルト40番とベートベン6番のCDをD3で聞いたのだけど、今までとは、全く違ったスタンスで聞くことができて、とてもおもしろかった。

こんなふうに、ちょっと分析的に音楽を聞いていこうという、聞き手に積極性がある場合、積極的にリスナーに働きかけてくるD3は、大変に具合が良いと思います。

 

この講義は、すごく長くて、まだ半分も見終えてないけれども、繰り返し見ることで、音楽を聞くことがますます面白くなると思います。日本語のサブタイトルがついているものもあると思うので、ご興味のあるかたは動画で是非!

 

 

う~んなんだか支離滅裂かつ愚考気味ではあるが、D3を入れて、ちょっとあたしのオディオスタイルが変わったなあとも感じます。もちろん良い方向へ。

 

(つづきますね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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