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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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やってるやってる! 

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仕事がえらく忙しくなるかと思ったら、当地もコロナ感染が拡大してきて、会議とかがキャンセルになって、結局、それほど忙しくなくなりました。でも、まあいろいろ整理ができてよかったのでした。

 

さて、ひ~いそがし~とか言いながらも、夜は一杯やって、いい気分で、現行システムのいい音で(あたし好みの音っていうことだよ)、リスニングバディの犬と一緒にソファに寝そべって、2時間ほど音楽を聞くのが目下最大の楽しみなのであります。つまり、オディオやってる!やってる!なのであります。

 

1月にB&W805D3を入れて、先月からアンプをマランツのPM-10にして、その相性が実にあたし的には、良いものだから、相変わらず、このラインでSAー10でディスクを聞いたりしているのです。そうして、エージングの効果なのか、音の様子がずいぶん変わってきたものだから、それもとてもおもしろい、、、

 

PM-10とつないだ当初は、確かに良い音だったのだけど、どこか粉っぽいというか、海外の批評にもあった、ときおり「筋肉質」ぽい音が感じられるときもあったのだけど、鳴らしているうちに、音調が少しづつ変わってきました。

 

今は、そのようなちょっと粉っぽいところは、全くなくなって、反対に独特の色と艶というか、なめらかになって、いや、これはよかバイ!なのであります(笑)。スピーカー側のエージングも効いたのか、低中音もぐんと厚みが増え、さらには、許容量も増したというのか、フルオケのFFで、相当な音量になっても、ふわ~っと伸びて、阿鼻叫喚にならない。スピーカーのサイズが、部屋の大きさとバランスしているのだと思うけれど、なにしろ自然に音が拡散されて、これも、またよかバイ!なのであります(笑)。

 

これまでいろいろなスピーカーやアンプを使ってきたけれど、今のセットみたく、音のほとんどど受け入れることができるっていうのは、あたしの長いオディオライフでも、あったかなかったか、、ともかく、いろんなジャンルのディスクをかけても、その音に不満をあんまり覚えないのですね。

 

なんだろう、、音全体のバランス、高域の伸び具合、絶妙な響、高い解像度、、しかし音楽を楽しませる懐の広さ、、長時間聞いても疲れないナチュナルな音調、、、ちょっとあまりにもきれいで人工的かなあと一瞬思うけれども、音楽を聞けば、そんなことは忘れてしまいますね。

 

ソナスのエレクタⅢとアキュのE-800の音は、今の音よりもむしろ有機的というか、オーガニックというか、自然の木でつくり上げた、ナチュラルな肌さわりのする音調で音楽が鳴った。このセットで鳴らしたマリアシュナイダーのCD「ウィンターモーニングウォーク」のリアルな音に、今でも耳の奥に残っているほど。

 

B&W803D3とPMー10の音は、そういうオーガニックな感じとは、ちょっと違って、最新の素材で作った、モダンな艶光のする隅々まで設計された美しい構築物という感じがする。でも、これはこれで、ちっとも悪くないのですね。

 

で、昨晩は、このディスクを聞いた。

 

 

チックコリアの作曲の小編成オケ伴奏付のピアノ協奏曲。

なんと、クラッシックの老舗グラモフォンからのリリースで、音質もホールトーンたっぷりのクラシックに近い録音。この作品を、うちの今のシステムは、実に自然に、しかしながら、隅々まで美しく構築された音で鳴らしてくれた。いっぱいやりながら、聞いているうちに、いい気持ちなって爆睡、、

 

目が覚めたところで、この盤をひさしぶりに聞いた。

 

アバドが音楽監督をつとめていたLSOと入れたラベルの管弦楽曲集。

この盤が、以前とはまるで違う音調になりました。ちょっと人工的で、徹底的に織り込まれたラベルの音楽が、今のうちの人工美の極致的音のシステムの音調とよくあって、シルクみたいな音調で出てくるものだから、またいい気分なって爆睡、、、

 

いや、こ~いのは、悪くない、全く悪くない、、

 

 

 

 

 

 

 


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