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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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マーラー交響曲7番「夜の歌」

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トリスタンをやっと聞き終えたので、しばらくワーグナー漬けみたいな感じになるかしらんと思ったら、なぜか知らんけれど、この2、3日、マーラーの交響曲7番「夜の歌」の4楽章。しずかにいろんな楽器が、虫の声とか星の声とか夜の様子とか、そんな夜の情景を奏でる楽章なのだけど、なぜか、この楽章がヘビロテで頭の中で鳴っている。なにかこ~、いいんですよね。この楽章、ちょっと物悲しくて、なにかこ~、わびさびがあるというか、、、

じつは、マーラーの交響曲では7番が一番好きだったりするのでした、、、

 

マーラーの交響曲と言ったら、あたしは、あんまり積極的に聞かないくせに結構持っている。

 

バーンスタィンの新録のほとんど、、全集ボックスはベルティーニ、シャイー、ラトル、。選集だとテンシュテット、アバド。そしてカラヤンが録音したもの全て、、ブーレーズやインバルのいくつか、その他いろいろ。お~こうやって数えてみると結構あるある、、、あるではないか。こんなにあるけれど、ほとんど聞いてなかったりして(大爆笑)。

 

もともとマーラーの交響曲っていうのは、あたしのオディオ歴から見ても、こんなに再生の難しいソースはありません。なにしろ、PPPからFFへのダイナミックレンジがものすごくひろいし、もともとオケは超大編成だったり、あるいは声楽隊もついていたりして、うちでは、マーラーのCDで、うまく鳴ったものがほどんどなかったです。

 

唯一例外は、インバルの7番、、DENONのワンポイントマイク録音ということで、リリース当時、超優秀録音盤としても有名だったもの。これだけは、JBL S5500でも、その後の一連のソナスのスピーカーでも、きれい鳴りましたね。

 

さて、あんまりヘビロテで、上の楽章が頭の中で鳴るものだから、昨日はラトルがCBSOと録音した全集ボックスから7番をひっぱりだしてきいて、うちのシステムで聞きました。全部聞けないから、4楽章「夜の歌」。

 

ひさしぶりに聞いて、思ったのは、「うわ~録音わりなあ」ということ。もうモコモコで、細部がつぶれてしまった、良く聞き取れない。ひえええっ、こんなに音質悪かったけ、、前に聞いたのは、EARのアンプとFALのスピーカーだったけれど、今の音よりはずっと良かった気がするが、、いや、もしかすると805D3が出している音がほんとの音質で、過去のシステムで鳴った音は、相当修正されたいたのかもしれません、、後でヘッドフォンで聞いて確かめてみましょう。

 

でも、演奏は、やっぱり良いですね。91年のライブ録音ということだけど、流れがよくて、細部にもこだわって、音楽の流れと構造が相まって、しかもライブのドライブ感があって、悪くないです、、、

 

ということで、頭の中で流れる音楽を、この盤で一致させて、終楽章まで聞きました。

 

さて、次の私的プロジェクトは、何にするか、、コメントをいただいた、ワーグナーの「指輪」でしょうか、、

 

これだと、週末入れて、毎日すこしづつ聞いても、2、3週間かかるかも、でも、いつかはしっかり聞いておきたい作品ですものね、、、

 

そ~言えば、7番で思い出した。

亡くなったおふくろが病気で大手術をしたとき、東京から病院にかけつけて、

10時間かかって、なんとか無事終わって、ホテルの部屋で聞いたのが7番だった、、、

CDウォークマンで聞きながら、、、しらないうちに寝ていたのだった。あれは、アバドの7番だったな、、、


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